巻きモノ上達アドバイス「握り方で巻きの釣りは変わる」「障害物に絡めて巻くと釣果は伸びる」「巻き以外のルアーは家に置いていきましょう!」

2024 新製品情報

巻き物上達ワンポイントアドバイス 吉田 撃(よしだ・げき)

ハイテンションなキャラで人気の、オカッパリを中心に活躍するプロアングラー。ビッグベイトやワイヤーベイトなどの釣りを得意とする。

「バズはラインスラックを意識して巻く!」

11月中旬くらい、水温14度を切るくらいまではトップの巻き物が効果的。なかでもバズベイトとデカ羽根モノはいい魚が獲れますよ。
バズベイトを巻くコツは、ロッドを高く構えてややラインスラックを作って巻くこと。糸のたるみを取りながら、バズが沈まない一定のスピードで巻いてくるんです。
あとは、バズベイトは遠投してなるべく長距離を引いてくる。
秋はバスが沖にもポジションニングしてるし、長い距離追ってきて食ってきてくれますからね。

キラーズバズ・バースト(ガンクラフト)
秋に効果的なトップのひとつがバズベイト。糸のたるみに注意しながら巻くと、バイト率はアップする。

巻き物上達ワンポイントアドバイス 水野浩聡(みずの・ひろあき)

数もサイズもよく釣れるコンパクトなデラシリーズをプロデュース。わかりやすい解説と確かなフィッシングセンスで各メディアで活躍。

「ボトムちょい上を綺麗に巻けるようになろう!」

TNバイブに絞った話をすると、まず着底させてから、たまにボトムに当たるくらいのスピード感で巻いてくる。
ボトムに当たりすぎるようならロッドを立てたりして根掛かりを回避しましょう。
あまりボトムに当たらないなら重いモデルにローテーションしていく。
ボトムをちゃんと攻めていくことで地形変化も把握できるようになるし、食わせどころもわかってきます。
ただ漠然と巻くだけではなく、1投1投集中しながら巻くことが、釣果を伸ばすコツですね。

TN60(ジャッカル)
バイブで釣るカギはレンジ感にあり。1投でボトムにたまにタッチできるモデル、巻きスピード、ロッド角度を見つけていくのだ。

巻き物上達ワンポイントアドバイス 松下雅幸(まつした・まさゆき)

本場アメリカの最高峰カテゴリーで戦い、バスマスタークラシックにも出場。マツラバ、マツバズなどのルアーをプロデュース。

「障害物に絡めて巻くと釣果は伸びる」

ただ何もないところで巻くだけでは釣れる確率は低いです。
ブッシュや立木、杭、岩、壁など、何かしらの物に当てたたり、物に沿わせて巻くということを意識すると、よりバスは釣れるようになります。
そういった意味では、水面も立派な追い込む壁です。
これからの時期、バズベイトが効果的になるのですが、これも壁やカバーを絡めて巻きましょう。
風が吹いて波立ってバズが引けなくなったら、スピナーベイトのガーグリングなどにローテーションしてみてください。

マツバズ(デプス)
巻き物は壁や障害物など何かに絡めて巻くと釣果はアップ。水面という壁を利用する場合はバズベイトがおすすめだ。マツバズは松下さん監修のこだわりモデル。