USB充電ケーブルはもうコレ1本でいい!出張の多い雑誌編集者が選んだ3-in-1ケーブル(Anker)を2年間使い込んだ率直な感想

釣り雑誌、釣りメディアの編集者は、日本各地の水辺に行き、取材活動を行うことが多い。取材には、カメラやパソコン、タブレット、スマートフォンなど、多くの電子デバイスや機材が必要で、それらの電源の管理は毎回、神経を使う部分でもある。そんな、出張の多い編集者が信頼して愛用する、超便利なUSB充電ケーブルを紹介しよう。

→便利すぎる『3-in-1ケーブル』のスペックと価格

●文:ルアマガプラス編集部

取材で使用する機材や電子デバイスが多く、電源管理が大変!

釣りメディアの取材は、日本各地の水辺へとおもむき、動画やスチール撮影などを複数日かけて行うことが多い。実際に、どのような機材やデバイスを必要とするのか? まずは、その一部を紹介していこう。

メインカメラ

CANON EOS R6・EOS RP
取材で使用するカメラはミラーレス一眼。使い方にもよるが、一眼レフよりも使用電力量は高い。2台態勢のため、その分、使用するバッテリーも増える。純正だけバッテリーを揃えると高額になるため、一部はサードパーティ製のバッテリーも活用。 [写真タップで拡大]

スマートフォンのカメラの進化が著しいとは言え、素早く様々な状況に対応する必要のある釣りの取材では、デジタルスチルカメラは欠かせない機材。特に、ミラーレス一眼の場合、EVFモニターや液晶モニターなどの使用頻度が高くなり、一眼レフよりもバッテリーへの負担が高い。

また、最近は写真での稼働よりも動画撮影が多く、そうなるとさらに使用するバッテリーが増え、電源の管理のシビアさが増す。

サブカメラ

GoPro HERO8 Black
頻繁にリリースされる新型のペースについていけず、HERO8で止まったまま。便利だが、バッテリーの持ちは良くない、と言うか悪い。 [写真タップで拡大]

撮影のバリエーションを増やすために、GoProを持ち出すことも多い。コンパクトで、ラフに使えて便利な一方で、バッテリーの持ちは良くない。電源オンの状態で待機していると、みるみる残量が減っていいくため、予備バッテリーは必携。

ドローン

DJI Mini 2
DJI MAVIC Miniを落としてしまったため、仕方なくDJI Mini2を買い直し。バッテリー1本だと15分程度しか飛ばせないため、複数のバッテリを常に用意しておきたい。 [写真タップで拡大]

GoProと同じく、撮影のバリエーションを増やすための手段として活用。持ち合わせている機種は、バッテリー1本で15分程度しか飛ばせないため、複数のバッテリーが必要となる。

充電電池

Panasonic エネループ
エネループは、容量はそこまで多くないものの、繰り返せる充放電の回数が多いので愛用。エネループプロは容量が多いが、それとトレードオフで充放電の回数(製品寿命)が、通常版に比べて極端に少ないと感じたため使わなくなった。 [写真タップで拡大]

取材、撮影では、とにかく大量の単三電池を消費する。使い切りの電池だと環境負荷も高いため、充電式のニッケル水素電池を使用している。パナソニック(エネループ)は、重いものの、充電後放置していても自然放電が少ないので便利。充電電池を使用する主な機材は、カメラのストロボやワイヤレスマイクなど。

電子デバイス

撮影機材以外にも、現場でのデータの整理や撮影内容のチェックなどで使用する電子デバイスも携行する。Wi-Fiルーターやノートパソコン、スマートフォン(iPhone)、場合によってはタブレットなど。

機材ごとに異なる充電端子。増える一方のUSBコード…。この悩みを解消するアイテムを発見!

主だった物を列挙したが、とにかく充電が必要なものだらけで、きちんと運用する上で重要になってくるのが、これらの機材やデバイスの電源管理だ。現場でバッテリー切れで撮影できない、取材できない、という事態は絶対に避けなければならないし、取材・撮影後に宿に戻ってからも、限られた時間で効率よく、カラになったバッテリーの充電を行う必要がある。

手持ちの機材・デバイスに採用される端子類

ここで厄介なのが、機材やデバイスごとに、充電用のインターフェースがバラッバラなこと。挙げていくと、キヤノンのカメラは、純正バッテリーは専用の充電器(コンセント利用)だが、サードパーティ製バッテリーの充電器はUSB MicroB(MicroUSB)を採用。充電電池用充電器、Wi-FiルーターはUSB MicroB、GoProとDJI Mini2はUSB-C、そしてiPhoneはご存知の通り、悪名高きライトニング端子。

