巻きモノ上達アドバイス「握り方で巻きの釣りは変わる」「障害物に絡めて巻くと釣果は伸びる」「巻き以外のルアーは家に置いていきましょう!」

2024 新製品情報

巻き物上達ワンポイントアドバイス 川島 勉(かわしま・つとむ)

亀山ダムで印象的な釣果を残してきたカリスマアングラー。ルアーブランドのBETOBETOを立ち上げ、第一弾のHOO155Fが好評だ。

「HOOはカバーにガンガン当てて巻いてください!」

HOO155Fで一番釣れるのは、やや速めに巻きながらカバーに当てていく釣り方です。
何もない中層を巻くのではなく、竹のレイダウンや立ち木、岩盤、橋脚など、いろいろなカバーに積極的に当てて巻くんです。
ルアーがカバーに当たって一瞬バランスを崩した瞬間や、カバーを超えたときなどにバイトが多い。
この釣りは、秋はもちろんオールシーズン通用します。冬でもデカいのが釣れますよ。
釣れたらすごく満足感の高い釣りなので、皆さんぜひ試してみてください。

HOO155F(BETOBETO)
ブッシュやレイダウンなど、とにかくカバーに当てていくことがHOO155Fで釣るコツ。根掛かり回避性能が高いので、カバーまわりでも軽快に探っていくことができる。

巻き物上達ワンポイントアドバイス 三原直之(みはら・なおゆき)

東条湖で培った独自のストロングスタイルでトップトーナメントで活躍。サイトフィッシングやビッグベイティングなどが彼の得意技。アパレルのNEW KABUKI BRANDを主宰。

「各ルアーの役割をよく理解して巻くべし!」

よく使われる巻き物はクランク、スピナベ、バイブレーション、チャターとありますが、それぞれの特徴と役割をしっかりと理解することが大事です。
クランクはレンジを刻みやすく、水押しが強いので濁りに強い。
スピナベはフラッシングアピールがあり、風や雨など荒天時に強い。
バイブレーションは遠投できて素早く広範囲を探れる。
チャターは50cmほどのシャローを効率よく探ることができる。
まずはこれらを理解して、状況に合わせてルアーをチョイスできるようになるのが上達の第一歩です。

ピラーニャ(イマカツ)

ジンクスミニスーパーブレード(イマカツ)

ピーナッツSR(DAIWA)
三原さんオススメの秋の巻き物3チョイス。実はピーナッツの大ファンらしい。「めちゃくちゃ釣れる超優秀なクランクベイトですよ!」

巻き物上達ワンポイントアドバイス 青木大介(あおき・だいすけ)

JBトップ50や陸王・艇王、本場アメリカ大会まで、常に戦うことをやめない生粋のトーナメンター。アグレッシブなフィネスやスピーディーな巻きも織り交ぜながらバスを追う。

「意識的に巻くことで釣りの再現性を上げる」

クランクにしろスピナベにしろ、何も考えずに巻いているだけではあまり釣れません。
巻きスピードや引いているレンジ(引きたいレンジ)、トレースコースをちゃんと意識しながらリトリーブすることが大事ですね。そうするとショートバイトがあったときに、次のキャストでも再現性を高く巻くことができます。
集中力を上げて意識的に巻いていくことで、他のルアーのほうがいいとか、ワームにしたほうがいいというアイデアも浮かんできますよ。あとは心が折れないで巻き続けることですね。

Dαスピナーベイト(ディスタイル)
レンジやトレースコース、速さなど、あらゆる要素を意識しながら巻くことで、釣りに再現性が加わっていく。