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ルアーマンは絶対体験して欲しい! 東京湾バチコンアジングのすすめ!

  • 公開日:2022/03/04
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船に乗って行う海のルアー釣り、通称「オフショア」。このオフショアという言葉を聞くとマグロやヒラマサなどの大型魚を連想しがちですが、実は初心者やバスアングラーにもうってつけな釣りがあるのです! しかも「安・近・短」なもので!その名はズバリ「バチコンアジング」! はっきり言いましょう…この釣りは面白いし美味しいし最高です! 今回編集部・大木が初チャレンジしてきましたのでその魅力&ドハマりした一部始終をお伝えしましょう。

アジングはショアだけじゃない! 船のアジングが全国で人気拡大中!!

近年ライトルアーゲームのカテゴリーとして圧倒的な市民権を得たのがアジをルアーで狙う「アジング」。全国各地で狙える身近な魚でありながらゲーム性も高く、そして何より食味がよい。そんなアジングはオフショアでもゲームが確立されており「バチコンアジング」(バーチカルコンタクトの略)という名で急速に全国に広まりつつあります。おかっぱりではなかなか狙いづらい大型アジも手軽かつ高確率に仕留められることから、夢中になる人が急増! 近年では餌での船釣り文化が根強い東京湾でも乗合船でのバチコンアジングを始める船宿も出てきています。

今回アジングは大好きだけど、バチコンに関しては少しテクニカルなイメージがあって壁を感じてた編集部・大木が東京湾バチコンアジングの魅力を発信し続けているレジットデザイン・飯高さんにお願いし、バチコンアジングに初チャレンジしてきました!

バチコンアジングの魅力を教えてくれるのは我らがレジットデザインC.E.O.

【Profile】

飯高博文(いいたか・ひろふみ)

長年に渡るロッド開発経験を持ち、名作バスロッドをいくつも手掛けきた。近年はボートアジングの魅力にどっぷりと浸かっており、スクアドシリーズの誕生のきっかけにもなった。

餌釣りのLTアジ船と混ざってできる!?

実釣当日、集合したのは横浜は金沢八景にある人気老舗船宿「太田屋」。東京湾でのLT(ライトタックル)アジやタチウオ、マダイ船などが非常に有名で、近年ではルアータチウオや青物にも精力的に取り組んでおり、ルアーメーカーからも厚い支持を得ています。

飯高さん、バチコンで釣らせてください!の図(笑)。

大木個人的にも金沢八景の船宿では何度か釣りをしたことがありましたが、太田屋さんは今回初。しかも餌のLTアジに同乗してバチコンアジングが出来るなんて驚きです!

飯高「船の中でもエリアをきっちり分けてやってるんですよ、バチコンは船の先端部の舳(みよし)に集まって釣りをします」

飯高「餌のLTアジはバチコンアジングの仕掛けと比べ、重りから糸の太さなども大きく違うため、すぐ近くで釣りをしてしまうと仕掛けが軽い分オマツリなどのトラブルも起こりやすくなってしまう。そういったトラブルを未然に防ぐためにもエリアは棲み分けられているのです」

今回利用させて頂いた太田屋さんは勿論、現在東京湾では渡辺釣船店さん、つり幸さん、深川吉野屋さんなどがLTアジ船にてバチコンアジングを楽しめます。

お互いが気持ちよく釣りが出来るシチュエーションが整っているのは非常にありがたい! ちなみにバチコンをする場合は予約の際に事前にバチコン希望の旨を伝えておくことをお忘れなく!

バチコンアジングってどんなタックルでやるの?

先述したようにバチコンアジングの魅力は「安・近・短」であること。タックルもロッド以外はほぼ他魚種のタックルを流用できてしまうのです!

