
●文:ルアマガプラス編集部
ブラックバスとは?
ブラックバスは、スズキ目サンフィッシュ科に属する淡水魚の総称。正式にはオオクチバスやコクチバスなどの品種が存在する。原産国は北米大陸で、日本には1925年に初めて移入された外来種。その引きの強さ、季節や状況によって変化する多様な攻略法から、日本全国の湖沼や河川でルアーフィッシングのターゲットとして不動の人気を確立している。
ルアー釣りといえばブラックバス!
ブラックバスの生態
ブラックバスは、湖/池/ダム/流れの緩やかな河川など、淡水域に幅広く生息。とくに、身を隠せるストラクチャー(障害物)やベイトフィッシュが豊富な場所を好む。代表的なストラクチャーには、杭/アシ/倒木/岩/水中の地形変化(ブレイク)などがある。肉食性で、小魚/エビなどの甲殻類/カエル/水生昆虫など、口に入る大きさの動くものなら何でも捕食する獰猛なハンター。春には産卵のため浅瀬(シャロー)にペアで現れ、オスが巣(ネスト)を作って卵や稚魚を守る習性を持つ。
大型になると60センチ以上に成長するブラックバス。
ブラックバスの釣りシーズン
ブラックバスは季節に応じて行動パターンを大きく変えるため、1年を通してさまざまな戦略で狙うことができる。
小さいコバスを狙うもよし、デカバスを狙うもよし。
プリスポーン(3月~5月)
産卵を控えたメスが体力をつけるために荒食いを始める時期。冬を過ごした深場(ディープ)から産卵場所となる浅場(シャロー)へ移動してくる個体を狙う。1年で最も大型が釣れる可能性が高いシーズンで、多くのバサー(バス釣り師)が心待ちにしている。
スポーニング(4月~6月)
産卵行動の真っ只中のシーズン。オスは巣を守るためとても攻撃的になる一方、メスは産卵直後で体力が落ち、口を使いにくくなる。とても繊細なアプローチが求められるテクニカルな時期だ。
アフタースポーンサマー(6月~9月)
産卵後の体力回復期を経て、高水温でバスの活性が最も高くなる時期。朝夕まずめにはトップウォータープラグで水面を割るエキサイティングな釣りが楽しめる。日中は日差しを避けるため、シェード(日陰)や水通しの良い場所、水深のあるエリアに移動する傾向がある。
フォール(10月~11月)
水温の低下とともにバスは冬に備えて再び活発にエサを追い始める。ベイトフィッシュを求めて広範囲に散るため、クランクベイトやスピナーベイトといった巻き物系のルアーで効率よく探る釣りが有効となる。ターンオーバー(水の入れ替わり)が発生すると一時的に状況がタフになることもある。
ウィンター(12月~2月)
低水温でバスの活動は鈍くなり、水温が安定する深場のストラクチャーに身を寄せて越冬する。スローな釣りや、リアクションバイトを誘う釣りが中心となる。厳しい季節だが、狙いを絞って価値ある一匹を手にすることができる。
ブラックバスの釣り方
ブラックバス釣りは、状況に合わせてルアーやリグ(仕掛け)を使い分けるのが最大の魅力。
ルアー
使用するルアーは、ハードルアーとソフトルアーに大別される。ここでは代表的なリグ(仕掛け)の例を挙げる。
仕掛け例
- ダウンショットリグ(スピニングタックル)
- 概要: 狙ったポイントでワームを一点で誘い続けることができる食わせの切り札
- ロッド: 6ft前後のスピニングロッド (UL〜Lクラス)
- リール: スピニングリール 2000〜2500番
- ライン: フロロカーボンライン 3lb〜5lb
- 仕掛け:
- フック: マスバリ #4〜#1
- シンカー: ドロップショットシンカー 1.8g〜5g
- ワーム: 2〜4インチのストレートワーム/シャッドテールワーム/カーリーテールワーム等
とりあえずの一本を狙うならダウンショットリグ。
- テキサスリグ(ベイトタックル)
- 概要: すり抜け性能が高く、アシや倒木などのカバー(障害物)撃ちの定番リグ
- ロッド: 6.6ft〜7ft前後のベイトロッド (M〜MHクラス)
- リール: ベイトリール
- ライン: フロロカーボンライン 12lb〜16lb
- 仕掛け:
- シンカー: バレットシンカー 5g〜14g
- フック: オフセットフック #1/0〜#4/0(ワームサイズに合わせて選択)
- ワーム: 3〜5インチのクロー系/ホッグ系ワーム等
テキサスリグはカバー倒木などの障害物を狙うのにオススメ。
- クランクベイト(ベイトタックル)
- 概要: ただ巻くだけで一定の深度を泳ぎ、広範囲を効率よく探れるハードルアー
- ロッド: 6.6ft前後のグラスコンポジット製ベイトロッド (Mクラス)
- リール: ベイトリール
- ライン: フロロカーボン/ナイロンライン 10lb〜14lb
- ルアー: 潜行深度別にSR(シャロー)/MR(ミッド)/DR(ディープ)などがある。
外来種ならではの注意点
外来種であるブラックバスは、その獰猛さから日本固有の生態系を壊してしまう恐れがある。そのため、釣り上げたブラックバスを違う場所へ移したり、無許可で飼育したりすることはご法度だ。また、釣り場によってはリリース禁止になっている場合もあるので、地域のルールやマナーを守った上で楽しもう。
バスのハードルアー代表であるクランクベイト。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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