昨今、シーバスフィッシングの世界を大いに賑わしているのがビッグベイト。特にベイトフィッシュのサイズが大きい秋はその破壊力が顕著であり、その代表格であるコノシロがメインベイトになると、既存のビッグベイトですらボリュームが足りず、アピール不足になることもしばしば。そこで、対ランカーシーバスの実績が高いアーマジョイントのボディを190mmから大幅に拡大し、よりマッチ・ザ・ベイトを追求したジャイアントベイトが満を持して登場した。それが『エクスセンス アーマジョイント280F フラッシュブースト』だ。
●文:ルアマガプラス編集部
エクスセンス アーマジョイント 280F(シマノ)
【スペック】
- 全長(mm):280
- 重量(g):135
- タイプ:フローティング
- 飛距離(m):52
- 潜行深度(m※参考値):0.2
- フック:2/0 x 2
- カラー:7
ボディサイズが大きくなると懸念されるのが飛距離で、表面積の大きさに比例して空気抵抗も大きくなり、ランカーシーバスを誘うだけの十分な飛距離が出せなくなる恐れがある。しかし、190mmモデルで好評を得たアーマブースト機構はこの280Fでも健在で、ボディが折れ曲がることで空気抵抗が減るだけでなく飛行姿勢も安定し、平均飛距離は何と50mを達成することに成功している。
そして、ボディサイズをアップしたことにより、新しく追加されたのがスタビライザーフィン。190mm→280mmに大型化することで、スイミングアクションを安定化させるためには新たなバランス取りが必要となったためだ。胸ビレのように左右にフィンを張り出させることで、水の動きが大きい海流の中でもタダ巻きからトゥイッチ、ジャークまで、理想的なアクションでランカーシーバスを誘うことができる。
もちろん、シマノルアーならではの視覚的アピール機能とも言える反射板でのフラッシング機構であるフラッシュブースト、ベイトフィッシュのリアルな鱗パターンを再現したスケールブーストも標準装備。
190Fでは役不足と思われるほどの大型コノシロの群れに遭遇したならば、迷わず、臆せず、この“280F”を投入すべし。ジャイアントベイトに相応しいジャイアントシーバスが、期待に応えてくれるハズだ。
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