関東が誇るバスフィールドにして、最前線の釣りが展開される房総リザーバー群。その中でトップクラスに釣果を叩き出す釣法がある…それが羽生和人さんのフィネスゲーム。極限まで繊細で、恐ろしく大胆。鬼レベルのフィネス、そのマニュアルの一部を公開！ 今回はフックセッティングで様々にアクションの変わる「ライク」と、ロングワーム「RCリヴィングストレート7in」の使い方を解説。ちなみに、エンジンのライクは2.5inがスローシンキング、3inがフローティングだ。
ハマると1日20尾!? 亀山の毒舌ガイド・羽生和人さんのイントロダクション
【Profile】
羽生和人（はぶ・かずひと）
プロフィッシングガイドの経験を活かし、最も釣れるやり方を、誰でも実現できるタックルへフィードバック。エンジンからリリースするルアーやロッドは、房総エキスパートのみならず全国から支持されている。
ノーシンカーで「釣れるレンジ」表層を狙うべし
水面や表層は、バスがワカサギなどのベイトを追い詰めやすいうえに、逆光や波などでルアーが見切られにくい。フィーディングレンジでありながら、バスをだましやすくビッグバスも期待できる。トゥイッチなどバスのスイッチを入れるアクションで仕掛けていこう。
表層をダートさせて狙う【頭掛けノーシンカー】
表層トゥイッチでイレギュラーダート
羽生「着水すると浮くか、ちょい沈む。そこからチョンチョントゥイッチすると、ワームの頭がリップの代わりになって、潜りながら意図しない方向へダート。意外と激しくダートするので、遠くのバスも呼んでくれるうえに警戒心を持たれにくい。春もよく釣れます」
移動距離を抑えたネチネチ系【ノーシンカーワッキー】
アオコと水面の強さを活かすべし
羽生「日差しが強いとバスは表層に出きらないが、コレは食わせやすい。水面を巻いても、沈ませてからアクションさせてもいい。沈ませるとバスにルアーを見切られがちだが、フッキングは上々。しかもライクなら見切られにくい」
極小サイズの食わせミノーとして【ノーシンカートゥイッチ】
ライクのちょん掛け＆縫い刺し！
羽生「岸際を流していって結構見えバスがいるときに、ミノー代わりに投げるリグですね。ワームは小さいんですがソリッドボディなので意外と飛びます。トゥイッチでボディが反発していい波動が出るんですよ。フッキング重視ならちょん掛け。動き重視なら、フックを大きくしてフッキング率を上げつつ、縫い刺し。このフック、ケンが付いているのでズレにくいのも特徴です」
ちょん掛けセッティング
縫い刺しセッティング
小森剛彦プロ監修フック「スーぺリオMII」
繊細な線径だが、粘り強く強靱なマスバリ。シャンク外側にケンが2ヵ所配置され、縫い刺し時にワームをしっかり堅持する。
【スペック】
●サイズ：＃5～10（4サイズ）
●入数：9本
●価格：330円（税込）
ロングワームの表層トゥイッチも
羽生「基本は、長めのワームを表層でトゥイッチしながらスイミング。すると、真夏のアオコの真下から、バスが突っ込んできて食ってきますよ！ ぶら下げたときに若干アタマ下がりになるようにセッティングすると、左右均等に水を噛みます。またジーニアスプロジェクトのシリコンチューブ3mmを使っていて、シリコンごと刺して針持ちが良くなるようにしています。移動距離を抑えたスローシェイクで誘ってください」
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