アメリカのヤバいワームやスタイルとは!? USバス釣りカバー事情4トピックスをご紹介

横が映せる魚探やピンスポットで止まるエレキ、しまいには水中ライブ映像も見られるようになった現在のバスフィッシング。テクノロジーの進化は、アメリカのトーナメントシーンを大きく変えた。バスの居場所を把握したうえで魚の目の前にルアーを通すことが可能になり、スクーリングフィッシュをねらった沖の釣りが席巻している印象がある。最新のUSバス釣りカバー事情をレツ・オカザキさんが解説。(Photo by B.A.S.S.)

●文:ルアーマガジン編集部

レツ・オカザキさんのプロフィール

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レツ・オカザキ

かぶれ歴30年超のUSトーナメントウォッチャー。イチ推しのJ・クリスティーがクラシック制覇した際、テンションが上がりすぎて彼のInstagramに祝福コメント送っちまったぜ。恥ずぅぅ!

カバーゲームはもう古い?

横が映せる魚探やピンスポットで止まるエレキ、しまいには水中ライブ映像も見られるようになった現在のバスフィッシング。テクノロジーの進化は、アメリカのトーナメントシーンを大きく変えました。バスの居場所を把握したうえで魚の目の前にルアーを通すことが可能になり、スクーリングフィッシュをねらった沖の釣りが席巻している印象があります。アンダースピンジグやジグヘッド・スイムベイト、ドロップショットといった“フィネス”の釣果が増えたのも「そこにいるバスを釣る能力」に長けているからでしょう。

しかし! シャローカバーフィッシングが終わったわけじゃない!!

2021年エリートシリーズ全9戦のトップ10アングラーを調べたところ、もっとも登場回数が多かったのはラバージグでした(27回)。これはフリッピングジグとスイムジグを合わせた数ですが、なんにせよシャローカバーを釣っている証であります。

さまざまなリギングを施したスティックベイトも上位陣が好んで使っていました。とくに目立つのはテキサスリグとワッキーリグ。これもシャローカバー攻略に違いない!

キーワードは【便利】

アメリカ南部のフィールドを数箇所ロケして痛感したのは、日本とはスケールがまったく異なること。「カバーとは何ぞ? 」という命題は置いといて、レイダウンはデカいし、植物エリアは広いし、リップラップはやたら長い。レイク・マーレイでは「万単位あるんじゃね? 」と感じるほど点在するボートドックのほとんどにブラッシュパイル(人工のオダ)が沈んでいて、こんな数をどう探るんだ!? もしや当てずっぽう? と思いました。無論そんなわけない。

そこでキーになるのが【便利】です。効率と言い換えてもよろしいかと。素早くチェックできて食わせられるルアーが必要になる! だからこそクランクベイト。だからこそテキサスリグ。横にも縦にも探れるラバージグが重宝されるのも、そんなところだと考えます。カバーの規模が小さい日本の場合、効率よりも「食わせ」が重要視される局面が多いから、アメリカの流行りモノをそのまま日本に持ち込んでも話が違います。

とはいえアメリカのシャローフィッシャーマンの技術やルアー選択は、ものすごく参考になること間違いなし! っていうかカッコいいから真似したい!!

【ドヤるTOPIC1】シャローマン希望の星

現在エリートシリーズA.O.Y.2位のジョン・コックス。いい人そう。(Photo by B.A.S.S.) [写真タップで拡大]

彼の名はジョン・コックス。36歳。今季エリートシリーズ6戦のうちトップ10が4回という強者です。特筆すべきは前方向ソナー(○イブスコープ)を使わず、水深4ft(約1.2m)より深いバスを釣っていない戦績ということ! 写真の3アイテムがフェイバリットです。なかでもワッキーで釣っているイメージが強い。

【ドヤるTOPIC2】フリップ2大巨頭

就活の面接で「USツアープロで誰が好きですか? 」と質問された時、この2人を挙げれば間違いありません。「ああ君、フリッパーだね」と高評価がもらえるでしょう。グレッグの動画はYouTubeにしこたまあるので、カバー撃ちがうまくなりたければ正座で鑑賞してください。ココだけの話、イケボです。

3ft(約1m)より深い所は釣らない、と言い切るグレッグ・ハックニー。(Photo by B.A.S.S./SeigoSaito) [写真タップで拡大]

レツが世界一のフリッパーと崇めるアンディー・モーガン。MLF所属。(Photo by GarrickDixon/MLF) [写真タップで拡大]

サンティクーパー名物、サイプレスツリー群。日本では見かけないカバーです。 [写真タップで拡大]

【ドヤるTOPIC3】今をときめくビーバースタイル

フリップの主流はビーバースタイルです。クリーチャー系との線引きは曖昧ですが、パーツの少ない扁平ワームをテキサスリグにしたものを多くのアングラーが投げています。走りはスウィートビーバー(リアクションイノベーション)で間違いないでしょう。すり抜けよく、ハリ持ちもよろしい。レイジーバグ(ストライクキング)も大人気。日本で使うならスモーリービーバーがいいかも?

スモーリービーバー。 [写真タップで拡大]

スウィートビーバー。 [写真タップで拡大]

【ドヤるTOPIC4】公然の秘密!? ヤバいワーム『メナス』

日本人的感性で見れば「これ釣れるの? 」というデザイン。はっきり言って、釣れます。 [写真タップで拡大]

ストライクキング社のレイジーツインテールメナスグラブ。長ったらしいので「メナス」と呼びます。テキサスリグ、ジカリグ、ジグトレーラーなど、いろんなリグに対応するシャローカバー攻略の味方。ハリ持ちは長所ですが動きだけなら日本製にもっといいのがある……だが釣れる! USの記事でもほとんど話題に上がらない、しかしめちゃくちゃ売れているアイテムです。


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