「”崩落”を外側までしっかり誘う」「ギャップ効果で反応が…」達人が感じた秋の深まりと魚の傾向

バスフィッシングの達人「折金一樹」さんが各地での釣りとホームの千葉リザーバーの状況をお伝えする「オリキンもばいる」。今回は、秋へ季節を進行させている津久井湖とホームの亀山湖の状況をレポート。

●写真/文:折金一樹

大会(H-1)のプラクティスで津久井湖へ

一気に秋の気配が深まった9月下旬。以前と同じ格好で寝ていると朝寒いくらい。H-1のプラクティス(以下プラ)で津久井湖へ行きましたが激寒。もうパーカーが必須です。

9月は多くのトーナメントの最終戦という時期ですが、今年もエントリーしているH-1は、折り返しの1戦が9月29日の津久井湖で開催されます。

プラ時の津久井湖の状況は、少し減水気味で、水温24℃位。水質は少し濁っているまではいかなくとも少し色のついているエリア、クリアなエリアと色々。この日は冷え込んでイマイチな反応でした。

フルタックルの人達はワームで結構釣れていましたが、プラで来ていたハードプラグ組は結構苦戦していたようです。僕も一応魚には触れましたが、簡単じゃないなと。ミドルサイズまでは釣れますが、良いサイズは反応が薄いようです。

しかも大会前に雨予報。どのくらいこの天気がコンディションに影響を及ぼすかが、個人的には注目です。

元々の撮影が入っていたので、直前プラはできず、ぶっつけ本番になりますが、上手く立ち回って、先ずはリミットが釣れるように頑張ってきます。目標は優勝と言いたいところですが、狙って釣れる状況では無さそうなので、1500グラム以上。まともなサイズが入れば2キロ位。2キロ越えればシングル入賞といった塩梅だと思います。

津久井湖のプラで釣れたブラックバス。本命のルアーで釣れたにも関わらず、サイズは期待はずれ。

ホームの亀山湖は、水温が徐々に低下してきて…

そして合間に亀山湖ガイド。こちらも流れていた水がかなり止まり気味で水温も徐々に下がって来たタイミング。

水が動くようなエリアで魚が横方向へ本格的に動き出してきました。朝はフィーディングエリアでボイルも多く、岬周り、タテスト周りなどはバスが多くまわってくる事が多くなりました。アグレッシブなバイトや強い引きで楽しめます。

浮力やサイズ感、アクションの違いなどで使い分けをしてバスを飽きさせないのがかなり重要です。多少反応が悪くても少し投げてから、本命のルアーを投げるとギャップ効果で反応が変わったりするので、数種類をローテーションさせるのがコツ。

ノーシンカーだけでなく、日によってジグヘッドのただ巻き、ミノーやトップウォーターにも反応するので、兎に角色々と投げてみることをオススメします。

使用するワームは、HPミノー3.1、マイラーミノー2.5、HPシャッドテール、エリマキシャッド、サイコロラバー。

HPミノー[O.S.P] [写真タップで拡大]

マイラーミノー[O.S.P] [写真タップで拡大]

プラグはドゥルガ、ベントミノー76などを使い分けています。

ドゥルガ[O.S.P] [写真タップで拡大]

ベントミノー76[O.S.P] [写真タップで拡大]

一方バンクにもバスは居ますが、水回りが良くないので、食わせる釣りの反応が悪くなっているようです。点で止めて誘うよりも、ヘビダンなどシンカーを少し重くしてスピードアップしたり、重めのフットボールジグ。横の動きであれば、スピナーベイトやクランクベイトも今後反応が良くなりそうです。

場所もヘコミよりは出っ張り、バンクから続く崩落もしっかり外側まで誘うなどが大切です。雨で水が変われば、反応も上向きになりそうですが、変わらなければ上記の攻め方が有望となりそうです。

35センチあれば、引きは40アップ並み!楽しめます。

今回の「オリキンもばいる」はここまで。また、次回の更新でお会いしましょう。


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