2020年に1番人気だったバス釣り新作ルアーはこれだ！ 読者投票ランキング発表【ルアーマガジンT.O.Y.】

T.O.Y.ルーキー部門をよりぬき3名が講評！

手堅い釣果をもたらす注目トレーラーが戴冠

LM：ルーキー部門のトップはエグチャンクに決まり。

長谷川「カラーがマスタージグにマッチするんですよね。セットで使えばより効果的みたいな。ただ、これはあくまでトレーラーとしての使うのが基本でしょ。本当によくできたルアーだけど、人気投票で1位になるタイプかな…とは正直思いますね。どうだろう？」

LM：確かに。これは単体で使用するルアーではない…かな!?

大場「実はSNSでの釣果報告が多かったんですよ。編集部にも愛用者がいる。試してみたら”実際に釣れた”というのは、やはりインパクトがある。事実テキサスリグやフリーリグでもバッチリです」

千藤「人気メーカーの新商品が上位に固まった印象かな。下半期に発売されたルアーのほうがインパクトが強い。年初に発売されたルアーは、どうしてもランキングに入りにくい傾向がある。まあ、これは毎年のことではあるけど」

LM：レイドジャパンのほか、ジャッカルも人気があります。

大場「3位のナギサ65SPは琵琶湖でも人気がある。巻き速度を変えてもi字アクションがブレない。そんな安定感が特徴です」

LM：関西のショップでは品切れも多かったみたいですね。

大場「4位のブラストボーンSFは、ドッグウォーク系のビッグベイト。かなりレーシング仕様というか、僕的にはアクションを破綻させずに動かし続けるのがちょっと難しかった…です」

千藤「あっ、それはロッドが硬かったのかも。確かにビッグベイトはガチガチのロッドで投げるイメージがあるけど、実はワンランク柔らかいロッドを使ったほうが、ルアーがしっかり水を捉えてヌメッと泳いでくれることも多い。新しいルアーを買ったときは、ロッドの硬さやラインの太さを変え、いろいろ試してみましょう」

大場「16位のピクロ68Fは、店頭に並んでいるのを見たことがないほどの人気ぶりです」

長谷川「もっと上位でもいいよね。ウチでも入荷した瞬間に売れちゃうくらいの人気です。水深3m前後を探れるブリッツDR（21位）も好調。ほかにも19位のレゼルブビッグはおもしろいルアーですね。ポリカーボネート素材のウイングを採用していて、バスはもちろん、たとえばタイに海外遠征して怪魚を狙うとか、そういった需要もあるルアーですね」

大場「同じディスタイルでは、29位のヴィローラ4inにも注目したいところ。今年の琵琶湖艇王で、西平守良さんがワカサギパターンで10kg超え（！）を記録したのがこのルアーです。近年は関東のルアーメーカーが琵琶湖でも力を発揮していますね」

長谷川「それだけワカサギが増えているんでしょう。今後もワカサギが増えるようだと、琵琶湖のディープの釣りが変わってくる可能性があるかもしれません。22位のバンタムワールドミノー115SPフラッシュブーストは、ボディ内部に反射板を装備。手で持っただけで振動して光を反射するほど。かなりの集魚効果が期待できます」

大場「個人的には、28位のコスモがお気に入り。スタンダードなフォルムと操作性が魅力かな。しかも、ガードのセッティングが絶妙。霞水系でも本当に使いやすいですよ。スモラバがショップの棚から消えるのってあまり見たことがありませんが、コスモはごそっとなくなります（笑）」

LM：お話は尽きないのですが、対談はここまで。今年はどんなタックルが活躍するのか？ 目が離せません！

当部門4位～30位までのランキング

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