
ついつい自己流で押し通してしまうのが僕たちアマチュアバスフィッシング。自由に楽しむのもいいけれど、プロにきちんと教わってみると、もっと簡単にレベルアップできるかも!? プロアングラー松本幸雄さんをチェッカーに迎えて秋の三島湖で自己流を叩き直す! 今回は1投で勝負が決まるルアーもあるということ。届かないなら投げちゃダメ!
松本幸雄さんのプロフィール
いよいよバックウォーターへ
崩落の上流側にタナカがD-αブレードジグを投げると、リトリーブ前のフォール中にバイト! やはりバスは流れを欲しているようす。
タナカ「ここまでチャターで2バイト、完全にパターンですね」
松本「断言するのはまだはやいよ~」 [写真タップで拡大]
鯨島の手前のヘアピンカーブを曲がって、いよいよ「豊英筋」と呼ばれるバックウォーター域に突入した。ここからは変化に富んだ川筋が1.5km近く続く。
タナカはあいかわらずの巻きモノ展開。チャター、そしてスピナーベイト(チビーブル1/4oz)をローテーションしながら、ひたすらバンクを撃っていく。
うしろの松本先生はときおり沖側にもキャストしているのだが、そのことはまったく気にしていないようすだ。
三島湖のバックウォーター・豊英筋へ。この上流は豊英ダムなので、雨が降ってもダイレクトに影響が出るとは限らない。「ずっとここに居着いている個体が多いから、基本的には丁寧にフィネスをやったほうが釣れます(松本)」。 [写真タップで拡大]
松本「バンクもいいけど、沖も触りながら進んだほうがいいよ」
タナカ「沖? なぜですか」
松本「ここまでのバスの反応から、流れが好きなんじゃないかと推測できる。だけど今、このエリアはほとんど流れがない。ということは、バンクよりも水通しのいい沖のスポットを好んでいる可能性がある」
タナカ「なるほど」
ほどなくして、目の前におあつらえ向きのスポットが。水量の多い滝が右手の岩盤から流れ落ち、アウトサイドに流れの渦を作っている。
松本「ああいうスポットは基本的にエサを食いたい魚が入っているはずだから、慎重にね」
タナカ「任せてください! どりゃぁ~」
離れた位置からキャストしたタナカのルアーは、滝壺の数m手間にポチャン!
松本「あちゃ~」
滝の周囲に崩落が沈むスポット。周囲から徐々に攻める手もあるが、巻き物で攻めるなら「滝壺の落ち込みにスタンバイしているヤル気満々のバス」をねらうのが王道。最初の距離ではタナカのキャストが決まらなかったので、接近して再度アプローチ。このほうが着水音も押さえられる。 [写真タップで拡大]
今回の脱自己流のススメ
「届かないなら投げちゃダメ!」
松本「タナカ君の投げているチャターやスピナベは『1投で勝負が決まるタイプのルアー』だと肝に銘じてください。ライトリグならひとつのスポットに何度か投げて食うこともあるけれど、ハードベイトの巻きモノは投げれば投げるほど場荒れする」
だからこそ雑なアプローチはNG。どんぴしゃのキャスト&理想的なトレースコースが実現できるポジションを考えて、ボートがその位置に来てから投げたほうがいい。
特に房総リザーバーのバスはボートの存在に慣れているので、無理にディスタンスを取らなくても大丈夫なのだそう。
松本「ただし着水音はもうちょっと抑えたほうがいいかな。わざと音を出して気づかせるケースもあるけれど、基本的には静かに落としたほうが釣れます」
タナカ「ハイ!!!!!!」
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