バス釣りカバー向けライン忖度なしでインプレ!【ソラローム エクスレッド type NS(東レ・モノフィラメント)】

バスフィッシングは道糸としてフロロカーボンラインをメインに使用する数少ない釣り。そんな稀有なジャンルなだけに各メーカーごとに異彩を放つラインが作り続けられている。カバーフィッシングにおいてもフロロカーボンラインは必要不可欠であり、エッジの効いた商品が多数存在する。そんなカバーに最適な主要メーカー3社6アイテムを編集部が忖度なしのガチインプレ! 今回東レ・モノフィラメント『ソラローム エクスレッド type NS』を紹介する。

●文:ルアーマガジン編集部

2024 新製品情報

ソラローム エクスレッド type NS【東レ・モノフィラメント】

ナノスリット搭載で結束強度と結びやすさがアップ!

NSとは『ナノスリット』の略で、ラインの表面に細かいスリットが刻まれている。こうすることで結ぶときのライン同士の接地面が減り、滑りがよくなって力が均等に分散し、きれいな結び目が作りやすくなる。スリットを刻むことで結ぶときにライン同士が締め込まれ、歯車のように噛み合いがっちりと固定されるので強度は心配無用だ。

[写真タップで拡大]

[写真タップで拡大]

ラインナップ糸巻量カラー価格(税込)
3~20lb100mナチュラルオープン

ルアマガ編集部フクシゲ&タナカのインプレ

サラサラとした巻き心地がとてもいいですね! キャスト時もレベルワインダーを抜ける感覚がとても気持ち良かったですね [写真タップで拡大]

フクシゲ
フクシゲ

とにかく滑らか! キャスト時も素直に糸が抜けていくし、巻き心地も最高でした。反発しないラインなのでノットが組みやすくほどける感じも皆無でしたね!

やはりしなやかさが目立ちますね。フロロというよりナイロンラインの12lbクラスを使っているぐらいの柔らかさですね! [写真タップで拡大]

スプールに張り付くかのように密に巻けます。ナノスリットのおかげですね! [写真タップで拡大]

使用感はかなりしなやかな印象でした。それに相反し高強度も持ち合わせているスゴモノ! カバー撃ちにも適していますが、ビッグベイトやリップレスルアーでもアクションを殺さずに使えると思いますね!

タナカ
タナカ

ソラローム エクスレッド type NS検証結果

操作性

[写真タップで拡大]

飛距離引っ張り強度伸び耐摩擦性太さコスパ
24.7m6.48kg16.6mm94回0.330mm1m当たり18.53円

検証レギュレーション

カバー用フロロカーボンラインとして各メーカーの16lbクラスを使用。

項目説明
飛距離ライン以外を同一のセッティングにしたタックルを使用。
それぞれの飛距離のテストを行う。
3回投げた結果の平均値を測定。
引っ張り強度ラインの引っ張り強度を測定できる機器を用いて各ラインの強度を計測。
5回検証したのち結果の平均強度を算出(※すべてユニノット)。
伸び各ラインを500mLのペットボトルに結びつけ、1mの長さで吊るす。
何mm伸びるのか検証する。
耐摩擦性240番台の中目のサンドペーパーを机の角に張り付け、
500mLのペットボトルを結び付けたラインを何度も擦りつけ、
ブレイクする限界値を測定する(※1往復で1回とカウントする)。
太さ各ラインの直径を計測。
コスパそれぞれのラインの実売価格と1m当たりの価格(※キャスティングオンライン参照)。
操作性キャストフィール、アクション、感度、固さ、浮力の5項目をパラメーターで表記。

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!


※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。

最新の記事