2020年に最も人気だったバス釣り用スピニングロッドはこれだ！ 読者投票ランキング発表【ルアーマガジンT.O.Y.】

T.O.Y.スピニングロッド部門をよりぬき3名が講評！

アドレナ、ゾディアス…シマノの名竿がズラリ

LM：シマノとジャッカルがタッグを組んだ、ミドルスペックの売れ筋ポイズンアドレナ266Lが3連覇を達成しました。

長谷川「18年にモデルチェンジして、グリップがフルカーボンモノコックになったんだよね。フルカーボンの中空構造採用でわずかな振動も手元にちゃんと伝わる。感度が向上したというのがメーカーのウリ。個人的には、見た目もさらによくなったのも魅力かな…と」

大場「僕は、7位のポイズンアドレナ264ULを愛用しています。これは優等生タイプのロッドですね。軽くて感度もいいし、使っていて気持ちいいですよ」

LM：レイドジャパンのグラディエーターは、スピニングでも大人気ですね。アンチとマキシマムを合わせると、トップ20までに5アイテムが入ってます。ソリッドは2位フィクサー、4位マックスフィクサー、14位ストライド、16位ソリッドマックスUL。対してチューブラーは、6位ディフェンダーのみでした。

千藤「シマノもDAIWAもそつのないモデルがランキングに多いよね。ベイトロッドに比べたら、スピニングロッドを何本も買う人はそう多くないと思うよ。だからベイト以上にスピニングはそつがないセレクトになって、クセのあるモデルはほぼ上位には入ってこない。抑えで使う人は6ft台前半のUL。万能を求める人は6ft6in前後のL、もしくはMLを選ぶ。オッと目を引くのは、10位のバンタム274Mくらいじゃない？」

LM：これだけ異質ですね。

千藤「異質なんだけど、奥田学さん＋琵琶湖人気で注目度は高い。カタログを見ても、274Mの説明書きは熱感が違うんだ。奥田さんの思いが伝わってくる。本人も「これしかない」と言い続けているよね。11位の冴掛もそうでしょ。いったい何年ランキングに入り続けるんだと（笑）。一生残るんじゃないかと思わせる何かがある。村上晴彦さんの魂が入ってる感じがするじゃん？で、そんななか、俺的には29位のサイドワインダー・ブームスラングにグッときてる。これはサイドワインダー初のスピニングロッドです」

長谷川「これはちょっと硬めなんだよね。キンクーなどのビッグストレートワームをネコリグで組んで、水深10mの魚礁に入れるみたいな。そんな使い方をするロッドだったよね」

千藤「2003年の発売だから、今となってはそりゃ古い感じはします。ガイドはデカいし、自重もある。感度だって、あくまで当時の最先端ですよ。ただ、まだまだ愛用している人がいるんだなと。これはグッときますね」

長谷川「現状ロクマルに対応するスピニングが少ないというのもあるかも!? そして28位のファンタジスタ・ディーズは、初期シリーズからあるモデル。青木大介さんの釣果を支えるLパワーで、硬めのセッティングが特徴。腕力がある人におすすめですね」

LM：同率16位にワイルドサイドWSS-ST65Lが入りました。

長谷川「価格が手頃で性能とのバランスもいいから、よく売れてますよね」

LM：この春にはスタンドアウトがリリースされるなど、レジットの新たな動きにも注目です!!

当部門11～30位までのランキング

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