さすがに、それぞれに合わせてケーブルを別々に用意するのは面倒だし、持ってきたと思っていたら別のケーブルだったというような事態に陥るリスク要因にもなってしまう。

USB MicroB・USB-C・Lightning(ライトニング)全てに、1本で対応

1本のケーブルで全てをまかなえて、なおかつ信頼性が高く、耐久性のある、そんな都合の良いケーブルないかなぁ、とネットで色々と調べてみると、端子を付け替えられるUSBケーブルが複数見つかった。そこで、いくつか使ってみた結果、どの機材とも相性が良く、問題なく安定して使用できて、なおかつ耐久性も良いと思えたのが、Ankerの「PowerLine II 3-in-1 ケーブル」だった。

PowerLine II 3-in-1 ケーブル(Anker)
大元はUSB MicroBで、そこにUSB-CやLightningのアダプターを付け替える方式。こういったタイプのケーブルは結構あるが、AppleのMFi認証をクリアしているかどうかが、選択の1つの基準。 [写真タップで拡大]

PowerLine II 3-in-1 ケーブルを気に入った点

  • 耐久性が高そう(12,000回の折り曲げテストをクリア)
  • 各端子が耐久性の高そうなコードで繋がっている
  • LightningとUSB MicroB(MicroUSB)は2.4Aで充電可能
  • USB-Cは3Aで充電可能
  • AppleのMFi認証を受けている

端子付け替えタイプでも、ケーブルに紐付いていないものは間違いなく紛失するので除外。その点、このPowerLine II 3-in-1 ケーブルは、耐久性の高そうなシリコンコードでケーブルと繋がれていて紛失などのリスクがない。

写真のケーブルは2年ほど日常的に使用しているものだが、ご覧のようにくたびれた感じがなく、耐久性の高さをうかがわせる。また、黒ずんだり変色したりといったこともない。ちなみに、ケーブルのカラーは黒も選べるが、ホテルなどでの置き忘れ防止のために少しでも目立つ白を選択した。

2年ほど使用しているが、端子アダプターを繋ぐコードにダメージはない。一体化されていないと絶対に紛失するので、ここは重要な部分でもある。 [写真タップで拡大]

品質の良くない充電ケーブルやApple未認証の製品の場合、機器側でうまく認識してくれなかったり、充電速度がやたら遅かったりと、まともに使えないという経験をこれまで幾度となくしてきたのだが、このPowerLine II 3-in-1 ケーブルに関しては、充電速度や使用する機器における安定感など、いずれの面でも満足している。

PowerLine II 3-in-1 ケーブルは、手持ちの機材・デバイスのほぼ全てに対応

1本がやや高価(どのサイトでもほぼ同じ、2,300円程度で売られている)ではあるが、少なくとも2年は問題なく使えているので、安くて耐久性の低いケーブルを何度も買い換えるよりも、逆にコスパは良いのかもしれない。

PD(パワーデリバリー)規格には対応していない

1つ、注意が必要なのが、充電器に挿す側の端子がUSB−Aを採用していることからもわかる通り、当然PD(パワーデリバリー・急速充電)規格には準拠していない(PDはUSB-Cの規格)。

上記の機材で言うと、EOS R6やRPのボディ内で直接バッテリーを充電する機能は、PD規格のケーブルと充電器の使用を前提としている。この企画に対応していないケーブルや充電器を使用しても、全く充電ができない。

また、ノートパソコン(Macbook Air)に関しては充電することは可能だが、Appleの仕様にある急速充電の要件は満たしていないので、Magsafe 3やThunderbolt 3を使用した急速充電よりも時間がかる。ただ、パソコンを使用しながらの充電も可能なので、「0%から少しでも早く満充電にする必要がある!」という場合以外には、あまり困ることはないかもしれない。

キヤノンEOS R6やRPなど、最新のミラーレス機はボディ内でバッテリーの充電が可能だが、その場合PD(パワーデリバリー規格)対応の充電器とケーブルを使用する必要がある。PD規格を満たしていない場合、一切充電できない。よって、PowerLine II 3-in-1 ケーブルは、EOSのミラーレス一眼のボディ内バッテリー充電に対応しない。 [写真タップで拡大]

ちなみに、PDに対応するために、同規格に準拠した「Anker PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブル」も数本、取材時には携行している。ただ、よほど大量にカメラバッテリーを消費する仕事でない限り、PowerLine II 3-in-1 ケーブルで十分対応できるだろう。


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