『ルアーマガジン』誌で毎年年末に開催している読者投票企画「T.O.Y.(タックルオブザイヤー)」。実際に道具を買っている読者が選んだ商品は何なのか。それこそ、ある意味「1番釣れる」道具ということも言えるかもしれません。2019年を通じてもっとも支持を集めたフック部門ランキングを発表します!
フック部門
釣り上手が小物にこだわるのはもちろん理由があってのこと。見た目で違いが分からなくても、使ってみればまるで違うのがフック類なのだ。いくらルアーチョイスが的確でもバラしてしまえば元も子もない。自分に合ったフックを選びぬいてみよう。
【1位】T・N・Sオフセット(ハヤブサ)
【210pt】前年2位
【スペック】
●サイズ:6〜6/0 ●入数:4〜9本 ●価格:オープン
並木理論を形にした基本性能の高いオフセット
T・N・SとはT並木スタンダードの頭文字。10年先でも遜色なく使える基本性能をコンセプトに、並木さんの理論を形にしたフック。まさにオフセットフックのスタンダードとして評価されている。フッ素コーティングで刺さりは抜群、クランク部分はZ型でワームをしっかりホールドする。
【2位】インフィニ(リューギ)
【192pt】前年1位
使いやすいオフセットを追求した高バランス設計
高い実績を誇るピアスフックのコンセプトを継承したオフセット。ギャップ幅と鈎先の向きのバランスを吟味し、魚に触れやすく、同時にフッキングパワーのロスが少ない形状を導き出した。サイバーメタル採用で剛性が高く、フックポイントも鈍りにくい。
【3位】Kgフック・ワーム17(デコイ)
【150pt】前年3位
【スペック】
●サイズ:6〜5/0 ●入り数:5〜9本 ●価格:300円(税抜き)
あらゆるワーム、あらゆるリグにオールマイティに対応
ワームのホールド性能が秀逸で、ヘビーカバーもスタックを恐れず攻略可能。強度も抜群で、即アワセによるパワーフッキングでも安心。あらゆるスタイル、リグにオールマイティーに対応し、バルキーワームでもしっかりとマッチする。
T.O.Y.ウォッチャー3人組のフック部門トーク!
古川:1位T・N・Sオフセットと2位インフィニはどちらが首位でもおかしくない状況でした。
戸村:4位のダブルエッジは完全に伊藤巧イズムだね。個人的にはスタンダードを推したい。リューギの隠れた名作フックです。
古川:新顔は7位マルチオフセットフック、10位フッキングマスター。エンジンやイチカワフィッシングなど気鋭のブランドにも注目が集まる。つい先日ダウンショット用のM2フックを使いましたがめちゃめちゃよかった。
千藤:最近はDAIWAのバザーズワームフックSSワイドオフセットがお気に入り。ほかにもフラッシュユニオンのカバーコンタクトフックは、自分のなかでかなりヒットした。トータルでストレスのないネコリグ用フックです。
当部門4~10位までのランキング
順位 | 得点 | メーカー | 商品 |
---|---|---|---|
4位 | 126pt | リューギ | ダブルエッジ |
5位 | 113pt | ザップ | パイルドライバー |
6位 | 114pt | リューギ | ピアストレブルTCコート |
7位 | 96pt | カルティバ | マルチオフセットフック |
8位 | 78pt | ハヤブサ | N・S・Sフックパーフェクション |
9位 | 60pt | ハヤブサ | D・A・Sオフセット |
10位 | 54pt | ノガレス | フッキングマスター リミテッドエディション ヘビークラス |