昔ならセコ釣りと呼ばれ虐げられていたような気もする極小ルアーの釣り。しかし、時代は令和に変わり、マイクロベイトと名前も変わり…なんだかイケてる感さえ醸し出されてはいないか? 今や、小さいは正義なのか? そんなマイクロベイトについて、猛者たちの見解はいかに? 今回は木村建太さんに伺った。
●文:ルアーマガジン編集部
木村建太さんのプロフィール
木村建太(きむら・けんた)
フロッグゲームやパンチングを日本に広めたパワー系スタイルの申し子。琵琶湖の人気ガイドを経て、現在はバスマスター・エリートツアープロとして活躍中。2022年はノーザンオープンのジェームズリバー戦で優勝を飾るなど絶好調!
僕が唯一使う小さいルアーは…トラウトやスモールなら反則レベルで釣れますよ
木村建太さんの「俺はこう考えるマイクロベイト理論」
木村「マイクロベイトっていうと1inくらいでしょ? この大きさでまじめに使うのは日本ならサーキットバイブくらいしかないかな…。小さくするほど安心感がある、という感覚が僕には一切ないんです。数釣りはできるかもしれないけど、小バスが釣れる時点でマイクロベイトで勝負する意味はない。世間とのギャップは感じますね…」
…と、やっぱり「なんで俺に聞くの?」という反応だった。マイクロベイトがストロングになりうる状況は認めたうえで、自分にはその引き出しがない、とのこと。しかし、例外もある。
木村「そんな僕が最近使っている唯一の小さいルアーがマラブージグです。スモールマウス戦では使ってないと話にならんレベルでした。あの微波動、反則なんですよ、ハッキリいって。いわば、虫パターンの強力バージョン。フライフィッシングに近い感覚で、投げて巻くだけ。クリアウォーター限定なんですが、スモールなら十分見つけて寄ってきます。シャローのロックエリアなら日本でも相当効くと思いますよ」
木村建太さんが唯一使う小さいルアー
マラブージグ【木村建太自作】
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