ミッチー高橋大注目の若手アングラー登場!常磐サーフのイワシ接岸パターンでヒラメ・マゴチを完全攻略!【ミッチー高橋のサーフタクティクスEpisode.9】

ミッチー高橋さんが常磐北部サーフでブリの若魚(関東でいうイナダ)に追われてイワシが接岸したことで座布団ヒラメが連発したとの情報を元に釣行! しかし、いざ現場に立ってみると既にイワシの群れは抜けており、フィールドはアングラーで混雑している状況…。そんな中、ミノーとヘビーシンペンのSD(スロードライブ)パターンでヒラメ・マゴチを連発させることが出来たので、その模様を紹介しよう。

●写真/文:高橋慶朗

高橋慶朗(たかはし・みちあき)

ヒラメを始めとしたフラットフィッシュから、シーバス、青物、ロックフィッシュなどあらゆるソルトルアー魚種に精通するスーパーエキスパート。固定観念に捕らわれず、常に進化を求めるアグレッシブなスタイルに定評がある。またシーバスやオオニベにおいてはレコードホルダーとしての顔を持つ(シーバスJGFA・IGFA20lbラインクラス日本&世界記録【107cm9.5kg】、オオニベJGFA20lbラインクラス日本記録【150cm26.4kg】)。グローブライド(DAIWA)勤務。愛称はミッチー。

厳しい状況のロケもSDメソッドで攻略!

ミッチー高橋「今年の7月から8月にかけて、常磐エリアでイワシの接岸が相次ぎ、FJバーティスR125とオーバードライブのローテーションで座布団を含むヒラメとマゴチが連発したんです! イワシが接岸したときはミノーとシンペンのSDメソッドが効果的なのは把握していたんですが、今回は圧巻でした!」

――なんと! そうとう景気の良さそうなお話ですね。詳しく教えてください!

ミッチー高橋「事の発端は、10月新発売のオーバードライブ80S-LIでプロモーション動画を撮りたいということで、釣果情報を集めていたんです」

10月発売予定の『オーバードライブ80S- LI(DAIWA)』

ミッチー高橋「すると茨城の釣友である野上達也君より『茨城北部サーフならイワシが接岸していてヒラメ・マゴチが高確率で釣れてます!』との誘いがあり、他のエリアがパッとしていなかったことからも、二つ返事でロケアテンドをお願いしました」

野上達也(のがみ・たつや)a.k.a.アカハラ

茨城サーフをメインに活躍する新進気鋭の若手アングラー。関東屈指のサーフ激戦区をものともせずヒラメを釣り上げる凄腕であり、高橋さんも一目置く存在。ヒラメの自己記録は91センチ。ニックネームは「アカハラ」!

ミッチー高橋「ロケは7月中旬に行ったのですが、釣れていた河口周辺はイワシの群れが抜けてしばらく経っていたことに加え、多くのアングラーが連日攻めたことでかなりのハイプレッシャー状態とのことでした。さらに、ロケ前日に降った大雨の影響で泥濁りが広範囲に広がっており、私はシルエットが小さくてアピール力の弱いオーバードライブ80S-Li縛りだったので苦戦。周囲のアングラーもジグを投げて苦戦していたのですが、ミノーの名手である野上君はそれを尻目にハイアピールのFJバーティスR125Sのマットピンクを使い、SDメソッドで52cmと46cmのヒラメ、75cmのシーバスを連発させたんです」

――それは圧倒的な釣果の差でしたね…。ロケ自体は大丈夫だったんですか?

ミッチー高橋「濁りの無いエリアに移動してからは、ど日中の先行者が帰った後にオーバードライブ80S-LIでマゴチを2本釣ることができたので、このルアーの実力も十分に証明できたと思います。ですが、正直、レーザーインパクト搭載で且つ小粒のオーバードライブ80Sなら、食い渋りの状況でもなんとかなると思っていたので、久しぶりにルアーの使い分けの重要性を実感した体験となりました」

――それにしても野上さんの釣れぶりはすごかったんですね。周りのアングラーもさぞや目を丸くしていたことでしょう。

ミッチー高橋「でもさらに圧巻だったのはこのロケの後なんです」

――えぇ!? まだあるんですか!?

