アングラーの技量を問わず、バスとの出会いを確約してくれる心強い味方、我らがゲーリーワーム。そのさまざまなラインナップを、もっともっと有効活用するために、ゲーリーファミリーのそうそうたる面々が基本からシークレットまでをルアマガプラス読者にも公開しちゃいます!!
ゲーリーヤマモト「ヤマミミズ」はまんまミミズのストレートワーム。フィネスの達人であり、トーナメンターでもある小森嗣彦さんが手掛けるゲーリーの新作、その使い方とは? ご本人にその魅力を伺ってみましょう!
【Profile】
小森嗣彦(こもり・つぐひこ)
JBトップ50年間優勝3回、バサーオールスタークラシック優勝2回など、圧倒的強さを誇るトーナメントアングラー。今季トップ50シリーズでは2試合を終えて年間2位につけており、4度目の頂点を目指す!
ゲーリーのミミズ、満を持して登場!【ヤマミミズ】
今回の主役はまもなく発売となる、私、小森嗣彦プロデュースの『ヤマミミズ』。まずはその特徴からお伝えしましょう。
『ヤマミミズ』は3.5inで、その名のとおり野山によくいるサイズをイメージしました。これより大きなミミズも見かけますが、水中で目立ちすぎてしまうとアプローチの段階から見切られてしまうことがあるし、ミミズ以外のベイトを演出するうえでも、3.5inがベストだと感じています。
ヤマミミズ(ゲーリーヤマモト)
【スペック】
●全長:3.5in
●重量:約1.6g
●カラー:全12色
●入り数:8本
●価格:990円(税込)
●発売:9月予定
※Fecoモデルは来春のリリースを予定
一番の特徴はご覧のとおり。テーパー(ボディの太さの変化)がほとんどないストレートワームだということです。この「ノンテーパー」というのが実はポイント。
ワッキー掛けで使うと、ロッドワークによる入力がフックを軸としてそのままテールへと作用するため、ロールや微波動といったアクションがワーム全体の動きとして魚に伝わるのです。
経験上、それは口を使いづらい個体に対してとても有効で、特にワームを水中でストローのように立たせてロールアクションで誘うテクニックは(私はこれを「ストローシェイク」と呼んでいます)、2016年JBトップ50七色ダム戦の優勝をはじめ、数々のトーナメントで上位入賞に貢献しています。
ちなみに、ゲーリーでは『カリフォルニアロール』というワームもノンテーパー系ですね。
ボディはもちろん、「超生命体マテリアル」と呼ばれる実績抜群のゲーリー素材を採用。そのうえで、ワーム自体の比重を追求し、アクションを生かせる半ソルティーで仕上げています。
つまり、ノンテーパーストレートワームにしてはボディに少しハリがあるということ。それによって生み出される波動と存在感が、より多くの釣果につながると考えているからなのです。
ヤマミミズ、ネコリグもいいけど、ダウンショットもね
このワームがもっとも得意とするのは片方(平坦側)にネイルシンカーをインサートしたネコリグですが、これから秋にかけてはワッキー掛けのダウンショットリグをオススメします。
定番! ネコリグヤマミミズ
というのも、ベイトフィッシュを追っているディープであったり、見えバスであったり、インレットでミミズを待っていたり…サスペンドしている個体のさまざまなシーンにつぶしが効くからです。
秋口はコレ! ダウンショットヤマミミズ
特に9月に入りターンオーバーが始まる頃になると、ダウンショットリグによる「見えないレンジ」の攻略が実績アリですよ。
ダウンショットは「食わせの間」を意識すべし!
多用するダウンショットリグのアクションは、キャスト後、フリーフォール、そして5秒ほどのボトムステイ。フォール中にもバスを誘うので、追わせてから食う「間」を与えてあげることが大切です。そこからできるだけ位置を動かさないよう30秒くらいシェイクで誘って反応がなければピックアップ、次のキャストへ移ります。
カラーは釣る場所の水色に対して少し目立つものを選ぶといいでしょう。クリアならウォーターメロン、濁っているならブラックといった具合です。リーダーの長さも水質に合わせて調整し、クリアであれば長めにとって、濁っているなら短くするのがキホン。後者の場合、5cmほどにすることもありますよ。
見えているバスにも、見えていないバスにも、無差別で口を使わせてしまう『ヤマミミズ』。困ったときのお助けワームとしてだけでなく、ここぞというスポットでの1発狙いにも、ぜひ起用してください。
小森さんのヤマミミズ実釣はこちらから!
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