水面を生き生きと動くトップウォータールアー。突如盛り上がる水面。水柱。トップウォーターで釣った魚はなぜこんなにも釣り人をワクワクさせるのか? 当然ルアマガ編集部員もこぞってトップウォーター好き。高実績の1軍ルアーに、いつか釣ってみたい憧れルアー、さらにはこだわりのトップ専用タックルまで、自慢の品々を紹介してもらった。今回は「ツヅキ」のセレクトをお届けする。
●文:ルアーマガジン編集部
フローターフロッグ【フロッグプロダクツ】
『メメタァ』なカエルがここにっ(あくまで個人の感想です)!
足ヒレ型金属パーツ&金属リップでアピール度高し。
カバーにコンタクトしても、リップとO型フローターを模したボディのおかげで根掛かり知らず。
ピッチはタイトで速巻きしてもバランスを崩さない。
ファンキーな見た目ですが、釣るためのルアーとして極めて優秀です。
コイツは後ろに大きな波紋をつくり、それにバスが引き寄せられる。
「カエル」「波紋」ときたら…そう、『メメタァ』ですよね。
フローターフロッグ、略して「FF」。「生きるということは、きっと思い出を作ることなのだ」。その言葉通り、このバスは良い思い出として記憶されることでしょう……。
オタマンゲール【ガウラクラフト】
「ようこそ…『男の世界へ』…」バスは僕に語りかけました。
背針仕様かつガード付きで、スナッグレス性は随一。
水平姿勢かつベリーにフックがなくつるんとしているので、ターンは非常に滑らか。
水面近くまで伸びたベジテーションの際でアクションさせれば、ウィード上に逃げて・現れてを繰り返す。
下からコイツを見上げるバスは、見え隠れするルアーに興味津々なはず。
ただし背針が故に、ついばむような弱々しいバイトは意に介さず、水面を勢いよく割って出るバスのみを相手とする、なんとも潔く男らしいルアーなのです。
これを手にとってフィールドに立ち「よろしくお願い申し上げます」そう言ってバスに公正な戦いを挑めば、アナタも『男の世界』の住人です。
全長 | 重量 | 価格(税込) |
---|---|---|
90mm | 3/4oz | 4,620円 |
ジレンマポッパー【イマカツ】
とりあえずトップで1尾というときはコレ
ほぼ水平の浮き姿勢で、いかにも小魚という距離で左右にスライドします。
カップは小さめで、スプラッシュもベイトが跳ねたときのようにナチュラル。
「コレ食わないとか、むしろバスの方がセンスないんじゃないの? 」そう思ってしまうくらい、美味しそうなアクションが誰でも簡単に。
推奨ラインがフロロという点も、現代のタックル事情に則していて良いですよね。
以前三原さんはi字引きでも釣れると解説していたので、今年はそれを狙います。
全長 | 重量 | 価格(税込) |
---|---|---|
60mm | 4g | 1,650円 |
ポンパドールジュニア【ジャッカル】
背番号7って書き込みたいです。
中速以上でしっかり動いてくれるので、デッドスローで巻くのが苦手な僕には、使っていて気持ちが良いルアー。
サウンドがしっかり聞こえるのでリズムを確認しやすく、多少ゴミを拾ってもキッチリ泳いでくれるスイムバランスの高さも素晴らしいです。そして何より釣れる。初めて使って、いきなり2本釣れたりして。
テンポの速いゲームが得意で、プレー中によく声を出し、タックルを受けても倒れない。
しかもデビュー戦で2発。
僕の中ではハネモノ界の中田英寿ですね。
全長 | 重量 | 価格(税込) |
---|---|---|
66mm | 18g | 2,431円 |
紹介した人
JOJO的2選&釣果保証2枠でした……!
ツヅキ【つづき】
ボートで釣る40アップより、フローターで釣るノンキーの方が嬉しいルアマガの営業。
トップよりもボトムの釣りの方が好きですホントは。
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!
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