【超ロコ厳選!】激戦区・湘南で鍛え抜かれた「実績抜群」サーフルアーとは!? 使い方からシチュエーションまで徹底解説!

様々なソルトルアーゲームがハイシーズンを迎える「秋」。特に晩秋から冬にかけて盛り上がりをみせるのが、サーフでのヒラメやマゴチを狙ったフラットフィッシュゲーム。今回はそんなサーフでも全国1位、2位を争う激戦区「湘南サーフ」を舞台に活動するDAIWAフィールドテスター・池田さんにこれからの時期に「絶対もっておきたい」ルアーを3つ教えていただきました!湘南エリアのような「遠浅サーフ」は全国的にも多いので役に立つことマチガイナシ!

●写真/文:池田雄一郎

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教えて頂くのは湘南サーフの「真紅の稲妻」池田さん!

池田雄一郎(いけだ・ゆういちろう)
神奈川県茅ヶ崎市在住。湘南のサーフエリアをホームグラウンドとするフラットフィッシュハンター。地元のみならず、茨城県、千葉県、静岡県など遠征釣行も積極的に行っている。ヒラメやマゴチのみならず、青物や根魚を狙ったサーフ、磯、防波堤からのライトショアジギングも得意分野。DAIWAフィールドテスター。

こんにちは!DAIWAフィールドテスターの池田雄一郎です。今回はルアマガプラスのミッチー高橋さんの隔月連載のピンチヒッターとして記事を書かせて頂くこととなりました!

お題は僕のホームでもあり、これからの晩秋~冬にかけてハイシーズンを迎える湘南サーフの「おすすめルアー3選」!

普段のミッチーさんの連載は、ホームである茨城エリアから、全国各地のサーフでの実釣模様やミッチーさんおすすめのアイテムをお伝えしているようですが…僕のホームであり全国屈指の激戦区である「湘南」エリアでの釣行記事はまだないようなので、今回はそんな湘南エリアで実績抜群な僕のおすすめのルアーとその使い方などを解説させて頂きます。

現在の湘南サーフの状況、晩秋にかけての展望

まず現在の湘南サーフですが、今年の夏は過去最高に暑く、それに伴って僕のホームである湘南エリアは20度台後半の水温が長く続きました。

例年だと夏場にもマゴチが釣れて楽しめるのですが、湘南サーフは遠浅が故に、水温も高くなりやすく今年はマゴチどころか青物すら入らず、死の海の様な状態でした。

なので僕は夏場は水深のある西湘サーフや静岡県の駿河湾に面したサーフなどで青物狙いをしたり、ロックフィッシュを釣ったりして夏場を過ごしました。

9月後半になってきてようやくイワシが入りだし、普段の夏時期の様にマゴチが釣れだしました。

10月に入るとと晩秋のメインベイトである「イシモチ」が回遊し、それと同時にヒラメ、マゴチ、シーバスなどが釣れだすのですが、10月に入っても状況は変わらず…。10月中旬以降になってやっと少しずつイシモチが入りだしました。

晩秋の湘南サーフのメインベイト「イシモチ」。

毎年イシモチが波打ち際にたくさん接岸してくると時間差でヒラメ、マゴチ、シーバスなども入ってきますが、この記事を丁度書いてる10月末になって段々とイシモチの数が増えてきて、それを捕食するヒラメ、マゴチ、シーバスの釣果情報もポツポツ出てきている状況です。

まだまだ遅れてはいますが、着実にハイシーズンへ向けて季節は進んでいるので、そんなこれからの湘南サーフに「最適」なDAIWAルアーをご紹介したいと思います!

晩秋湘南サーフおすすめルアー1「鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ/ヒラメタルZ TG」

ヒラメタルZは、巻いた時にボディが左右に大きくバタバタと揺れ動き、広範囲に強烈にアピール出来るルアーで、ランガン時にテンポよくサーチするにも適しているので、高活性の個体を手早くサーチしたい場面に有効なルアー。

僕が湘南サーフでメインに据えて使用するルアーになります。使い方はボトムから50cm前後を巻いてくるイメージ、ただ巻きでもバタバタとアクションするのでアピール力も非常に高いです。コツとしては、ストップ&ゴーのような巻きに強弱をつけるアクションが有効になります。

ウェイトも通常の鉛モデルでは32gと40g、タングステンモデルは30g、40gと計4種類あるので軽めな鉛の32gから手前をスローに探っていき、手前がダメならタングステンなどで沖目を探っていく。そしてタングステンで沖目を探った後は、必ず32gのモデルで再度丁寧に探って下さい。

