2020年に最も人気だったブラックバス用ハードルアーはこれだ！ 読者投票ランキング発表【ルアーマガジンT.O.Y.】

T.O.Y.ハードルアー部門をよりぬき3名が講評！

レイドジャパンの傑作、レベルバイブが殿堂入り

LM：ハードルアー部門の1位はレイドジャパンのレベルバイブに決まり。通算5回目の首位で、ついに殿堂入りを果たしました。

長谷川「2位はレベルバイブブースト。うちのショップでは、5gと7gが人気です。レイドジャパンのルアーは、基本的にため池がベース。それだけに、岡山や京都、奈良、淡路島、四国などため池がある地域から注文が多い。ブーストは軽量なのに遠投しやすく、ボトムも引きやすいよね」

大場「『ちゃんと釣らせてくれるルアー』という感じがします。」

千藤「樹脂のソリッドボディだから、JBNBCの試合でも使えるんです。チャプターでも、ブーストを愛用している選手はことのほか多い。野池系はもちろん、トーナメンターたちがまとめ買いするなんて需要もある」

長谷川「それにしても、皆さん本当にYouTubeを見てますね。人気配信者が新製品や新色の動画を上げると、その20分後には店の電話が鳴るんだから。さすがにまだ入荷してないよ（笑）」

千藤「やはり速報性がある。ただ問題もあって、トーナメントプロの実釣解説、メディアプロのプロモーション、エンターテインメント企画、そして一般アングラーの自己主張がすべて同じ土俵で発信されているでしょ。見てるほうとしては、誰の言ってることが本当なのか、どの商品を選んでいいのかわからない。映像の送り手が節度を持たないと、ぐちゃぐちゃになっちゃうよね（笑）」

LM：ランキングの顔ぶれをみると、昨年とあまり代わり映えがない。昔の名前も多いですね。

長谷川「27位のピーナッツII、29位のT.D.バイブレーション74Sあたりは昔からの名作ですね」

千藤「廃版にならない限り、一生残る系のルアーですよ」

長谷川「15位のi×iシャッドタイプRは、2年前に発売されたルアーでしょ。新たなルアーを試すというより、ちょっと前に買ったルアーが使いこなせるようになってきた、だんだん釣果が出せるようになってきたという感じかな。対して7位のタイニークラッシュなんかは、人気すぎてなかなか買えないでしょ。正直持ってる人のほうが少ないと思うけど」

千藤「あこがれ票もあるかもね」

大場「霞水系では使ってる人をよく見ます。タイニークラッシュとかブラストボーンSFとかデカいルアーをぶら下げてますよ。個人的には23位のギルロイドベビーが活躍してくれました。ランキングを見ると、今回は羽根モノブームが落ち着いた印象です」

千藤「釣りはブームじゃないんだけど、ルアーランキングには確実にブームがあるよね」

LM：前回のルーキー部門を征したビーブルは、今回堂々4位にランクインしました。

長谷川「スピナベサイトは注目されてる。なかでも、川村光大郎さんがよく使用するスモーキンシャッドが売れてます。あれだけデカいのを釣っている映像を見せられたら、そりゃみんな同じルアー同じカラーでやりたくなるよね（笑）」

千藤「3位TN60、5位ソウルシャッド58SPは安定ですね」

長谷川「巻き心地が軽く、高速巻きでも安定して泳ぐ。霞水系でも亀山湖でも実績がある。関東のレンジに合っているんでしょう」

千藤「ベビーシャッドの後継的ルアー、みたいなところがあるじゃない。定番ルアーの安心感ですね」

長谷川「値段も手頃だし、どこでも買える。根がかりのあるルアーがいちいち入手困難なのってイヤじゃないですか（笑）。いつでも買えるというのは重要です。スピニングはハイカットF（21位）、ベイトはソウルシャッド58SPみたいな使い分けかな」

当部門11～30位までのランキング

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