2020年に最も人気だったバス釣り用ベイトロッドはこれだ！ 読者投票ランキング発表【ルアーマガジンT.O.Y.】

T.O.Y.ベイトロッド部門をよりぬき3名が講評！

ゾディアス勢を振り切り、ファイアウルフが首位奪還！

LM：1位はスティーズ・ファイアウルフでした。18年に初めてT.O.Y.に輝いて以来、2年振り2回目の栄冠となりました。

千藤「川村光大郎さんが人気のブースターになっているのは間違いないけど、実際に触ってみると本当に使いやすいんだよね。これ1本あれば何でもできそうな気がする。同じDAIWAなら、ブラックレーベルSG671MHFB-FRも同じような感じかな。かなり万能なロッドです。グリップにカエルの絵が描いてあるやつ。ブラックレーベルSGは値段も手頃なんですよ。ベイトロッド部門は使いやすいところに人気が集中する。どのモデルもそうですよ。ソツのない番手が上位に入ってますね」

長谷川「万能系ロングロッドは、村上晴彦さんのハートランドAGS疾風七四（11位）、ハートランド722MHRB-19（18位）くらいかな？」

千藤「琵琶湖では7ft超も珍しくないけど、全国的には6フィート10inで止まる。グリップ長が変われば、ブランクの有効長も変わるわけです。それだけに、実際どれだけのユーザーが７ftと6ft10inの違いをしっかり把握できているかといえば微妙なところです。毎年のことながら、ロッド部門のランキングは固定観念の塊ですね」

LM：ただ、一般のアングラーにとっては、たくさんのモデルを使い比べ、ロッドをじっくり選ぶというのはあまり現実的じゃない。予算も限られているし。実際は自分の好み（思い込み）で指名買いするしかないのが現実ですよね。

千藤「まさにその通りで、「実際に試して気に入ったから買う」という環境がないんですね。そこがロッド選びの難しさ。シマノだったら堅実なところで、まずはゾディアスとかエクスプライドあたりから選ぶことになる。ゾディアスは4位の1610M、7位の166M。エクスプライドは8位の1610M、15位の168MHがランクインしてるのがその現れですね」

大場「そんななか、グラディエーターマキシマム ザ・マックスは去年17位から2位にジャンプアップしました。これはソリッドティップを搭載した7ftのベイトロッド。これで軽めの撃ちモノとかやってみたいですね。

長谷川「9位のスティーズ・キングバイパーも人気ですね。そしてノリーズで票を集めたのは、10位のロードランナーヴォイスLTT。6100Hは昔からの王道ですが、この番手がランクインしたのは意外でした。というのも、うちのショップでは、ハードベイトスペシャルHB640MLの人気が半端ない。昨年の夏から何人も予約をもらっている状態です」

千藤「マニアックスはコアなお客さんが多いから（笑）」

長谷川「21位のワイルドサイドは初期のモデルが入ってます」

千藤「WSC610MHは何でもできる系の番手ですね」

長谷川「22位のメガバス・デストロイヤーも健闘してる」

千藤「F4-66Ｘサイクロンですか。どのメーカーも定番のバーサタイル系が売れ筋ですね。特殊なロッドはあまり見当たらない。スーパービッグベイト用みたいなのは入ってませんね」

大場「ショップにはビッグベイト用の問い合わせあります？」

長谷川「ユーザーの注目度はかなり高いです。うちでは、より趣味性の高いブランドが人気だったりします。トランスセンデンスやツララ、フィッシュマンだったり、スタジオコンポジットだったり。ビッグベイト好きのアングラーはそのあたりから選んでるかな!?」

当部門11～30位までのランキング

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