レジットデザインの大人気バスロッド「ワイルドサイド」の変異体『ヴァリアントモデル』がついにベールを脱ぐ! 



大人気バスロッドブランドのレジットデザインから、見慣れないロッドのリリース情報が流れた! 一見、ワイルドサイドのように見えるが、グリップはグレー。このロッドの正体は一体!? ロッドプロデュースを担当する鬼形さんに聞いてみました! 

【Profile】  

鬼形毅(おにかた・たけし)     

レジットデザインC.O.O.として、ロッドのデザインとブランドのプロデュースを手掛ける。現在も競技の舞台に身を置き続けている第一線のトーナメンターでもある。バスフィッシングの豊富な知識を活かし、艇王などの解説者としても活躍。  

鬼形「コストも売り上げも気にせず、自分が本当に必要なロッドを作った。それが『ヴァリアントモデル』」 

単なるガイド変更ではない、完全調和を目指したトータルバランスに注目して欲しい 

密かに開発が進められていたプロジェクト、ワイルドサイドのヴァリアントモデル。ワイルドサイドのフラッグシップと呼べるシリーズがついに誕生した。 

 

――新たなロッドシリーズとしてリリースされるこのワイルドサイド・ヴァリアントモデル。この竿の誕生のきっかけはどんなものだったんでしょうか? 

鬼形「まず、2年前に5周年記念としてワイルドサイドの限定モデルを出したんですが、その時にロッドの仕様に関しても色々と気付きがありました。ワイルドサイドにはステンフレームガイドが付いているんですが、それをチタンフレーム&トルザイトにしたらこうなるんだとか。わかったのは、やはりガイドセッティングを変えるとブランクスの設計も根本から変わってくるということ」 

――ガイドを変えるだけで、全体的なバランスも変わってきてしまうと。 

鬼形「はい。5周年モデルでは、WSC610MHとWSS-ST65Lのガイドセッティングをハイエンド仕様にしたのですが、結局一からブランクスも作り直しになったんですね。それで出来上がった2本は、もともとラインナップにあった番手だったんですが、同じフィーリングで使えつつも、やはり別物が出来上がった。ブランクも新設計、ガイドも違う、コスメも違うわけですから。やはりハイエンドなパーツを使うと全く別のロッドができあがると。それで、またいつかハイエンドなシリーズをやりたいなぁと思っていたんです。コストも気にせず、自由に竿を作っていったらどうなるんだという。それがヴァリアントモデルを作ろうと思ったきっかけですね。今回ヴァリアントモデルにあるのは、これまでにない新たな番手ばかりです」 

 

ヴァリアントモデルに採用されているガイドはチタンフレーム&トルザイト。ただガイドを変えるだけではなく、それ専用に全てを一から設計する必要があった。 

――ガイドを最先端のパーツを使って、それに合わせてブランクスもチューニングしていく。その過程で、新たな番手の必要性も生まれてきたんですね。 

鬼形「ワイルドサイドもかなりの数のラインナップになってきて、日本全国どんな釣りにもカバーできるようになってます。だけど、それでも試合に出てると、もう少しひねりが欲しかったり、局地的なパターンに対応するためにこういう竿が欲しいというのも出てくる。ただ、自分の試合のためにロッドを作ると、マニアック過ぎてきっと売れない。なので、既存の番手に手を加えながら使っていたんです」

鬼形「ティップを詰めたり、ガイドを変えたり、グリップの長さを変えてみたりといった感じですね。やはりトーナメントのためには、とんがり過ぎていると思えるくらいのスペックも欲しくなってくるし、一方で、大会のプラやテスト釣行などでいろいろなフィールドに行くので、汎用性の高いロッドも欲しくなってくる。初フィールドとかだと特にそうですね。とりあえず1本これがあれば潰しがきくよねっていう竿です」

鬼形「ワイルドサイドは使用目的をある程度明らかにしている竿が多い中で、もうちょっと幅広さを追求する面もあっていいのかなって思うようにありましたね。それもヴァリアントモデルのコンセプトになっています」  

感度とパワーと粘り、全てが融合された新設計ブランクス 

――専門性を上げるモデルと、汎用性を上げたモデルの両方がヴァリアントモデルにはあるんですね。では、具体的にはワイルドサイドとどのような違いがあるんでしょうか? 

鬼形「ブランクスの素材には、T1100Gというカーボンが多めに使われています。カーボンでいうと33tを使っていて、一見弾性が低いと思われると思われるかもしれませんが、そういうわけではありません。一般的には40t以上のものを高弾性と言うことが多いなか、33tというスペックでも、レジン量が少なくて密度が高く、より剛性が高くなっている。33tの剛性がありながらも、高弾性のようなパリッとした感度が得られ、曲げた時には復元力の高さも感じられる。いいとこ取りのブランクスになっていますよ。

そして、ガイドは小口径で軽い、チタンフレーム&トルザイト。グリップまわりも、見た目的にも変化を持たせて、工場に特注したグレーカラーのEVAを採用しています。ラインナップはスピニング2種類ベイト2種類で、発売は6月を予定しています。今は4種類ですが、これからもどんどん数は増えていく予定ですよ」 

紫を基調としたワイルドサイドから、デザインの印象も大きく変わっている。大きく目を引くのはグレーのEVAグリップで、ハイエンドの存在感を引き立てている。スピニングにはフックキーパーを装備。



鬼形毅の肝入りライトリグロッド! バーサタイルスピニングのハイエンド『WSS60UL+/TZ』 

WSS60UL+/TZ VARIANT MODEL 

【スペック】

  • 全長:6ft
  • ルアー適合範囲:0.9〜10g
  • 適合ライン:2〜5lb
  • 価格:52,800円(税込)  

どんな時でも頼りになる縁の下の力持ち的万能スピニング 

――では、4種類のラインナップからまずは1本、WSS60UL+/TZを紹介していただますか? 

鬼形「これは、先ほど言った、汎用性を広げた方面のロッドですね。専門性を高めず、あらゆるライトリグでの使い勝手を求めました。長さは扱いやすい6ft。曲がりもパラボリックでベーシック。ですが、最近は使うリグも繊細だしラインも細い。試合中も、パターンが見えていればリグもロッドも細かく用意していけるんですが、そういう時ばかりじゃない。それに、レンタルボートなど船が小さい時は何本もタックルを持ち込めなかったりもする。そんな時にこの竿を1本積んでおけばいろいろできるよねっていう番手です。なんでもできるスピニングのハイエンド版ですね。ワイルドサイドには59UL+があったんですが、これをもっと汎用性を高めるためにレングスを伸ばして、全体的なパワーもアップさせています。 

――では、鬼形さんはどんな釣りに使われているんでしょう? 

鬼形「1/16ozのジグヘッドもできるし、スモラバもできる、ノーシンカーもできるし、PEを組めばネズミ系のルアーもできる。困ったらこれ使っておけば間違いないっていうロッドになっていますね。リールにフロロ4lbを巻いておけばダウンショットやジグヘッドワッキー、ネコリグもできるし、PEを巻けばネズミ系やムシっぽいことにも対応してくれる。リザーバーでも霞水系でも、ラージでもスモールでも。レンタルボートでもバスボートでもオカッパリでも、スタイルを選ばず活躍してくれるロッドになっていますよ」 

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