暑い季節を中心に釣れ盛るシロギス。簡単でたくさん釣れる魚の代表格ですが、いっぱい釣れても大丈夫。そんなときは捌いた身を冷凍にしておいて長期間食材として使える天ぷらがおすすめです。今回は砂浜の女王シロギスを口の中でフワッと崩れる「天ぷら」レシピでご紹介!
シロギスについて

ほぼ周年で釣れる底生魚で、産卵行動となる夏場を中心に水深の浅い砂浜などに群れています。ごく簡単な道具で釣れるので釣りの初心者にも手軽に狙うことができます。日本各地で水揚げされ、海外からの冷凍魚も多く輸入されていますが、鮮魚で流通する魚体でも刺身で食べられる程のものはまず店頭では手に入りません。生食で味わえるのは、釣り人の特権といえます。また、釣れたてのキスは臭みもまったくなくプリプリとした身は火を通すことでフワッフワに。天ぷら種としても最高です。
シロギスの天ぷら
やっぱりシロギスといえば天ぷら! 口のなかでフワフワ、ホロホロと崩れる甘みたっぷりの天ぷらは、キスを美味しくいただく王道料理です。キスのふわふわ天ぷらレシピをご紹介。
材料(1人前)
- シロギス:3尾
- 天ぷら粉:適量
- 片栗粉:適量
- 小麦粉:適量
- 塩:適量
- すだち:1/2個
- マイタケ:50g(あれば)
作り方
【手順1】
衣を用意する
市販のてんぷら粉2に対し、片栗粉1をブレンドし衣を作る。片栗粉を混ぜることで軽い仕上がりに。
【手順2】
身に小麦粉を振る
松葉おろし(尾を残す)にしたシロギスの身に薄く小麦粉をまぶす。これで揚げたときの衣との分離を抑えられる。
【手順3】
180度の油で揚げる
身に衣を付けたら、熱した油の中へ。油の温度が下がりすぎないよう中火で揚げる。
【手順4】
添え物を揚げる
用意できれば添え物のマイタケも揚げていく。キノコ類は水分が多いため、水洗いはせずに汚れを落とした状態で揚げる。
【手順5】
塩とすだちを添えて盛りつけ
揚げたては塩のみでシンプルに。すだちを垂らしてサッパリいただくのがとても美味しい。

【ワンポイント】一気に揚げないのが美味しく仕上げるコツ!
揚げるときの基本は油の面積1/3まで。一気に揚げると温度が急激に下がるため、火の通りにムラができ、仕上がりが悪くなってしまいます。

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