【河口湖】人気ボート店直送! でかバス5大湖の近年の傾向を解説



でかバスを狙う釣り人は、あまり情報を出したがらない。しかし、レンタルボート店は違う。毎日釣果情報が入るし、それを隠したりはしない。そこで、日本の5大デカバスレイクの有名ボート店に、最近のデカバス事情をこっそり聴いてみた。その内容を大公開!

順調にでかバスを量産し続ける、バスフィッシングのメッカ!

河口湖は山梨県にある天然湖。入り組んだ地形、豊富なウィードなどを狙うスポットに事欠かない魅力的な湖だ。外来生物法の施行までは、琵琶湖、霞ヶ浦、八郎潟などのバスを放流していたので、それらの子孫が巨大化したのか、でかバスの魚影が濃い。

現在も定期的にバスの放流は行われており、安定して魚影は濃い。そのため、初心者がバス釣りを覚える場所としての適性も高い。

ただし、河口湖でバス釣りを楽しむためには遊漁券が必要。またプラスチックワームの使用が禁止されているなどのルールもあるため、しっかり決まりを守って楽しみたい。

近年の傾向

年間通して50アップ100尾も珍しくない、驚愕のでかバス魚影!

同湖の老舗ボート店・ハワイでは去年だけでロクマルが3尾、2018年は実に7尾出ている。「50アップの総本数もかなり増えました」。これは店主の渡辺一孝さんの話。最近は、年間100尾以上もの50アップが釣れている年も珍しくない。これはかつて全国各地から移入したバスが交配された結果だと渡辺さんは推測する。「だから、以前より産卵期が長い。3月下旬から7月まで産卵してます。出身地別に分かれているのかな?」

これが2020年の年間最大魚、61cm2710g。釣ったのは江戸川区の岡田氏で、ヒットルアーはラバージグ&ポークリンド。場所は鵜の島の3mライン。なんと1投目に釣ったらしい。7月2日の出来事だった。

時期とエリア

ロクマル狙いなら春と秋の2度チャンスシーズンが到来する!

50アップは1年通して平均的にどの時期でも釣れている。でもロクマルとなると話は別だ。「超大物は春と秋に出やすい。4~6月と10、11月に出ていますね」。年間最大魚も、春に釣れた記録が秋に抜かれるパターンが多いようだ。エリアは、湖底の起伏が激しく、ウィードも岩もある鵜の島周辺。平坦だけど、川が何本も流れ込み、ウィードも小魚も豊富なハワイ周辺。そして、大石付近の実績が高い。



ヒットルアー

ワーム禁止なので、やはりポーク強し。小さいルアーにも勝機あり。

河口湖は、プラスチックワームの使用が禁止されているので、ポークやポーク素材のルアーが人気だ。

トーナメントプロにも愛用者が多いポークシャッド(GENKI)。

情報提供ボート店

ボートハウス ハワイ

河口湖の老舗レンタルボート店。「ハワイ沖」と呼ばれるフラットエリアは、河口湖屈指の好エリアなので、昔から愛好者が通い詰める。公式サイトでは、釣果ランキングを公開。

住所:〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口2986
電話:0555-76-7629

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