9年に渡り多くのアングラーに支持されてきた『メタニウムDC』が、ついにフルモデルチェンジ。最新モデルはこれまで以上にバーサタイル性能を追求、あらゆるシチュエーションへ高次元に対応すべく、スプールからDCブレーキ、そして剛性の根幹をなすボディまで、すべてが既存レベルを超越して進化。そのいくばくかを覗いてみよう。
●文:ルアマガプラス編集部
メタニウムDC(シマノ)
【スペック】
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(Kg) | 自重(g) | スプール 径(mm)/幅(mm) | 糸巻量ナイロン(lb-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング数BB/ローラ― |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
70 | 6.2 | 5 | 175 | 34/19 | 12-100, 14-90, 16-80, 20-65 | 66 | 42 | 10/1 |
71 | 6.2 | 5 | 175 | 34/19 | 12-100, 14-90, 16-80, 20-65 | 66 | 42 | 10/1 |
70HG | 7.1 | 5 | 175 | 34/19 | 12-100, 14-90, 16-80, 20-65 | 76 | 42 | 10/1 |
71HG | 7.1 | 5 | 175 | 34/19 | 12-100, 14-90, 16-80, 20-65 | 76 | 42 | 10/1 |
70XG | 8.1 | 5 | 180 | 34/19 | 12-100, 14-90, 16-80, 20-65 | 86 | 45 | 10/1 |
71XG | 8.1 | 5 | 180 | 34/19 | 12-100, 14-90, 16-80, 20-65 | 86 | 45 | 10/1 |
まずは軽量化を促進して素早く立ち上がり、圧倒的な飛距離を追求する「MGLスプール3」。遠投のみならず低弾性のショートキャストも決まりやすいように、スプール径は34mmに設定してよりバーサタイルな仕上がりに。また、軽量から重量級まで、さまざまなルアーウェイトにも対応できるオールラウンドな味付けとなっている。
MGLスプール3の搭載に合わせて、DC内のファームウェアを一新したNEW I-DC5ブレーキを採用。これは23アンタレスDC MDのDCブレーキと同等の制御能力を持つもので、ライントラブルを抑制しつつ、さらなる飛距離アップを目指すものだ。そして、モードダイヤルとブレーキダイヤルはサイドプレート外側から調整可能となり、瞬時にブレーキセッティングを変えることもできるようになった。
さらに、DC搭載リールとしては初採用となるのが、高剛性のコアソリッドボディ。これまでは別パーツだったメインフレームとレベルワインダープロテクターを、メタル素材で一体形成することによりボディ剛性が大幅に向上。大型魚との強引なやりとりでもたわみを抑えると同時にパワーロスも防ぎ、本来の性能を十二分に発揮することができる。
ギア比は6.2のノーマル、7.1のハイギア、そして8.1のエクストラハイギアの3タイプが用意されているので、好みや魚種に合わせて使い分ければ、より快適なゲームが期待できるだろう。漆黒のボディに生まれ変わった新生メタニウムDC、その進化を今すぐ体感してほしい!
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