村上晴彦さんのバス釣りマイクロベイト理論「細い糸でしか操れないのが良い」

昔ならセコ釣りと呼ばれ虐げられていたような気もする極小ルアーの釣り。しかし、時代は令和に変わり、マイクロベイトと名前も変わり…なんだかイケてる感さえ醸し出されてはいないか? 今や、小さいは正義なのか? そんなマイクロベイトについて、猛者たちの見解はいかに? 今回は村上晴彦さんに伺った。

●文:ルアーマガジン編集部

村上晴彦さんのプロフィール

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村上晴彦(むらかみ・はるひこ)

1990年代に常吉リグ、根こリグ(ネコリグ)を世に解き放った天才釣り師。日本におけるマイクロベイターの始祖と呼ぶべきひとりかもしれない。現在はisseiのプロデューサーを務め、バスだけでなく海でも釣りの楽しさを提案し続けている。

マイクロベイトはなにがいいかというと…細い糸でしか操れないところだね

村上晴彦さんの「俺はこう考えるマイクロベイト理論」

村上さんといえば、ライトラインを使ったフィネスフィッシングを、ボートではなく岸から世に広めた張本人。当時はセコ釣りと揶揄されたりもしたが、すぐにトーナメントシーンでも必須テクとなった。マイクロベイト論の開幕に最もふさわしい人物だろう。

村上「僕のなかにマイクロベイトというのはないのね。狙う魚によって適正ルアーサイズは変わってくるから。その前提のうえで…小さいルアーは何がいいかというと、細い糸じゃないと操りにくい。だから、大きなバスを釣るために糸を太くするとマイクロベイトとして成り立たなくなるのね。そこで、細い糸のメリットというのはオープンウォーターで時間をかけられるところにある」

早速、逆説的にマイクロベイトの極意を示してくれた村上さん。

村上「経験からいうと、ワームを小さくしたらこんなにデカいバスが連発するんだ! というのは何回もある。例えば、琵琶湖なら5月後半のアフターになるかならないかくらいの時期か、2月くらいの夜のオカッパリ。あとはエサかな。昨日まで桧原湖で釣りをしていたんだけど、バスは4cmくらいのワカサギを食ってるのね。そのサイズにワームを合わせるとかなり反応する印象があった。まあ、エビやゴリを食うために下を向いているときは効くような気がする。マッチ・ザ・ベイトとは別に、小さなルアーが音もなく気配を消して動くのが効くというのもあるかもしれない。その逆がビッグベイトで、スレたバスに投げたら寄ってくる。これって、デカいエサを食ってるからじゃないよね」

村上さんおすすめマイクロベイト

第1期

ビビビバグ 2.6in【一誠】 [写真タップで拡大]

スパテラ 3in【一誠】 [写真タップで拡大]

小さいながら複雑な形状のビビビバグは、動いたときに生じる水の流れも複雑。サイズに反して存在感は大きい。スパテラは微妙な入力でもそれを打ち消すことなくよく動いてくれるという。

第2期

ライアーミノーフラットサカナサカナ 3.8in【一誠】 [写真タップで拡大]

ライアーミノー 3in【一誠】 [写真タップで拡大]

サカナサカナはペラペラボディで、弱い入力でもリニアに動く。ライアーミノーはリアルなシルエットで、遠くから見たときに「魚かも? 」と思わせてそのまま食われてしまう。「見た目のシルエット、乱れる水流波、視覚的な生命感」この3要素を村上さんは重視する。

『ルアーマガジン』2022年11月号 発売情報

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『ルアーマガジン』2022年11月号

今回の表紙は「る○ぶ」をイメージしています。って、言わなくてもわかりますかね(笑)。旅をテーマに特集を考えていたときに真っ先に浮かんだイメージがコレでした。楽しそうでいいですよね~。実際、内容のほうも非常にバラエティ豊かなものになっています! ガチで使えるハウツーはもちろん、冒険心をくすぐる実釣企画、たくさんのお役立ち情報…。「る○ぶ」のように皆さまを楽しい旅へと導きますよ!

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