アマゾンで購入できる『HEIGTEN(ハイテン)』のラインカッター。購入して半年ほどが経過したが、刃が欠けて使えなくなってしまっている。それでも記者は2つ目を購入。その理由とは。
●文:ルアマガプラス編集部
『ラインカッター ミニサイズ(ハイテン)』
釣りをする際に持っていると非常に便利なラインカッター。
様々なタイプが存在しているが、以前記者が注目したのが、中国のHEIGTEN(ハイテン)というメーカーが製造している『ラインカッター ミニサイズ』。
ガジェット好きの心をくすぐるデザインのラインカッターなのだが、最大の特徴ともいえるのがタングステンカーバイト製の刃。
プライヤーの機能として取り付けられているのは見かけるが、ラインカッター単体としては珍しい。
刃の部分を側面から見てみると、上部の先端がフラットなのに対し、下部の先端が尖っている
爪切りタイプのラインカッターと比べると大きめな印象を受けるかもしれないが、実際に使ってみるとフィット感が高く、非常に使いやすい。
20ポンドのフロロカーボンラインも、1.2号のPEラインも難なく切断可能。
歯の大きさに対してグリップできる範囲が広いためか、力が入りやすいのは大きなメリットだろう。
約半年使用して…刃が欠けてしまった
購入してからおよそ半年が経過した。
岸釣りからボート釣りまで様々な釣りに使用した、現在の状態をお伝えしよう。まず最初に書いてしまうが、刃が欠けてしまっている。それも大胆に。
フラットになっている方の刃が大体半分になってしまったのだ。
ただこれは何かを切ってこの状態になってしまったのではなく、つなげているピンオンリールが伸び切った状態から勢いよく手を離してしまい、座っていた椅子に強打した結果として、欠けてしまったのである。
これは硬度は高いが衝撃に対しては鉄壁ではないタングステンカーバイトだから起きた事態と言えるだろう。ステンレス製の爪切りタイプのラインカッターなら起こらない事態ではないだろうか。
また、複数パーツを組み合わせていることが災いしてか、開きが甘くなってしまっている。
コレに関しては、以前の記事にも書いた通り、分解は容易なため、は一旦バラしてメンテナンス(接続部を拭き取る等)で解決した。
切れ味に関しては、欠けてしまっていることを除いてはさほど劣化した印象はない。ステンレス製の場合、明確に刃が歪んでしまっていることを目視もできるが、こちらはそれも確認できていない。
思わず2個目を買ってしまった理由
さすが片側の刃が欠けてしまっては使用に難がある。
そこで記者は2個めを購入した。
その理由はやはり『ラインカッター ミニサイズ』が使いやすいからだ。
指先にフィットするデザインはもちろん、使っていると少し大きめかなと思っていたこのサイズ感がなんともちょうどいい存在感となってくるのだ。つまりピンオンリールでぶら下げている状態から、目で見ずとも手に取りやすいのだ。
そして使い方が悪くて刃を欠けさせてしまったが、基本的にはまだ刃の劣化を感じてはいない。
タングステン製の刃はやはり伊達ではないのだ。太いラインも細いラインも容易に切れるし、PEラインもOK(実は結びコブを切るのは苦手だが…)。
市販されているラインカッターと比べると若干割高かもしれないが、長く使えることを考えると、決して高い買い物ではないはずだ。
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