ミッチー高橋「ロケが終わって野上君にオーバードライブとFJバーティスRをいくつか渡し、ルアー付き口元画像を頼んだところ、早速ロケの翌日にオーバードライブ95S-LI そして80S-LIのLIブルピンイワシで65cmの座布団ヒラメを釣り上げたというんです! 少しエントリーが遅れたために先行者が多かったそうですが、潮周りが小さく朝は中途半端な潮位で沖のポイントは攻められていないと判断。オーバードライブLIシリーズを遠投したらリフト&フォールでヒットしてきたとのことでした」

――まさに読み勝ちですね!

ミッチー高橋「その3日後にも同パターンで67cmを釣り上げ、さらに後日、大潮周りで朝が満潮のタイミングでは、夜のうちに波打ち際まで寄ってきていたであろう67cmの座布団ヒラメを筆頭に複数枚をFJバーティスR125Sのレッドヘッドグローベリーで連発! さらに次の日も同クラスを釣り上げるなど、座布団を釣りまくっていました! 周囲でも数は釣れていたようですが、座布団はほぼミノーとシンペンでの釣果だったとのことから、やはりこのパターンではミノーとシンペンのSDメソッドが最強だと痛感させられました」

――難しいヒラメというターゲットであることを考えると、爆釣と言ってしまえるぐらいの釣れぶりじゃないですか! 野上さんは只者じゃないですね。海況そのものにも期待が持てそうですがやはり…?

ミッチー高橋「そうですね(笑)。この座布団連発情報を聞いて居ても立ってもいられなくなり、8月の初旬に急遽ロケを組むことになりました(笑)。当日はイワシが既に抜けており、連日のプレッシャーから魚はかなりスレているとのこと。そこで、朝夕のマズメ時は『ハイアピールのFJバーティスR125Sで離岸流の中を細かく探る』作戦、日中は『オーバードライブ80S-LIのフルキャストで沖の竿抜けポイントを狙う』作戦で攻めてみました」

――結果はいかがでしたか??

ミッチー高橋「初日の夕マズメにはオーバードライブ80S-LIのLIピンクイワシで48cmのヒラメ、2日目の朝マズメはアピール重視のFJバーティスR125Sマットピンクで52cmのヒラメを釣り上げ、明るくなってからはカラーをナチュラル系のヒラメイワシに替えて45cmのヒラメを追加。その後、手前の反応が無くなってからはオーバードライブ80S-LIのLIマックスレーザーで50cmのヒラメ、LI竜宮城でマゴチの48cmと50cmを追加して終了。翌日も、朝マズメにFJバーティスR125Sマットピンクで50cmヒラメと48cmのマゴチを釣り上げることができました。同行してくれた野上君もFJバーティスR125Sのレッドヘッドグローベリーでコッソリ(笑)と52cm、45cm、43cmのヒラメを釣り上げていました」

――おお! ロケ的にはかなり良い結果だったのでは?

ミッチー高橋「座布団に巡り合えなかったことが悔やまれますけどね。でも実は2日目の朝マズメに近くでキャストしていた釣友がSLZバーティスSD140Sチャートバックパールで78cmの座布団ヒラメを釣り上げていました。野上君が直近で釣り上げた座布団ヒラメ5枚のヒットルアーも全てFJバーティスR125Sにオーバードライブ80S-LIと、使っているルアーと狙っているポイント、誘い方は殆ど一緒なので、こればかりは運なので仕方ないですね! 今回のヒットパターンは全てミノーとシンペンのSDメソッドで、周囲のアングラーを含め、見える範囲ですがジグとワームではノーフィッシュであったことから、今回のようなスレた状況ではやはりこの釣り方は効いていると思います!」

DAIWA公式YouTubeチャンネルでは「オーバードライブ80S-LI」の動画も公開中!


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