今回は大木が使用したタックルで説明をさせていただくと、ロッドはレジットさんからお借りしたバチコン専用ロッド『SKUAD SKS-ST65UL-AJING』。

バチコンアジング専用ロッドとしては最もスタンダードなスピニングロッドです。ちなみにショアからのアジングロッドとバチコンロッドの違いを飯高さんに聞いてみました。

飯高「ショアのアジングは堤防など足場が安定している場所での釣りになりますが、バチコンは船での釣りが故、常に足場が揺れている状況での釣りになります。そして関東でのバチコンは日中でのデイゲームが基本になるため、アジがボトム付近にいることが多く、いかにそのタナを探れるかが釣果の鍵となります」

足場は常に揺れており、太田屋さんの様に舳という船の場所が指定されている場合は高低差も出てくる。

飯高「そのようなシチュエーションでは、短くシャキッとした調子のショア用アジングロッドでは、リグが不用意に動いたり、タナが取りづらかったりとアジのアタリの多くを見逃してしまう可能性があるのです。そしてバチコンアジングのアクションの基本となる「ゼロテンション」も取りづらくなります」

飯高「よって、今回お貸ししたSKUADのアジングロッドシリーズは全体的にしなやかに仕上げており、ロッド全体で船の揺れを吸収してくれるロッドになっています。ゼロテンションの状態も作りやすく、全機種繊細な高弾性ソリッドティップを搭載しているので食い込みもよく感度も高い。ティップのカラーを変えているので目感度でのアタリも取れます」

なるほど、やはり釣果を確実に得るためには専用ロッドは必要なんですね。

飯高「バスロッドでもできなくはないですが、やはりシャキッとしたモデルが多いので釣りができたとしてもバイトの取れる回数は大きく違います。また東京湾のLTアジは4時間程度の短時間なので集中して釣りをするとあっという間。そのなかで確実に釣果を得たいのであれば専用ロッドは不可欠です。ただし、他のアイテム(リールやルアー)などに関しては流用できるものがたくさんあるので!」

created by Rinker
レジットデザイン(LEGIT DESIGN)

飯高「リールはスピニングであれば2500番代、ベイトもバス用のベイトリールでOK。タナがシビアな場合もあるからカウンター付きのリールもおすすめです。メインラインはPE0.4~0.6号にショックリーダーはフロロカーボン10lb程度です」

大木の使用リールはストラディック2500HGS(シマノ)
当日一緒にバチコンを楽しんだマシモPはカワハギ用に使用している旧ステファーノ(シマノ)

大木は普段エギングやバスに使っている万能スピニングを使用。メインラインはエギング用に巻いてあったメーターマーキング付きの0.6号をそのまま使用。リーダーはベイトフィネスリール用フロロカーボンラインの余りの10lbを。メインタックルのロッド以外はほぼ流用です。



仕掛け&メインルアーについて

タックルの次に気になるのが仕掛け(リグ)。大木個人的にはアジングの好きな点はジグ単というシンプルさ。でもバチコンだと胴付き仕掛けにしなきゃいけないと思うと少し面倒なイメージを持っていました。

「全然難しいことはないです! むしろ要点だけしっかり押さえれば問題ありません」というのはレジットデザインスタッフの敏腕セールスマン・新谷さん。

今回仕掛けについては出船前に新谷さんにみっちり教わることに。

出船前、新谷さん(右)に東京湾バチコン仕掛けをみっちり教わりました!

新谷「今回はバチコンアジングでのオーソドックスな『逆ダン』仕掛けを使用しましょう。三叉サルカンなども使用せず、シンプルかつイージーにセットできますから。

まずメインラインのPEに10lbリーダーをセット、結束はFGなどご自身の結びやすいやり方でOKです。リーダーの長さは1m程度、ジグヘッド+ワームはリーダーに直接結びます。ここまではショアのアジングとほぼ同じですね。そしてポイントとなるのがジグヘッド+ワームです」

新谷「ジグヘッドはバチコン専用のものがベスト。ショア用と何が違うかというと、ジグヘッドの重量とフック形状。逆ダンは簡単に言えばジグヘッド胴付き仕掛け、ジグヘッドがついている枝スを自然に漂わせなければならいので重さも0.3gが基本となります。状況によっては0.2や0.4を使い分けます。この0.1g差で釣果が大きく変わることもあるから面白いんですよ。

そして形状はロングシャンクのものを使って下さい。ショアで釣れるアベレージサイズよりも圧倒的に大きくなりますし、場合によってはハリを曲げられでバラシ…なんてこともあります。ロングシャンクであれば、喉の奥の堅いところに掛かるケースが多くなりますし、太軸のものであれば曲げられる心配もありません」

