巻き物上達ワンポイントアドバイス 折金一樹(おりかね・かずき)
「秋にワームだけを投げるのは非効率的です」
巻き物が苦手っていうのは、ただ釣った数が少ないだけだと思います。圧倒的に投げ足りていないですね。
そもそも、ワームが万能だと思っているのなら、それは間違い。ワームにしかできないこともあるけど、巻き物にしかできないこともある。
僕の場合、秋は巻いている時間が8割で、残りがワームくらいの割合です。もしくは1日中巻いています。
別に忍耐強いとかそういうわけじゃなくて、そうしているのが一番釣れるからそうしているだけで。もし5日間巻き続けてバスが釣れなかったら、ガイドに来てください。また相談に乗りますので!
巻き物上達ワンポイントアドバイス 赤松 健(あかまつ・けん)
「巻き以外のルアーは家に置いていきましょう!」
これで釣りたいっていう巻き物を決めたら、もうそれしか投げない。普段よく釣っている得意なワームとか他のルアーは家に置いて、釣り場に持っていかないで逃げ場をなくしましょう。
上達しない人は、すぐ他のルアーに変えちゃうんです。いつもワームを投げている場所でも、とりあえず巻き物でやってみる。そうすると、いろいろ自分なりに工夫して技が生まれてくるはずなんですよ。
このルアーはこういう場所が得意で、こういう場所が苦手なんだとわかってきて、そのうちに1尾釣れて、2尾釣れてと、イメージが固まってくるはずです。そうなればもう自分の引き出しになっているはずですよ。
巻き物上達ワンポイントアドバイス 早野剛史(はやの・たけし)
「時間帯によって攻めるレンジを調節」
秋から晩秋以降の巻き物の話をすると、1日の時間帯で巻くレンジを変えていくことが重要かなと思います。
朝のうちは水温が上がりきらずボトム付近でじっとしている魚が多いのでボトムレンジを意識して引く。日が登って水温が上がってきたら、ボトムの50〜100cm上とかを引いてくるのが効率がいいと思います。
あとは、クランクベイトは先行深度が決まっていますが、飛距離やロッドの角度でいろいろ調節できるので、そのあたりも気にしながらレンジコントロールしていってください。
秋は午前・午後で魚のサスペンドレンジが変わる。これを意識するだけでも釣果はアップする。