理由としては、ウェイトの重いモデルで沖から探ると、どうしても速巻きになってしまうので、ルアーを追ってきた個体が喰いきれず、近くまで寄ってきてる可能性があるんです。そこに軽い32gでフォローする事で追ってきた個体をヒットに持ち込める事があるからです。

晩秋湘南サーフおすすめルアーその2「鮃狂(フラットジャンキー) ロデム」

フラットフィッシュの釣りでワームは絶対に欠かせないルアーです。このロデムは「ダックフィンテール」と言うテール形状になっているため、そのテールの波動で広範囲にアピール出来ます。

アピールだけでなく、ワームが故に喰わせ能力にも長けているので、高活性のフラットフィッシュを効率よく狙うのにもピッタリルアーとなります。

またテールの抵抗により、比較的スローに巻いても底を切れるので、ただ巻きも良いですし、ストップ&ゴーみたいに喰わせの間を作るアクションで基本的に使用してます。ヘッドに重さがあるので、頭からフォールし、ボトムに着くとテール部少し立つような姿勢になります。なのでボトムをトントンと探っていくような感じで砂煙を上げてアピールするアクションも有効です。

ヘッドのグラム数が14、18、21、28g、そしてタングステンは30gとラインナップも豊富なので、まず朝イチは軽めなヘッドで手前の駆け上がりを狙います。その後ミノーやジグ系などを使用し、反応がない場合に28gやタングステン30gの重めのモデルで再アプローチ、そして最終的に軽めなヘッドでフォローする事で追ってきた個体を狙います。

晩秋湘南サーフおすすめルアーその3「オーバードライブ95S レーザーインパクト」

今期発売したDAIWAの革新的反射機構を搭載した「オーバードライブ レーザーインパクト95S」
このルアーは3Dマルチ反射構造により「イワシ」等と同様の高輝度反射光を多方向に放つのでアピール力が高く、更にリトリーブスピードによってアクションが変化します。

スローリトリーブ時にはワイドテールスイングアクションで、リトリーブ速度を上げるとタイトなイレギュラーローリングアクションにシフトチェンジします。

さらにキャスト時の飛行姿勢も非常に良くて遠投性能に優れてるので、フラットフィッシュだけでなく青物など幅広い魚種に対応出来るルアーです。

使うシチュエーションとしては、アピール力が非常に高いので、高活性な魚が居そうな状況の時。シンキングペンシルながら水噛みが非常に良いので、ルアーの引き抵抗で海中の流れの変化も分かりやすく、今狙ってる場所の流れ方など海中の状況の把握がしやすい。なので狙うポイントが分かりにくい状況や潮が動いてるのかなどサーチ的に使用する事もあります。

使い方は活性が高い個体を狙う場合は、中層を意識して少し速巻きをしていきます。速巻きは、ポイントに入って最初にこのルアーを使用する時と、ランガン時に行います。何度か速巻きで探っても反応がない場合は、次にボトム付近をスローに探っていきます。

晩秋サーフに挑むアングラーに向けてのワンポイントアドバイス!

10月末になって晩秋のメインベイトであるイシモチがポツポツと入り出してきたので、今年は11月に入ってくると本格的なハイシーズンになってくると思います。

いつもイシモチが群れで入ってるエリアにおいてヒラメ、マゴチ、シーバスなどが釣れているので、毎年この時期のフィッシュイーターは、完全にイシモチに依存して追いかけている状況です。

イシモチがメインベイトのシーズンは、まず群れを見付けて、群れの下をイシモチに引っ掛からない様にリトリーブしてくる釣り方が非常に有効です。

ただ休日の朝マヅメは釣り人が多いので、群れがきても追いかける事が出来ません。なので休日の朝マヅメは自分の前をベイトが通った時の一瞬しかチャンスタイムがないので、必然的に釣れる確率が低くなります。

平日や夕マズメは釣り人が少ないので、イシモチの群れと一緒に移動が出来て、群れの進行先に斜めにキャストして群れの中を長く通したり、足が速いフィッシュイータに追われている可能性のある群れの後方を狙って撃ち続けたりと色々と試せるので、釣れる可能性がクッと上がります。

もし可能であれば、平日に休みをとったり、早起きして出勤前にサーフに立ち寄ったり…またいつもよりも早く仕事を終わらせて釣り場に向かえれば可能性をより広げることができます。

このイシモチパターンが終わり冬になると、今度はコノシロパターンへと移ります。基本的に釣り方は同じなので、今回紹介したルアーやメソッドはそのまま活かすことができますよ!

湘南サーフはもちろん、冬に向かうこれからがフラットフィッシュのハイシーズンとなりますので、これを参考に皆さんもチャレンジしてみて下さい。

池田さんによる湘南サーフ攻略法を知りたければ下記動画もチェック!


※本記事は”ルアーマガジンソルト”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。