ルアーマガジン読者が人気ナンバーワンタックルを決める、年に1度の恒例企画タックル・オブ・ザ・イヤーこと「T.O.Y.」。混沌を極めた2020年の世相とバスフィッシングシーンのさなか、最も多くのアングラーから支持を集めたタックルとはいったい…? その答えが明らかになる! ライン部門の獲得者は前年に引き続き、もはや誰もが1度は手に取るであろうあのハイコスパモデルだ。
ライン部門【2020年T.O.Y.】
釣り人とバスを固く結びつける唯一の絆、それがラインだ。よもやどれも同じとあなどるなかれ、こだわればこだわるほどトラブルは減り、釣果が近づく。次の1尾へとより近づくために、ぜひ参考にしてほしい。
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2020年T.O.Y.総集編はこちら
【1位】シーガーフロロマイスター(シーガー)
【119pt】前年1位
【スペック】
●太さ:3~20lb
●長さ:240、320m
●カラー:クリア
●価格:オープン
強度と安心を容量でカバーするハイコスパのボビン巻きフロロ
釣りの要にはなると知りつつも、できれば節約したいのがライン。特に使用頻度が高いフロロカーボンラインでは、ハイクオリティ&ロープライスを地で行くボビン巻きラインへのユーザーの支持は高く、フロロマイスターが2年連続でライン部門とアイテム総合でトップに。
【2位】モンスターブレイブZ(DAIWA)
【106pt】前年4位
【スペック】
●太さ:12~20lb
●長さ:160、400m
●カラー:ナチュラル
●価格:3,135~6,820円(税込み)
ストラクチャーに隠れたモンスターと勝負するための高強度
硬さとしなやかさのバランスをギリギリまで磨き上げた、対ストラクチャー性能に優れたフロロカーボンライン。ラインナップは12lbからと、名前通りにモンスタークラスのバスがターゲット。急な突進による伸びた状態からの粘りなど、でかバスのパワーに負けない強さと感度を誇る。
【3位】シューターFCスナイパー(サンライン)
【97pt】前年2位
【スペック】
●太さ:1~30lb
●長さ:60、100、300m
●カラー:ナチュラルクリア
●価格:オープン
国境、フィールド、ルアー、リグ、ボーダレスな使い心地を追求
フロロカーボンラインに求められる要素はもちろん、各lb数に必要な特性を出し切るべく専用設計にするなど、こだわりは群を抜く。求めたのは場所やルアー、リグを問わず安心して使える総合力。著名アングラーの経験をフィードバックさせた自信の逸品だ。
T.O.Y.ライン部門をよりぬき3名が講評!
シーガーの釣れ筋フロロ・他を寄せ付けない強さ
LM:ライン部門1位はフロロマイスターに決定。昨年から続いての安定した得票で、アイテム総合部門の首位にも輝きました。
長谷川「80mごとにシールが付いているから、残量が一目瞭然。お買い得なラインです」
千藤「4位のエクスレッドはオリジナル版ですね。個人的にはタイプNSが好みかな。5位のオルトロスFCはしなやかさがウリ」
長谷川「最近は、PEラインを使用するバスアングラーが増えました。7位のピットブルは8本組ですね。実は12本組でもそこまで値段は変わらないんだけど」
千藤「買いやすさでしょう。8本組はどこでも買えるけど、12本組はそこそこ専門的な店じゃないと置いてないから」
長谷川「1.2号はリーダー、1.5号は直結が多いかな」
LM:2位のモンスターブレイブZは、昨年4位、一昨年7位と年々順位を上げています。
当部門4位~10位までのランキング
順位 | 得点 | メーカー | アイテム |
4位 | 85pt | 東レモノフィラメント・パウオ | エクスレッド |
5位 | 84pt | YGK | オルトロスFC |
6位 | 74pt | アブロード | GT-Rウルトラ |
7位 | 69pt | シマノ | ピットブル8+ |
8位 | 58pt | サンライン | FCスナイパーBMS AZAYAKA |
9位 | 46pt | バークレイ | バニッシュレボリューション |
10位 | 41pt | ジャッカル | レッドスプール |