《超大量》デプスルアー50種類を片っ端から生存確認、定番・廃盤にはどんな理由があったのか。

《廃盤》2004年 発売「サイレントキラー175」

《復活》2016年 発売「NEW サイレントキラー175」

5年の歳月を費やして完成させたデプス初のビッグベイト。発泡素材ボディだったが、2016年にABS樹脂で生まれ変わった。
「発泡の金型が劣化して、そろそろ作り直さないと… みたいなときに中空ABS化しました。というのも、発泡は比重が安定しなくて不良率が高かったんです」(奥村)

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《廃番》2005年 発売「デスアダーグラブ」

極厚テールが起こす強大な波動はでかバスによく効いた。
「グラビンバズでは唯一無二。めっちゃ復刻させたいんやけど…」(奥村)

《廃番》2005年 発売「デスアダーカーリー」

地味ながらスプリットショットやダウンショットでよく釣れ、愛好者も多かった。
「確かソルト用(他社とのコラボモデル)だけ残ってるんちゃうかな?」(奥村)

《廃盤》2006年 発売「ハイサイダー」

《復活》2023年 発売「NEW ハイサイダー172」

発泡樹脂素材の4連結ビッグベイト。リトリーブをやめて静止すると、ギラリと横を上に向けて浮く。これもいつしか廃番になったが、ABS化、形状もかなり変わって復刻… というかアップデートされた。
「売れなくなってリニューアルしたのではなく、より良くするためなんです」(奥村)

《廃番》2006年 発売「キラーコンパス」

他に類を見ない、横に泳ぐビッグベイト。
「釣れるんやけど、扱いがちょっと慣れるまでは難しかったのかもしれない。とんでもないところに泳いで行くからね」(奥村)

《廃番》2006年 発売「デスアダーホッグ」

デスアダーのボディをベースにした、強波動ホッグ。ボディのくびれとボリュームのあるツメがバサロアクションを生む。
「めっちゃ釣れたよ。でも営業から『もう売れないです』という理由で廃番にさせられました」(奥村)

《廃番》2007年 発売「ローファイ」

かつて在籍した千藤兄弟ブランドからの第1弾ルアー。I字系の源流のひとつともされる、極めて異端なルアー。
「あれも発泡素材なので大変やったね。一個一個フォールスピードを測ってテストしていた」(奥村)

《生存》2008年 発売「デスアダーグラブツインテール」

フラットボディにデスアダーグラブ譲りの肉厚ツインテールを持ったグラブ。ジグトレーラーでよく釣れた。
「フラットバックツインテールはど定番やったからね」(奥村)

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