巻きモノ上達アドバイス「握り方で巻きの釣りは変わる」「障害物に絡めて巻くと釣果は伸びる」「巻き以外のルアーは家に置いていきましょう!」

2024 新製品情報

巻き物上達ワンポイントアドバイス 折金一樹(おりかね・かずき)

関東フィールドの各フィールドを得意とするレンタルボートマスター。H-1グランプリでも好成績を残し、巻きの釣りは大得意。亀山ダムをメインにフィッシングガイドを営む。

「秋にワームだけを投げるのは非効率的です」

巻き物が苦手っていうのは、ただ釣った数が少ないだけだと思います。圧倒的に投げ足りていないですね。
そもそも、ワームが万能だと思っているのなら、それは間違い。ワームにしかできないこともあるけど、巻き物にしかできないこともある。
僕の場合、秋は巻いている時間が8割で、残りがワームくらいの割合です。もしくは1日中巻いています。
別に忍耐強いとかそういうわけじゃなくて、そうしているのが一番釣れるからそうしているだけで。もし5日間巻き続けてバスが釣れなかったら、ガイドに来てください。また相談に乗りますので!

折金さんは、ボートでもオカッパリでも秋は8割以上が巻きの釣り。それだけ秋は巻き物が適しているのだ。釣れてない人は巻き足りていない、1日中巻き続けるべし!

巻き物上達ワンポイントアドバイス 赤松 健(あかまつ・けん)

ロングロッドでフィールドを駆け回り、自分だけの魚を追い求める。師匠の村上晴彦さんとともに独自の世界観を貫くアングラー。

「巻き以外のルアーは家に置いていきましょう!」

これで釣りたいっていう巻き物を決めたら、もうそれしか投げない。普段よく釣っている得意なワームとか他のルアーは家に置いて、釣り場に持っていかないで逃げ場をなくしましょう。
上達しない人は、すぐ他のルアーに変えちゃうんです。いつもワームを投げている場所でも、とりあえず巻き物でやってみる。そうすると、いろいろ自分なりに工夫して技が生まれてくるはずなんですよ。
このルアーはこういう場所が得意で、こういう場所が苦手なんだとわかってきて、そのうちに1尾釣れて、2尾釣れてと、イメージが固まってくるはずです。そうなればもう自分の引き出しになっているはずですよ。

AKチャター&カタクチワームヤバクネ(一誠)
巻きで釣りたければそのルアー以外は置いていくべし。退路を絶って使い込めば、自ずと道は開ける。赤松さん秋のオススメルアーはAKチャターだ。

巻き物上達ワンポイントアドバイス 早野剛史(はやの・たけし)

JBトップ50に参戦し高い成績を納めてきている。霞ヶ浦・房総フィールドではガイド業も行なう。自身のブランド、TEXとライズエイトを手がける。

「時間帯によって攻めるレンジを調節」

秋から晩秋以降の巻き物の話をすると、1日の時間帯で巻くレンジを変えていくことが重要かなと思います。
朝のうちは水温が上がりきらずボトム付近でじっとしている魚が多いのでボトムレンジを意識して引く。日が登って水温が上がってきたら、ボトムの50〜100cm上とかを引いてくるのが効率がいいと思います。
あとは、クランクベイトは先行深度が決まっていますが、飛距離やロッドの角度でいろいろ調節できるので、そのあたりも気にしながらレンジコントロールしていってください。

秋は午前・午後で魚のサスペンドレンジが変わる。これを意識するだけでも釣果はアップする。

グリント2.0(TEX)
早野さんプロデュースの発砲ウレタン素材のクランクベイトだ。緩やかに潜行し、バスのバイトレンジを探りやすい。