陸王U-30チャンプ・仙石快の「フリーリグ」の裏側を番記者が公開っ!!!!

今年度バス業界でも最もホットなルーキーとして一躍知名度を上げたのが皆さんご存知の「仙石快」。陸王U-30では各メーカーの精鋭若手スタッフを退け頂点に立ち、そして先日行われた陸王モバイル第2戦では同郷の先輩・加木屋守との激闘を繰り広げました。最も濃密な2022年度を過ごし、少し一段落したタイミングで改めて彼のウィニングパターンを自称・仙石番記者・大木が紹介させていただきます。

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

【Profile】
仙石快(せんごく・かい)
1998年10月24日生まれ。岐阜県出身。大江川・五三川という中部地方屈指のハイプレッシャーフィールドで腕を磨き、陸王U-30という大舞台で花開いた若手岸釣りアングラーの筆頭株。様々な釣りを得意とするが、特にハードボトムの釣りには一家言あり。写真映えするルックスと動画で活きるトーク力も兼ね備える。ismプロスタッフ。

ずっとコンフィデンスを感じていた水門

陸王U-30において、霞ヶ浦東岸、玉造の水門において午後の休憩15分前から起きた怒涛の「仙石ワールド」。仙石さんは霞ヶ浦の数ある水門の中から何故あの水門を選んだのか。

それはプラクティスの段階から水門をチェックしていくなかで「水がずっと動いている」水門こそがあの玉造の水門だったからです。

仙石「水門はバスを釣る上で有望なポイントでありますが、どこの水門でも言いわけではないんです。

『水が動いている=泥がたまらないから底荒れしない水門』

加えて水門の沖がブレイクとなりハードボトムが絡んでいる場所、当日のハイプレッシャーな状況下で、フィーディングが一番期待できそうな場所だからこそ何度も入り直したんです」

2尾目ランディング時の仙石さん。仙石さんの立ち位置でも分かるようにこの水門付近はゴロタ石がボトムに広がっているのだ。

朝イチに入った際は、ボトムアップ・鈴木翔選手とバッティング。昼過ぎにも一度チェックした際は反応なし。そして3度目の午後休憩30分前にエントリーしたタイミングでヒット連発。

休憩30分前のタイミングでは、風が吹きはじめ、ウィンディーサイドとなっても底荒れしないことが魚を寄せる要因の1つになったのではないかと大木は思いました。さらにはマズメ時刻も絡む時間帯、あの水門におけるプラスの要素がどんどん重なっていく状況だったのです。

1尾を釣り上げて以降のラッシュは皆さんもご存知の通り。午後休憩2分前にヒットし、15分休憩を挟んでからの1投目でのヒット。記者は全く休みなしでした(笑)。

その後小一時間場所を休ませたのち、またしてもヒット連発。しかもさらにサイズを上げてくるという(驚)。

終了時間ギリギリまでバイトが続いたので更新に必死な記者と、社内で記事をコントロールしているスタッフもどんどん釣果が送られてくるから「これ同じ魚?」「いや違うから!また新たに釣った魚、今更新の文面書くから!」といった感じで、てんやわんやなやり取りをしていたのはここだけの話(笑)。

「怒涛の2時間半のマクりは良い場所に入れたからでしょ?」と思われる方もいますが、否! 大木は断言します。

あの釣果は決して偶然ではありません。何度も入り直しているのが分かるように、仙石さんの綿密なプラクティスから探り当てたスポットであり、そこに投入したルアータックルも「適材適所」であったということを。

紛れもなく全国1、2位を争う激戦区・大江、五三川で鍛えられたスキルや経験値が発揮されたのです。

勝利を導く超高性能パドルテール「アングラテール(ism)」

そんな適材適所で力を発揮した、仙石さんが狙った「水門の水が沖へと払い出しているハードボトム」に使用したのがアングラテール3in(ism)の3.5gフリーリグ

プラティクスから好感触を得ており、仙石さんの地元の中京エリア(五三川、大江川、長良川)でも信頼をおいているルアー及びリグです。

仙石さんがプラクティス中に釣ったアングラテールフィッシュ。

仙石「アングラテール3inはパドルテールを割いてツインテールにします。リグを一度ボトムに着底させてからのズル引きが基本なんですけど、障害物にスタックしたらテンションを抜いて、ワームが自発的に動く瞬間を作ってあげます。その際にテールのクロールアクションがバスにしっかりとアピールしてくれるんです」

