春のボウズ逃れはコレで決まり! 表層トゥイッチからボトムジャークまで対応するひと口サイズ『スピンナッツ50』(O.S.P) 

O.S.Pからボトムジャーク専用のコンパクトなソフトベイト『スピンナッツ50』が登場。ディープに沈み込ませて使うのはもちろん、カバーを撃ったり、表層でトゥイッチさせても釣れるというのが、このスピンナッツ50のすごいところだ。 

●文:ルアマガプラス編集部

2024 新製品情報

ボトムジャークに特化した小粒のボディの『スピンナッツ』

スピンナッツ50(O.S.P)

【スペック】

  • 全長:50mm
  • 自重:約4g
  • カラー:10色
  • 入数:8本
  • 価格:858円(税込み) 

O.S.PのNEWアイテムのスピンナッツ。このワームの解説を解説してくれるのは霞水系をホームとするJBトップ50プロ・加藤栄樹さんだ。 

加藤栄樹 (かとう・えいじゅ)
2000年生まれ。茨城県在住。オカッパリとボートの両方からホームの霞ヶ浦水系を攻略する。JBトップ50に参戦し、今後の活躍が期待される若きホープ。 

加藤「スピンナッツはプロトの段階からいろいろ試していて、ホームの霞ヶ浦水系だけでなく、先日のJBトップ50の七色ダム戦でも使用しました。試合でもウェイインした魚をスピンナッツで釣っていますよ。

このルアーのコンセプトは、ノーシンカーでのボトムジャークに特化したというもの。サイズが50mmと小さめ。ハイプレッシャーなフィールドでテストしてきましたし、他にはないサイジングを目指してこの大きさになったんだと思います」

スピンナッツはJBトップ50の七色ダム戦でも活躍。 

加藤「小粒ですが自重はそれなりにあるので、キャスタビリティや操作感は高いですよ。でも、素材はいろいろ試した結果、柔らか過ぎずある程度張りを持たせていたり、スピンナッツならではの配合になっています。ヘッド形状が、フックのアイが隠れるようにデザインされています。全体的に違和感のないシルエットになりますし、ボトムジャークしたときにも根掛りが抑えられています。カバーを直接攻める場合でも、アシなどに引っかかりにくくなっていますよ」 

フックアイを隠すことができるヘッド形状。

ラインまで沈み込ませてじっくり誘うのがコツ 

まずはスピンナッツのオーソドックスな使い方から解説していただこう。ボトムジャークで使う場合、どのように攻めていったらいいのだろうか。 

加藤「ボートでのボトムジャークの釣りは、ダムでも琵琶湖でもフィールドを選ばずいろいろなシチュエーションで釣れる釣りです。水深は6〜8mほどの場所。エリア的には、フラットやハンプのボトムが土系の場所で使うのが好きですね。ジャークしたときにボトムの砂埃をあげてくれるルアーなので、その特徴を生かしたエリア選択です。ボトムに沈めて使う場合、タックルはベイトでML〜Mパワーで、ラインはフロロの12lb。太くしてラインの重さで沈めていくんです。ノーシンカーリグでフックは#1/0を使用します」 

加藤「フルキャストしたら、まずは2〜3分待ちます。ルアーが着底して、ラインもしっかり沈み込むまで待つんです。ロッドティップからラインが真下に沈み込むまで待ちましょう。そして、ジャーク開始。ワームが小さいので、ジャークはかなり軽めでOK。チョンチョンとトゥイッチする感じです。チョンチョンと動かしたら6〜8秒ステイ。この繰り返しですね。時間がかかる釣りですが、集魚力が結構高く、魚探で見ると後ろについてきているのが見えたりしますよ。なので、バスが常に見ていると思いながら集中力しながら釣っていってください」 

バイトはどのように出る? 

加藤「ラインが横に走ったり、手前に走ったり、ジャーク時に止まったり、いろいろなバイトの出方があります。フッキングはラインスラックをしっかりとって、大きいストロークでスイープにフッキングしてください。スピンナッツは小粒なのでフッキング率は高いですよ」 

サイズを選ばず、とにかくバイトが多いのがこの釣り。 

カバー撃ち、そして表層トゥイッチもめちゃくちゃ釣れる! 

加藤さんはこれをオカッパリでもよく使用しているという。 

加藤「はい。霞ヶ浦などで普通にライトカバーを撃っていってもよく釣れますよ。小粒な高比重ワームのようなイメージですね。シンプルなデザインなのでカバーのスリ抜けもいいし、素材的にも柔らか過ぎないのでカバー撃ちがしやすいんです。オカッパリ時はベイトフィネス系のタックルで、ラインはフロロの8〜10lbを使います。ひと口サイズなんで、バスのサイズを選ばず本当によく釣れますよ。岸のライトカバーを撃っていって、ちょっと沖の杭とかハンプとかを狙いたい場合もそのまま狙うことができる。カバー撃ちもボトムジャークもそのままできるので、結構便利なんですよ」 

あとは、沈めずに表層を狙うパターンもあるとか。 

スピンナッツはダムやリザーバーだけではなく、マッディシャロー系でも威力を発揮する。 

加藤「霞ヶ浦では春にエビボイルというパターンがあるのですが、それにも対応します。あとは、霞ヶ浦水系に限らず、房総リザーバーとか、場所を選ばずこの時期に小さいものを表層で食っているときに活躍します。春からアフターにかけて強い釣りですね。使うのはスピニングタックルで、ラインはPE0.8〜1号にリーダー8〜10lbくらいを使います。

カバー際などボイルしそうな場所にスキッピングでアプローチして、表層を高速トゥイッチしながら引いてくる。フローティングのエラストマー素材では、追ってきても食わなかったりするのですが、スピンナッツならチェイスしてきたバスをフォールで食わせることができる。表層でボンと出ることもあるし、アクション後のフォールでも食わせられるのがスピンナッツなんです」 

スピンナッツは3サイズのシリーズ化を予定しており、今回加藤さんが紹介してくれたのは一番小さいサイズとなる50mm。4月末にかけて店頭に並び始めるとのことなので気になる方は是非GW前に釣具店でチェックしていただきたい!

また、現在サイズアップの65mm、80mmも鋭意開発中!こちらも発売まで既に秒読み段階とのことなので続報を期待しよう。

加藤さんのスピンナッツ50による新利根川実釣動画も絶賛公開中!

スピンナッツの詳細のアクションは下記動画をチェック!


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