2020年に最も人気だったバス釣り用スピニングリールはこれだ! 読者投票ランキング発表【ルアーマガジンT.O.Y.】



T.O.Y.スピニングリール部門をよりぬき3名が講評!

左から「ルアマガプライム」大場、アニキことセンドウアキラさん、ルアーショップ「マニアックス」副店長長谷川勇さんの3名でお送りします。

シマノの最高級モデルがワンツーフィニッシュ

LM:前回2位に甘んじた19ヴァンキッシュが、今年ついに首位を奪取しました。シマノの特徴である滑らかな巻き心地はそのままに、何といっても、圧倒的ともいえるその軽さが武器。バスで特に使用頻度の高いC2500Sクラスは、なんと155gという軽さを誇ります。

千藤「1位19ヴァンキッシュと2位ステラは、多くのアングラーのあこがれみたいなところがある。実際に持っている、実際に使って信頼しているというのもあるけど、いつかは欲しいという存在でもあるよね」

全員:確かに(笑)。

千藤「3位のストラディックなんかは本当に使い込まれるようなリールだよね」

長谷川「19ヴァンキッシュはすごく軽いんだけど、所有する喜びとしてはステラのほうが上回ってますね。ほかには、4位の20ルビアスも今年モデルチェンジして、さっそく人気。こちらは手頃な値段で求めやすいですね」

LM:アブ・ガルシアのレボMGエクストリームにも注目したいところです。前回はランキング圏外でしたが、今回はトップ10に食い込みました。作り込みは間違いなくハイエンドクラスです。

千藤「MGエクストリームは3台持ってますね。軽いっちゃ軽いですよ(2500クラスは170g)。カタログ数値ではなく、ロッドにセットしたときのバランスがいいイメージかな」

LM:千藤さんは普段は何を使ってます?

千藤「俺はイグジスト(14位)しか使わないですね。いろいろなリールに触るし、いろんなリールを持ってますけど。自分の釣りをするときはイグジストのみ。イグジストは軽さもスゴいんだけど、LTになって相当タフになった。しかもライントラブルが少ない。タフネスを追求するならセルテート(15位)という選択肢もあるけど、ちょっと重いんだ。総合力では、やはりイグジストになりますね。それにしてもランキングを見る限り、スピニングは言わば後回し感がありますね。メインで使用するのはベイトタックルで、スピニングタックルはあくまで携えておくもの…みたいになっている。もっと積極的に使えば、ちゃんと武器になるんだけどね…」

長谷川「スピニングリールは、予算が許す限り、上位モデルを選びたい。上位モデルほど、使用中のトラブルが少なくなるんです。スプールからラインがボサッと出るのを防いでくれたりね。ドラグ性能も同じ。上位モデルほどドラグが滑らかで正確です。どんなリールを使うにせよ、ドラグは事前に合わせておくこと。普段はフルロックで、魚に突っ込まれてからドラグを出そうとする人も多いんですが、それではもう遅いんですね。適当にノブを回して『こんなもんかな』じゃダメですよ(笑)」

LM:ビギナーにおすすめは?

千藤「やはり20ルビアスかな」

長谷川「めちゃいいですよね。ショップでもよく売れます」

大場「僕は19ヴァンキッシュを愛用してますが、20ルビアスはそのヴァンキッシュに匹敵するほどの軽さにまで進化した。ちなみに僕は15ルビアス(18位)も使ってます。今でも何の不満もないモデルです」

LM:使用頻度の高い番手は?

千藤「通常使用なら2500を選べば間違いないでしょう」

長谷川「2000が活躍するのは、たとえば河口湖のディープ狙いとか。ちょっと状況を選びますね」

千藤「あとは桧原湖でスモールを釣るときにもいいかな」



当部門11位~30位までのランキング

順位得点メーカーアイテム
11位98ptアブ・ガルシアロキサーニ
12位96ptシマノヴァンフォード
13位93ptDAIWAセオリー
14位88ptDAIWAイグジスト
15位75ptDAIWAセルテート
16位74ptDAIWAフリームス
17位73ptDAIWAレブロス
18位71ptDAIWA15ルビアス
19位59ptDAIWAバリスティックFW
20位58ptDAIWAレガリス
21位50ptアブ・ガルシアRevo ALX シータ
22位37ptシマノ16ヴァンキッシュ
23位35ptアブ・ガルシアカーディナル2STX
24位34ptDAIWAスティーズ
25位30ptシマノアルテグラ
26位27ptDAIWAイージス
27位25ptアブ・ガルシアRevo ロケット
28位23ptシマノナスキー
29位21ptシマノサハラ
30位20ptDAIWAイグニス タイプR

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