O.S.Pの人気ストレートワームシリーズの最長モデルである9inに高浮力モデルが登場。発売時期である6月上旬から同ルアーが持つ「魔力」が発揮されるとのこと!どのようなシチュエーションでどのように使っていけばいいのか、リザーバーの達人・山岡計文さんに伺った。
●文:ルアマガプラス編集部
解説していただくのは国内屈指のリザーバーマスター!山岡さん!!
山岡計文(やまおか かずふみ)
奈良県下北山村出身・在住で、七色ダムと池原ダムはまさに地元。ローカルトーナメントで圧倒的な強さを誇り、JBトップ50など全国のフィールドでもその実力を発揮。ミドストパターンの名手としても知られている。
使い始めてすぐにロクマルが釣れたドラクロ9高浮力の「魔力」
近年流行の兆しを見せているロングストレートワーム。もちろん山岡さんもよく使うジャンルだ。
山岡「ロングストレートは、その長さ分ナチュラルに動いてくれるんで、バスが違和感なく口を使ってくれる気がします。やはりいいサイズを選んで釣ることができて、なぜか釣れてしまう、魔力のあるルアーですよね。池原や七色では昔から使われていたジャンルです」
ドライブクローラー9inの高浮力モデルも、その「魔力」を秘めたルアーに仕上がっている。
ドライブクローラー9in 高浮力モデル(O.S.P)
【スペック】
- 全長:9in
- 入数:5
- カラー:5色
- 価格:858円
山岡「ドライブクローラー9inの高浮力モデルは、こないだ撮影で初めて使ったんですが、ちょっと厳しいタイミングだったもののいきなりロクマルが釣れて。オーバーハングの中に入れてピクピクして誘ったらボンと出た感じです。ブラインドでアプローチして、1mくらい引っ張ってきたら食いました。ミスバイトが続いた後のバイトで、絶対にミスができない状況だったんでキャッチしたときは久しぶりにシビれましたね」
ノーシンカーワッキーでシェードに滑り込ませる!
では、ドライブクローラー9inの高浮力モデルは、どのようなリグで使ったらいいのでしょうか?
山岡「使うのは基本的にはノーシンカーワッキーで、動かし方は水面でのピクピク。見えている魚に投げてもいいし、ブラインドでどんどん投げていってもいい。ルアーパワーがあるのでサーチベイト的に使えます」
山岡「使用するフックはマスバリの#1。ワームのハチマキの真ん中か後ろ寄りにセットするといいですよ。ワームにはシリコンチューブをセットして、そこにフックを付けましょう。シリコンチューブがないと、ワームの自重でキャストで切れてしまうこともありますので。ただ、ノーマルのモデルよりは素材が強い感じがするので、ワームの持ちはいい気がしますね」
ワームにボリュームがあるので、タックルは強めのものをチョイス!
山岡「タックルはパワーフィネス系のスピニングに、PEライン1〜1.5号、リーダー12lbくらいが使いやいと思います。ちなみに、スキッピングがめちゃくちゃしやすいですよ。スキッピングで水面ギリギリまで生えたオーバーハングの下に滑り込ませていくのが、かなり快適にできます。これからどんどん気温が上がって、シェードにバスが着くようになってくると思うので、オーバーハング攻略にぜひ使ってみてください」
ワームは大きいが繊細に動かすことが可能 !
細かいアクションで、移動距離を抑えながらピクピクアクションができるのがドライブクローラー9in高浮力モデルの特徴。
山岡「使ってみて思ったのが、ルアーが浮いている分、アクションを細かくつけることができて、繊細に誘うことができるように思いました。ピクッと動かして止める、ちょっと動かして止める、という動作がやりやすいですよ。これは普通のモデルだとなかなかやりにくいんです。ルアーが浮いているからか、ついばんで終わったりショートバイトも多いので、しっかり食い込ませてからフッキングするようにしましょう」
――ノーシンカーワッキーのピクピク以外に、沈めて使うこともできるのですか?
山岡「同じようなアピール力で、ちょっと沈めたいなというときはネコリグやジグヘッドワッキーで使ってもいいと思います。ネコリグだと尻上がりになるので、それが効くシチュエーションもあるはず。ジグヘッドは軽めで、0.9〜1.3gくらいがいいんじゃないでしょうか。通常モデルはボトムでワームが完全に寝てしまいますが、高浮力はボトムでもワームが浮いてくれるんで、それが強みですね。浮かせたいか沈ませたいか、ボトムで寝かせたいか少し浮かせたいかで、ノーマルと高浮力を使い分けていきましょう」
ドライブローラー9in高浮力モデルは6月上旬頃発売予定!アフターから回復し、バスも活発に動く時期なので高浮力を活かしたアプローチで是非ビッグワンを狙って欲しい!
山岡さんが60アップ捕獲した動画も要チェックです!他O.S.Pストレートワームの使い分けも解説してます!
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