新谷さんおすすめ東京湾バチコンジグヘッドはこちら

新谷「次にワームですが、ショアと同じものか少し長めのものを使用します。大体2.5in以上でスタンダードは3in。カラーはお好みのもので良いかと思いますが、日中ならケイムラ系、濁っている場合は夜光系が効くのでお忘れなく」

新谷「そして逆ダン仕掛けの大事な要素である捨て糸ですが、ここには4lbラインを1.5m接続します。糸の結び方は固結びからのハーフヒッチで4~7回程度編み込めばOKです。ポイントはハーフヒッチの編み込みをきつく編み込み過ぎないこと。

逆ダンのメリットとして枝スの長さが結び目を動かすことで簡単に調整できることなので、強く編み込むと固定され過ぎてしまうので緩すぎずきつ過ぎずを心がけて下さい。三叉サルカンであれば毎度枝スの長さは切って調整しなければならないし、サルカンを接続することで感度も下がってしまいますのでバチコンに関しては逆ダンはメリットだらけなんです」

画像は今回大木が用意したリーダー&捨て糸ライン。バス用であればベイトフィネスで多用する10lbをショックリーダーに、スピニングのスタンダードラインである4lbは捨て糸として流用できる。

新谷「枝スの長さは20cmを基本に状況に合わせて調整をすれば良いと思いますが、枝スが長すぎるとワームが底に行き過ぎてしまうので、東京湾であれば捨て糸1.5mの枝ス20cmが一番ベターですね。捨て糸の先のシンカーは東京湾であれば15号(約52.5g)を基準に流れの強弱で前後の号数で調整。ただし、軽すぎたりすると周りとオマツリをしかけないので注意してください」

東京湾バチコンアジングのスタンダードな仕掛け図がこちら

いざ実釣!

今回は出船前に船宿で新谷さんにセットして頂いた逆ダンでいざ実釣!(新谷さんありがとうございます!)

当日はエサ釣りのお客様も多くおられましたが、舳は我々のみ。昔から船釣りはやっていましたが、ルアーとエサ釣りのお客さんが同船で釣りできるなんて不思議に感じます。

バチコンアジングの基本はロッドの際に説明したように「ゼロテンション(ゼロテン)」が基本となります。ゼロテンションとは仕掛けの重りが着底した際、糸が張りすぎず、緩めすぎずの状態をつくること。

仕掛けを教えて頂いた新谷さんも乗船してくれました。写真はゼロテン中。

その状態から小刻みにシェイクしたり、止めたり、巻き上げたりと様々なアクションで仕掛けていきます。その日の場所や潮流によってハマるパターンはそれぞれで、そのハマるアクションを探すことがバチコンアジングの面白さとも言えます。パターンを見つけた人は連発、また見つけられない場合はゼロ…なんてことも!

仕掛けを教えて頂いた新谷さんからは、出船前にここ最近のパターンも教えてくれて、あまり動かし過ぎないほうが良いとのこと。

動かしたい気持ちを抑え、じっと待っていると、すぐさま答えは返ってきました。

なんとファーストヒットは大木!

なんと、今回同行したメンバーの中で一番乗りにアジをゲット!

ヒットしたアジは25cmクラス。バチコンアジングではアベレージサイズとのことですが、普段プライベートで楽しんでるジグ単アジングでは良型!

飯高「東京湾のバチコンアジングは尺(30cm)クラスが普通に釣れますから。我々が狙っているのは40cmオーバーですよ。40cmクラスは引きも強烈です、しかもデイゲームで釣れちゃうからすごいんですよね、東京湾は」

ま、マジすか!? 普段東京湾でジグ単のボートアジングでは最盛期でも30cmクラスがMAX。バチコンって夢がありすぎます!

ちなみにバイトはショアのアジングのように繊細ではなく、しっかりと食い込んで、バイトが明確に伝わる、向こうアワセでひったくるようなバイトでした。バイトの種類も色々とパターンがあるのですが、当日はほとんどこのアタリの出方でした。

そして飯高さんもすぐさまヒット!こちらも25cmクラス。

今回メインで使用したワームは現在レジットさんで開発中のプロトアジングワーム。リブが多く入っており、潮流での自発的アクションもバッチリ出ております!

その後、大木も連発!何度かバラシはあったものの、コンスタントに数が釣れました!

