DAIWAリールの特徴は?『イグジスト&プレッソ&フリームス』をエリアトラウトでインプレまとめ!

ルアーマガジン本誌の名物企画が越本登場。同一メーカーの同一用途のタックルを3つの価格帯で比較する「3Gインプレッション」豪華2本立てで、エリアトラウト用スピニングリールを2大メーカーからそれぞれピックアップ! DAIWA編の『イグジスト&プレッソ&フリームス』インプレ総括まとめをお届け!

●文:ルアマガプラス編集部

2024 新製品情報

スピニングリール3機種の個別インプレはこちら

『イグジスト LT2000S-P(DAIWA)』をエリアトラウトでインプレしてみた

『プレッソ LT2000SS-P(DAIWA)』をエリアトラウトでインプレしてみた

『フリームス FC LT2000S(DAIWA)』をエリアトラウトでインプレしてみた

ユーザー目線の専用機の存在は大きい

駒崎「盤石の布陣。上から下までホントにそつがないなと」

ニンジャ「使い心地とかは値段順に上がっていくはずなんですけど、どれを摘まんでもいい感じに使えちゃう。アングラーのレベルに合わせて価格もチョイスしちゃっていいのかなというのがありましたね。個人的にはプレッソ。たぶん僕がエリアを始めた頃ならわからなかったと思うんですけど、ある程度やってきて、自分なりの好みがでてくると、やっぱりこのリールがいいなというのはあるんですよね」

専用機という意味でも存在価値が高いプレッソ。こうしたラインナップがあるのがDAIWAのらしさでもあり強みでもある。

駒崎「前提としてリールっていうのは強く言うと安かろう悪かろう、値段相応になるのは間違いないんです。でも、DAIWAのフットワークの軽さというか、ちゃんとシリーズごとに特色を出してくれているので、必ずしも『じゃあそういう言い方されるとイグジストを買うしかないんでしょ』とならないようにしているのが素晴らしいところ。ミドルクラスでも特化型を用意してくれたりとかアングラーに優しい。それに対するプロモーションもしてくれているので、釣り人が迷わずに安心して手に取れるし、買った先の自分をイメージした状態で買えるラインナップを揃えてくれているのがさすがDAIWAですね」

――駒崎さんが使ってみて印象的だった機種はありますか?

駒崎「機能的にはやっぱりプレッソになりますけど、あえてフォーカスするならフリームスかな。実売12,000円台でこのクオリティはすごいですよ」

ニンジャ「ある程度やりこんでいる人は読み物として読むかもしれませんけど、バイヤーズガイドとしてリールってなに? っていう初心者が読むのであれば、フリームスは間違いない1台目ですよね。いじればもっとよくなるってのはある、ハンドルの長さを変えてとか、オイルグリスを変えるとか」

駒崎「何タックルも揃えるエリアトラウトの性質を考えるとお店的におすすめできるのはルビアスですね。コスト的にも手が出しやすい中で必要最低限以上の物が詰まってますから」

ニンジャ「長く続けるのであればそうなりますよね。エリアトラウトの場合、リアルに、リールで釣果が変わるので。長く使えるし、先行投資としては高くないと思います」

駒崎「それを体感できるのがルビアスから上ですよ。そこから先の扉もありますが、最初の扉かな。あくまでフリームスは最低限」

ニンジャ「良い意味でね(笑)」

センドウ「デザイン的にはDAIWAのハンドルは秀逸です。それだけでも買い」

駒崎「実売12,000円台でフリームスのクオリティはすごいですよ」

――DAIWAならではの特徴は?

ニンジャ「シマノとの比較になりますけど、巻きが軽め。いまでこそシマノも軽くなりましたけど」

駒崎「堅牢さよりは自重の軽さ、それに付随するハンドルの巻きの軽さが特徴ですね。それが価格差によって開きがあると」

ニンジャ「僕はATD推しですね。今回触ったのには全部入ってて、構造は違ったりしますけど、もっと下のクラスにも入ってます」

駒崎「上位下位に限らずドラグの性能は著しく高いのがDAIWAです。ドラグは疑わなくていい。(ラインを)ひと番手細くできますよね。感度も上がるので」

――単純に見た目とかは?

ニンジャ「イグジストは飛びぬけてますが、やっぱりプレッソかな。それとデザイン的にも機能的にもDAIWAのハンドルは秀逸。下位機種まで軽い。それだけでも買いです」

駒崎「値段なりではないですよね」

ニンジャ「払った金額分の満足感は得られると思います」

もっとCHECK『ルビアス FC LT2000S』

超高性能をそのままに繊細化

オリジナルからのさらなる軽量化をキーに設計されたFC(フィネスカスタム)シリーズがエリアトラウトにはベストマッチ。ハンドルのアルミ化など、軽さが感度をサポートする。

項目スペック
自重150g
ギア比5.1
巻き取り長さ67cm/ハンドル1回転
最大ドラグ力5.0kg
標準糸巻き量3lb・150m(ナイロン)、0.4号・200m(PE)
ボール/ローラーベアリング数9/1
価格41,400円(税別)

チューンのベースとしても最適

ニンジャ「長く使える安心感。買って満足出来る高級感。マグシールドが入ると巻きが若干重くなるんですがネガティブさは無い。軽い中にもしっとりさのある巻き心地ですね。ノーマルでも十分な資質ですが、チューンのベース機としても期待大。トーナメンターでも愛用者は多いです」

使えば強力な武器になる

駒崎「高級感よりは実用的な機能美。回転はフリームスやカルディアよりもワンランク上ですね。デジ巻きみたいなテクニカルな使い方もできるので、お財布さえ許すのであれば最初の1台にしてほしいし、全タックル揃えるにも現実的な値段で、コスパしかないですね」

もっとCHECK『カルディア FC LT2000S-H』

新素材を身に着けた高感度汎用機

フリームスと同様、ザイオンV素材による強く軽いボディが高い感度と直結。タフデジギア、ATD、LC-ABSなど、使い手に快適さを提供する基本性能が詰め込まれている。

項目スペック
自重175g
ギア比5.8
巻き取り長さ76cm/ハンドル1回転
最大ドラグ力5.0kg
標準糸巻き量3lb・150m、0.4号・200m(PE)
ボール/ローラーベアリング数6/1
価格24,100円(税別)

吊るしでも戦える基本性能

ニンジャ「黒基調でスパルタンな見た目が印象的。ここからステップアップもできるし、大事に使えば10年くらいは持ちそうなシッカリ感もある。吊るしのままで大会なんかに出てもそこそこ使えますね。ただエリアトラウトでの使用となると、ハイギアよりはノーマルギアの方が使える場面は多いとは思います」

ステップアップを感じたいなら

駒崎「黒にゴールドで上質。パッと渡されたら値段は分からないですよね。ハイギアにしては巻きの初動は軽くて1段上の巻き心地。水中はイメージしやすいです。密巻きなので飛びやすい。フリームスクラスから買い替えると、釣りがうまくなった感が得られる性能ですね」

『ルアーマガジン・マス王4』発売情報

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