仙石「もともと個人的に釣りのテンポも含めフリーリグとの相性も良くて(笑)。リグがフリーになっている分、ボトムも取りやすく、ボトムの状況か魚のバイトかの判断もしやすい。これはシンカーがフリーになっているのでバスが違和感を抱きにくくワームを吐き出しにくいから。またハードボトムではズル引くと起伏のお陰でよくルアーも動いてくれるんです」

そしてカラーは仙石さんが溺愛している「シナモンブルーフレーク」

仙石「地元の中京フィールドでもよく使っているカラーなんですが、霞エリアにも非常に相性の良いカラーです。陸王U-30の試合前は自分のストックもなくなってしまったのでSDGマリン横利根店で補充しました。試合後は各小売店から注文がけっこう来てたみたいです」

使用したフック及びシンカーはこちら

  • フック:リミット#1/0(リューギ)
  • シンカー:タングステンドロップショットシンカータイプカバーリング 3.5g(エンジン)

大木もアングラテール買いましたよ↑↑

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仙石快の懐刀「インフィニットブレイドRe IBRB-66ML1M2(ism)」

アングラテールのフリーリグを繊細に操作し、バイトがあれば鋭いフッキングでバイトを決めたロッドは、こちらも仙石さんが溺愛する1本である「インフィニットブレイドRe IBRB-66ML1M2(ism)」

リールは07メタニウムZPIベイトフィネスチューン(シマノ)、ラインはR18フロロリミテッドハード12lb(シーガー)を使用。ベイトフィネスよりもやや強めのリール、ラインがベストという。

仙石「フリーリグに、なんでこのロッドを使用したかというとですね…フリーリグやってもらったら分かります!

ボトムをズル引いてるときにティップが弾きすぎないんです、しかもロッド自体はマイルドでありながらも、近距離でも遠距離でもしっかり魚をフッキングできるテーパー及びパワーになっています」

陸王モバイルではサカマタシャッド5inなどのノーシンカータックルでも使用。

仙石「バットがMなんで3/0クラスのオフセットでもしっかりバスの口に貫通させられます。このロッド独自のティップがMLでバットがMという異なる性質のものを組合せているんですが、繊細さとパワーが見事に融合して僕にとっての最強のオカッパリバーサタイルロッドになっています。もちろんボートでもガンガン使っていますよ」

仙石「それと説明しづらいほどキャストが決まります(笑)。是非一度触ってもらいたい1本です!」

ルアマガプラスでは2022年度の新製品スクープにて仙石選手の解説記事も掲載中!

10/29(土)~10/30(日)バサーオールスタークラシックはismブースに集合!仙石さんも常駐しますよ!

今回記者が何故このタイミングで記事を書いたかと言いますと…ズバリ、今週末に開催される「バサーオールスタークラシック2022」のismブースに仙石さんがやってくるから!

当日ブースではインフニットブレイドの1部機種のアウトレット販売やガラポン、フリッパーズディライトのアパレル販売も行うとのこと。

アウトレット販売なども楽しみですが、せっかくなら仙石さんにあの激闘の舞台裏を聞いたり、ルアーやインフィニットブレイドロッドの詳細を聞くのも良いかと思います。

是非ともismブースへ! 生「仙石ワールド」を体感してください!(笑)。

最後に!仙石さんは地元・長良川でもガイドもやっていますので、奥深き仙石ワールドを体感したければ是非岐阜へ!仙石快活CLUBに行ってみてください!!

マーモ(加木屋守)さんが仙石ガイドでアングラテールのフリーリグを紹介してる動画もアップ中です!

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