ヒットパターンは最初の1尾から変わらず、ゼロテンションでのロングステイ。シェイクでのアクションは一切いれず、ボトムステイからのバイトがなければタナを取り直す。ボトムがゴツゴツするような起伏変化が激しい場所ではステイを長めにする、というバイトパターンを見つけてしまいました!

その後、船中のバイトが止まってきたので、気分転換にワームをチェンジ。ステイでのバイトがほとんどだったので、自発的にアクションしてアピールしてくれるワーム持っていたかなぁと思い、アジングワームボックスを探してみるといい感じのワームを発見!

早速チェンジしてみると、すぐにヒット! ワームローテーションは結構重要かも!!

ヒットワームはスターワーム ビロードスター2.5in(ゼスタ)でした。

その後また全体的にバイトは止んでしまいましたが、集中力を切らさず、今回のヒットパターンを再度くりかえしてみるといきなり強烈なバイト!

明らかに引きが凄まじい!

飯高「もしかしたら40cmクラスかもですよ、丁寧に!」

飯高さんのアドバイスを受けながら丁寧にやり取りをして上がってきたのは余裕の尺オーバー!

アジングを始めて早5年。こんな大きいアジ、ルアーで釣ったことありませんでした!

計測してみると36cmとグッドコンディションな尺オーバー! 40cmには届かずでしたが、大木のルアーアジレコード!まさか初挑戦でこれまでのアジング史上で一番でかいアジが釣れるとは夢にも思いませんでした。

その後追加で33cmを加え、終了時刻となり納竿。全体的に厳しい状況でしたが、初挑戦で7本。バラしたものが取れていれば、2桁いけていた釣果でした。

終了後、同行したメンバーの釣果を聞いたところ、なんとまさかのバチコングループでは竿頭に! こんなことってある!? と思いながらも、きっと釣りの神様から「バチコンの楽しさを世に広めなさい」という優しさだったのかもしれません(笑)。

釣行を終えての感想「ルアーマンは絶対バチコンやったほうがいい」

今回レジット様のおかげで初めてのバチコンアジングにチャレンジさせて頂いたわけなのですが、ハッキリ結論を言いましょう。この釣り「楽しすぎます」と。

いつもやっているジグ単でのアジングも大好きですが、それと同じ、いやそれ以上にパターンを見つけ出すのが楽しいし、ヒットすればサイズが一回り大きい。シンプルなタックルで釣りができるけどそれ以上に奥深いものがあると感じました。タナやワーム、アクションの違い、正解を導き出すという現代ルアーフィッシングにおいて大事な「探究心」という点を磨くことができます。

昨今釣りブームの影響もあり、どのフィールドも人が多く、プレッシャーが掛かるフィールドでターゲットを釣り上げることは間違いなく難しくなってます。よって以前と同じことをするだけでなく、「臨機応変に状況に対応する」ことや「引き出しを増やす」ことは必須のスキルと言えるでしょう。

バチコンでは釣りを楽しむことはもちろん、そのスキルを磨くことができます。かならず船の下にはアジがいて、必ず誰かしらが釣れているので、如何にアジャストさせられるかはアングラー次第なのです。だからこそ、是非バスマンやソルトルアーファンは挑戦してみてほしいです。きっと自身がメインとする釣りにおいてもプラスになると思います。 しかも釣れたら美味しいし、でかいアジもいるし!

また、関東圏に住んでいるのであればデイゲームで気軽にトライできるというのもグッドな点。車はもちろん、電車でも船宿にアクセスできて、タックルもライトだから荷物も少なくて済みます。気温が高すぎる季節でなければソフトクーラーでも大丈夫じゃないかと思います。

さらに船宿の料金もLTアジと同じなので非常にリーズナブル。しかも女性や子供は半額になるのでファミリーで楽しむのもありです!

季節も夏から秋にかけてがハイシーズンですが、基本1年中釣りができるので、メインの釣りがオフシーズンのときにも楽しめます。

個人的にはバチコンアジング用パックロッドを作って欲しい! バックパックにロッドを差して、少ない荷物とソフトクーラーボックスを持って公共交通機関で手軽に行ければ、より初心者にもチャレンジしやすく、ルアーフィッシングや船釣りが身近なものになると思います! 飯高さん、期待してます!!(笑)。

バチコンアジングに関する記事はこちら

大木 俊介

2022.03.04

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