達人の『釣れるワーム』2019【清水盛三/城ノ上巧】編



ときにはスレきったでかバス狙いの秘策として、ときには入れ食いを味わわせてくれる心強い相棒として、またときにはボウズ逃れの守護神として、バスアングラーのボックスになくてはならないワーム。2019年もシーズン終盤に突入したわけですが、あなたが今季もっとも多くのバスを手にしているワームは何ですか?

アメリカ仕込みのパワースタイルを核とする清水盛三の2019釣れるワーム

【Profile】
清水盛三(しみず・もりぞう)
アメリカのトーナメントに憧れ参戦、B.A.S.S.最高峰ツアー“エリートシリーズ”での優勝をはじめ、入賞回数は実に66回に及ぶ。その生きざまに多くの釣り人が心を動かしたレジェンドアングラーだ。2018年でトーナメント活動を休止したが、豪快なスタイルと言動は日本に戻っても健在!

すり抜け上等の薄型ボディでカバーを統べる『BYSシュリンプ3.5インチ(ベイトブレス)』

■#1/0フック+E.G.バレットシンカー6~21グラム(エバーグリーン)

清水「テキサス全般で、基本は対カバー。10月なら余裕で4.5インチやけど、11月とかどんどんコールドウォーターになってくると3.5インチかな。それはタフと言うよりも単純にバスが動きにくい状況やね。

サイズはどちらもフォールで落とすんやけど、落ちてベロンとなる量の違い。ベロンが多いのが4.5で、軽くベロンが3.5(笑)。

シンカーが落ちて、そのベロンとした倒れ込みでバスが食うイメージかな。ズル引くとかシェイクじゃなくてカバーに入れてホップさせる。ホップで落とす。その時に予測不能になるのがBYSシュリンプやね」

クリアでもマッディでも、水質を問いにくいカラーがグリーンパンプキンキャンディ。バスにはブルーギルに見えていると言う。

超ハイプレメジャーリザーバーのビッグフィッシュハンター、城ノ上巧の2019釣れるワーム

【Profile】
城ノ上巧(じょうのうえ・たくみ)
ホームグラウンドであるメジャーリザーバーの亀山湖で、ストイックなまでにビッグフィッシュを追求。これまで、3尾のロクマルを同湖でキャッチしているスーパーロコアングラーだ。流行に左右されず、そのシーズン、その日、その時を読み、でかバスに挑む姿勢は多くの亀山湖ファンに影響を与えている。



水をつかむパーツと素材は唯一無二『ビッグエスケープツイン(ノリーズ)』

■フットボールヘッドTG 5グラム(リューギ)+ダブルエッジ#4/0(リューギ)

城ノ上「基本なんでもやりますけど、僕はシャローカバーはほぼやらないんですよ。沖の立ち木とか沈み物に、まずフォールで誘って一度引っ掛けてシェイクして、寄せてから外して沿わせるように落として食わせます。

その時にいい姿勢になるのがフットボールで、あとフッキングもいい。しっかり上アゴに掛かります。

根がかりにくさとフォールで見せるために軽い5グラムを使います。オリジナルのエスケープツインではなく、ビッグなのは釣れるバスがデカいから。デカいバスは単純にデカいエサを食ってます。全然違いますね。

まぁいつも同じだから、来年もMVPですよ、きっと(笑)」

フォール姿勢とフッキングのためのフットボール。障害物に絡めるので、オフセットフックを使えるフットボールヘッドは理想的だ。

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