2020年に最も人気だったバス釣り用ベイトリールはこれだ! 読者投票ランキング発表【ルアーマガジンT.O.Y.】



T.O.Y.スピニングロッド部門をよりぬき3名が講評!

左から「ルアマガプライム」大場、アニキことセンドウアキラさん、ルアーショップ「マニアックス」副店長長谷川勇さんの3名でお送りします。

新生20メタニウムは巻き心地と堅牢性を正常進化

LM:ベイトリール部門は、去年発売された20メタニウムが1位。

千藤「ベイトリールのランキングは、実際の売れ行きと連動してる感じがするよね。スピニングリールはやや人気的側面もあるけど」

長谷川「ベイトリールは、値段的に4万円前後が特に人気集中しますね」

千藤「フラッグシップモデルのアンタレス(7位)にしても、頑張れば買える額なんですよね」

長谷川「20メタニウムは納得の首位。コアソリッドボディと呼ばれる切削ボディを採用し、大物相手のファイトでもボディが歪まない。バンタムMGL(8位)と同じ製法です。ウチの店でも特に人気があるのは左巻き+ハイギア。近年の主流は7.1以上。特別な意図がない限り、ローギアはちょっとかったるい。巻いても巻いてもルアーが返ってこないんだもん(笑)」

LM:近年はビッグベイトを投げる人が増えたので、糸巻き量にも注目したいところです。

長谷川「メタニウムは16lb80mで、バンタムMGLは100m。アンタレスDC MD(4位)は20lbを100m巻けます。ビッグベイターにとっては(シマノのロープロファイル型では)アンタレスDC MDが唯一の選択肢ですね。DAIWAであれば、ジリオンTWHDなどがあります」

千藤「スティーズSV TWが2位。文句なしの高性能ぶりですが、今から買うならスティーズCT SV TW(11位)がおすすめ。ビッグベイト以外のほぼすべての釣りに対応する。もうCTでそろえればいいんです(笑)。予算を抑えるなら、アルファスCT SV(22位)でもいい。スティーズCTがクラウンなら、アルファスCTはカローラ。DAIWAはそのあたりが露骨…もとい、わかりやすいんだ(笑)。対してシマノだと、バンタムMGLと20メタニウムの違いって説明しにくい。もちろん軽さが違う、ベアリングが違うとか、差異はあるんだけど、正直わかりにくい。クラウンとカローラならすぐに選べるけど、マークIIとクレスタじゃ迷っちゃうでしょ。「えっ、どっちがいいんだろう…」ってなるじゃない!?」

長谷川「クレスタって久しぶりに聞いたな(笑)」

大場「確かにスティーズCT SV TWは使いやすいですね。実は僕も愛用してます」

千藤「すごくいいでしょ?」

大場「ビッグベイト以外何でもできるというのはまさにその通り。スモラバも投げられちゃう」

千藤「しかも、最近のDAIWAはかなりタフなんですよ」

大場「剛性といえば、カルカッタコンクエストDC(14位)に100が追加されました」

長谷川「100も200も、ボディは同じくらい。パッと見ではどちらかわからないほど。100は軽量ルアーに対応。昔の50に近い印象ですね」

LM:ZPIのアルカンセ(30位)はいかがです?

長谷川「実はこれがなかなかいい。遠投を多用する釣りでもストレスなく投げられます。来期は、ベイトフィネスモデルが出るなんてウワサもありますよ」

LM:ビギナーにおすすめは?

長谷川「シマノならSLX MGL(21位)でしょう」

千藤「DAIWAで推すならアルファスCT SV。予算があるならスティーズCT SV TWだけどね。普段の釣りなら、アルファスCT SVでスーパー十分です」

長谷川「23位に13メタニウムが入っているのには驚いた。確かに名機だけどさ(笑)」

千藤「T.O.Y.スピニングリール部門に98ステラがいつまでも残り続けた時代もありましたね(笑)」



当部門11~30位までのランキング

順位メーカーアイテム
11位DAIWAスティーズ CT SV TW
12位DAIWA20タトゥーラSV TW
13位シマノアルデバランBFS XG
14位シマノカルカッタコンクエストDC
15位シマノ16アンタレスDC
16位DAIWAアルファスエアTW
17位シマノSLX DC
18位シマノスコーピオンDC
19位シマノスコーピオンMGL
20位シマノカルカッタコンクエスト
21位シマノSLX MGL
22位DAIWAアルファスCT SV
23位シマノ13メタニウム
24位DAIWASS AIR
25位シマノアルデバランMGL
26位シマノスコーピオン70
27位アブ・ガルシアレボ LTX-BF8
28位アブ・ガルシアレボ ブラック9
29位アブ・ガルシアロキサーニ
30位オフィスZPIアルカンセ

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