
●文:ルアマガプラス編集部
ヒイカとは?
ヒイカは、ツツイカ目ヤリイカ科に属するイカの一種。正式名称は「ジンドウイカ」であるが、釣り人の間では「ヒイカ」の呼称が一般的だ。胴長10cm前後ととても小型で、日本各地の沿岸部に生息している。とくに冬の夜、漁港の常夜灯まわりで手軽に狙えるターゲットとして人気が高く、冬の風物詩的な釣り物となっている。
ヒイカの生態
沿岸の湾内や漁港など、比較的波の穏やかな場所を好んで生息する。夜行性で、日中は砂地や藻場に身を隠していることが多い。夜になると活発に活動し、プランクトン/小魚/甲殻類などを捕食するため、光に集まるベイトを狙って常夜灯の明かりが届く範囲に集まってくる習性がある。群れで行動することが多く、一度釣れ始めると連続して釣れることも少なくない。
常夜灯のある漁港はヒイカ釣りのメインポイントとなる。
ヒイカの釣りシーズン
ヒイカは水温の低下とともに接岸してくるため、晩秋から冬にかけてがメインシーズン。
メインシーズン(11月~2月)
水温が下がり始める晩秋から本格的なシーズンインとなる。とくに水温が安定する12月から1月にかけてが最盛期であり、特に漁港の常夜灯周りでは釣果が期待できる。群れの規模も大きいことが多く、数釣りが楽しめることもしばしば。
シーズン終盤(2月~3月)
春の訪れとともに徐々に産卵のために深場へ移動するため、釣果は下降線をたどる。しかし、場所によっては3月頃まで釣れ続くこともある。群れは小さくなるが、良型が釣れる可能性もある。
ヒイカの釣り方
常夜灯のある漁港や堤防での夜釣りが基本となる。手軽な仕掛けで楽しめるのが魅力だ。
ヒイカを狙う際は夜釣りが基本となる。
電気ウキ釣り
ヒイカ釣りのもっともポピュラーな釣法。電気ウキの光を目印に、モエビもしくはエサを付けたカンナ仕掛けやテーラーを漂わせてアタリを待つ。ウキがしっかり沈み込んでからアワセを入れよう。ヒイカのいるタナ(水深)は時間帯や日によって変わるため、ウキ下をこまめに調整することが釣果を伸ばす鍵となる。
仕掛け例
- ロッド: 7ft前後のアジング/メバリングロッド/万能なコンパクトロッド
- リール: 1000番~2000番クラスの小型スピニングリール
- ライン: ナイロン 2~3号
- ウキ: 0.5号~1号負荷の小型電気ウキ
- 仕掛け本体:
- 市販のヒイカ用ウキ釣り仕掛けセットが手軽で確実
- エサ: モエビ/キビナゴ/鶏のささみ等
ヒイカの食べ方
小型で身が柔らかく、火を通しても硬くなりにくいため、様々な料理で美味しく食べられる。下処理も簡単で、丸ごと調理できる手軽さも魅力だ。
身が柔らかく、さまざな料理で楽しめるヒイカ。
煮付け
甘辛い煮汁でさっと煮付ける定番料理。短時間で火が通るため、柔らかい食感を損なうことなく味わえる。ショウガを少し加えると、風味が一層引き立つ。
バター醤油炒め
ヒイカの旨味とバター醤油の香ばしさが相性抜群の一品。ニンニクや鷹の爪を加えてペペロンチーノ風にしたり、キノコ類と一緒に炒めたりするのもおすすめだ。お酒のつまみにも最適。
唐揚げ
丸ごと、あるいは胴とゲソに分けて片栗粉をまぶして揚げる。外はサクサク、中はふっくらとした食感が楽しめる。子供から大人まで人気のメニューだ。
沖漬け
釣ったヒイカを、醤油/みりん/酒を合わせたタレに生きたまま漬け込む料理。釣り場でしか作れない贅沢な一品で、濃厚な肝の味わいが楽しめる。熱々のご飯に乗せたり、お茶漬けにしたりするのも絶品。
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