「バチ抜けパターン」は昔よりも釣れる!シーバスプロ・小沼正弥が語る平成バチ抜け回想&令和5年の最新バチ抜け攻略ルアーを解説!

モアザン ヒソカ

【スペック】

品名タイプサイズ
(mm)
自重
(g)
色数標準装備フック潜行レンジ
(cm)
アクション推奨リーダー
120F-SSRスローフローティング1201014#10トレブル
#2リング
水面直下~約30タイトウォブンロール

テールスライド
16LB以下

小沼「ヒソカは飛距離が持ち味のルアーでもあるので、2月から徐々にスタートする利根川や荒川、多摩川などの一級河川でのバチ抜けパターンにおすすめです。

使い方は難しくなく、河川の上流側に投げて、糸のテンションを取る程度巻いてくる。流れがしっかりある場合やボイル時は流れよりも速く巻くだけです」

小沼「初春~春のシーズンは風が吹く日が多い。だからヒソカは風が吹いたときにベストなレンジに入るよう設定しています。あとバチ用ルアーはシンキング、フローティングとあるけど、どうしてもゆっくり巻かなきゃ釣れないタイミングがあるんですよ、3秒に1回転、それよりも遅くていいぐらいです。

小沼「でも時期的に寒い日が多い季節だからハイギアだとどうしても速く巻いてしまう。なのでヒソカは速く巻いてしまうことも考慮してフローティングに設定、プラス風が吹くと丁度捕食しやすい水面2~3cmのレンジに入ってくれるんです。ベタ凪だと逆にレンジが入り過ぎてしまうのでそこは違うルアーと使い分けてもらえればと思います」

ヒソカで釣り勝つには「スナップ」のサイズにも拘るべし!

小沼「スナップに気を配ることですね。僕はスナップの大きさもルアーのシルエットに入っていると思ってる。去年から強軸ワイドスナップ(DAIWA)を愛用するようになったけど、渋いときほど小さいものを使用している。特に繊細なバチ抜けルアーはサイズが大きくなると姿勢が変わって全然釣れなくなるから要注意。 ヒソカならSがスタンダード、釣れてくる魚のアベレージが大きくなければSS、SSSまでサイズを落として使用します」

モアザン クロスカウンター125F

【スペック】

アイテムサイズ
(mm)
標準自重
(g)
色数標準装備フック
125F12515.813#6トレブル #3リング

小沼「クロスカウンターの特徴はヒソカをも上回る圧倒的な遠投性能!なので使用するシチュエーションも一級河川などの大河川系。

使い方は3秒に1回転のスローリトリーブ。通常のイナッコなどのベイトパターンは1秒に1回転ですが、バチ抜け時はもっとスローに巻くことがポイント。3秒に1回転なら潜行レンジも10~30cmぐらいです。

とりあえず飛距離を出したいシチュエーションにはてきめん効果的!70mぐらい平気で飛ぶし、先述している今年初のバチ抜けパターンのロケも、このルアーの遠投性に助けられました。あとはベイトがいないときにも釣れてくれるルアー。アベマのロケでも何度助けてもらったことか…。ただし今時期の注意点は飛距離を出したものの、寒いから速く巻いてしまいがちになるのをこらえてゆっくり巻くことがコツです」

「バチ抜け+α」の要素が加わるフィールドこそ『クロスカウンター』で攻めるべし!

小沼「春はバチ抜けと稚鮎の遡上が重なる『複合パターン』のポイントがあるんですが、そういう場所では強いです。あとは何度も言うように、激戦区でもポイントが遠くなっている状況はよく釣れるのでボックスに忍ばせておいて欲しいです」

モアザン スラップヒッター

【スペック】

品名サイズ
(mm)
標準自重
(g)
標準装備フック
120F12015.5#6トレブル
120S12020#6トレブル

小沼「スラップヒッターは大・中規模河川から港湾部や運河までOK!元々は鮎やイナッコのベイトパターンのルアーですが、バチ抜けパターンではシーズン初期にシンキング、シーズン後半はフローティングを使います。ヒソカで出ないときにこれを使うと途端に反応するときもあります。シンキングはバチが中層よりも深いレンジにいるときに効果的!」

小沼「あとはバチ抜けしてないときに、ハゼを喰っているときにもいい。冬の浅場にいるハゼは意外と大きくてスラップヒッターとジャストサイズなんですよ。バチパターンでも釣れるけど、バチが抜けていないときに釣れるルアー。フッキングも良いし、シルエットが太いワームというイメージです」

「3フック」セッティングでより「バチ抜け」仕様に!

フッキングが悪ければリアにフックを足してください。通常はS字アクションを出すためにフロントとセンターのアイにフックセッティングしてます。でもバチ抜けのときはフッキングが弱いから、フックサイズを落としてリアにもフックを付けても◎。そうするとアクションも大人しくなるし、フッキングも良くなるからよりバチ抜け仕様になります。

モアザン ミドルアッパーJr.2.5in/3.5in

【スペック】

アイテムサイズ
(inch)
色数入数
(本)
Jr2.52.5128
3.53.5146

小沼「中規模河川や運河のバチ抜けパターンの最終兵器がミドルアッパーです。通常のバチであれば3.5in、クルクルバチのときには2.5inを使用します。使い方は投げて糸フケをとるだけ、泳がせて使うというよりかは漂わすような使い方です。運河とか中小規模河川の『最後の切り札』ですね」

組み合わせるジグヘッドは「軽量かつタフなバス用モデル」が小沼さんのオススメ!

小沼「そうですね、特にバチ抜けパターンの場合、僕はバスのミドスト用ジグヘッドをセットします。ウェイトは1.3~3.5g。既存のシーバス用ジグヘッドだと重すぎてしまうのと、シャンクが長くなるのでバチのアクションにあまり向かないんですよ。少し難点なのはランカークラスが掛かった際に、ドラグ調整をしっかりするか、レバーブレーキでいなしながらじゃないと獲れないところです」

他にもポイントが遠くて荒れている状況で小さいバチを食ってるときはスイッチヒッター65Sも釣れる。細長いバチを食わないときや中層をダイレクトに攻めたいときのためにボックスに入れておいてます。

まもなく関東のバチ抜けシーバスもシーズン最盛期。今回ご紹介したオヌマン流のルアーセレクトやカラーチョイス、ポイント選択などは即戦力になること間違いなしなので、是非とも参考にして頂きたい!

また、例年アングラーも多くなる時期なので、トラブルを起こさぬようマナーをしっかり守り、お互いが気持ちよく釣りができるようにしましょう。

小沼さんによるバチ抜けおすすめルアーの解説動画も要チェックです!