ライトショアジギングなどで多用されるメタルジグは、基本的に金属のみで構成された、もっともシンプルなルアーといえます。ですがその機能はシンプルさとはうらはらに、どのルアーよりも遠くを、そして深くを探れる、汎用性に優れるルアーなんです。そんなメタルジグをもっともっと使いこなすためにも、設計上の特徴や材質の違いも知っておくのはいかがですか?


ライトショアジギング用メタルジグの性質を決める『3要素』とは!?

ライトショアジギで使うメタルジグといえば、その重さに注目されがちです。

スタイルを問わなければ、下は1g未満から上は60gオーバーと、重量の幅広さは非常に特徴的です。

ですが、メタルジグのルアーとしての性質を決める、もっと重要な特徴が3つあるんです。

ひとつは、ひと目見てわかる形状

ふたつめは、アクションやフォールを決定づける重心

そして使用感など様々な場面に影響を与える素材です。

これらを考慮してメタルジグを選べば、より状況にアジャストすることが可能であり、さらなる釣果も夢じゃないかもしれません!

それぞれに関して、詳しく説明していきましょう。

ショアジギのメタルジグは大きく分けると5パターンの『形状』がある。

ビジュアルでわかるのはもちろん、製品名にもそのまま採用されていることの多い特徴がメタルジグの形状です。

メーカーによるオリジナリティあふれる形状も多いですが、大別すると5種類に分けて考えることができます。

スタンダードタイプ

画像: ジグパラショート(メジャークラフト)

ジグパラショート(メジャークラフト)

オーソドックスな形状。ただ巻き、ジャカジャカ巻き、ロングジャークからのフォール等々、すべてのアクションで不足なく使用することが可能なタイプです。

苦手なシチュエーションも少ないので、釣り場についてまず投げるジグとして、あるいは初心者にすすめるジグとしてオススメです。

ショートタイプ

画像: ドラッグメタルキャスト(デュオ)

ドラッグメタルキャスト(デュオ)

寸詰まりな形状。わずかな水流でもよく泳ぐタイプです。ただしその泳ぎの良さが仇となり、フックがラインを拾ういわゆるエビ状態になりやすいため、ただ巻きでの使用がオススメです。

ベイトのシルエットが小さいときや、よりスローなただ巻きで泳がせて誘いたいときが出しどころです。

ロングタイプ

画像: ビッグバッカー スライドスティック(ジャッカル)

ビッグバッカー スライドスティック(ジャッカル)

細長くスリムな形状。ジャークした際の抵抗が小さいため、ダート幅が広いのが特徴です。また、水深があるところでも機敏に動かしやすいです。

激しいダートで逃げ惑うベイトフィッシュを演出したいときには活躍してくれるでしょう!

スロータイプ

画像: コルトスナイパー ワンダーフォール(シマノ)

コルトスナイパー ワンダーフォール(シマノ)

フラットな面を持つ、木の葉のような形のメタルジグがこのタイプ。ヒラヒラと沈むフォールアクションに特徴があり、その名の通り沈む速度そのものは比較的遅いです。

泳がせると言うよりも、時間を掛けたフォールで喰わせのタイミングを長く取りたい時、特にロックフィッシュを狙う時に最適な形状です。

ヒラメ用タイプ

画像: ヒラメタルZ(DAIWA)

ヒラメタルZ(DAIWA)

ボトムから喰い上げてくるヒラメの食性を想定したジグで、ボディの中央部にフックが設けられていることが特徴です。サーフエリアを探るための遠投性、リトリーブ主体でのアクションにこだわって設計されています。

その名前の通り、ヒラメやコチなどのフラットフィッシュ狙いで鉄板の選択肢です。

『重心』はメタルジグの心臓部!

ジグには重心と呼ばれる、ウェイトの重さが最も集中している箇所が存在しています。

その場所に応じて重心位置と呼ばれたりするのですが、実は、アクションや沈み方に大きな影響を与える要の部分であり、主に3つに分類されます。

フロント重心

画像: フロント重心

重心がラインアイ側に位置するフロントバランスタイプ。

アクション時に力が加わる点に重心位置があるため、フロント部分が動けばボディ全体が追従。つまりアクションレスポンスに優れます。

ただしその分ただ巻きでは動きが出にくいのと、飛行姿勢安定しにくいといデメリットを持ち合わせています。

センター重心

画像: センター重心

重心位置が真ん中付近にあるタイプで、多くのジグがセンターバランスに分類されます。

極端に何かに特化しているわけではなく、真ん中が重心となっている万能タイプで安定した水平フォールを披露します。

扱いやすいので、初心者にも最適です。

リア重心

画像: リア重心

後方部に重心のあるメタルジグは、非常に遠投性能に優れています。

また、フォールは後方から落ちていくため、フリーフォールであればラインの抵抗も少なく、ボトムへ到達する速度も速くなります。

ただし、ロッドワークに対するレスポンスは他のタイプに劣ります。

比重が異なる3タイプがメイン

メタルジグはその名の通り、金属がメイン素材です。複数種類の材質を合わせたいわゆる合金を除くと、3タイプに分けることができます。

タングステン素材のメタルジグ

画像: タングステン素材のメタルジグ

高比重素材であるため、他の素材を使用したジグと同様の重さでもよりコンパクトなデザインを採用することが可能な素材です。

小型ベイトに対応させたり、より遠投性能を高めたり、素早く沈めることが可能といった特徴があります。

なお、「TG」と名付けられたアイテムは基本、タングステンを使用しています。

欠点は加工性の悪さと高額な値段です。

鉛素材のメタルジグ

画像: 鉛素材のメタルジグ

タングステンほどでは無いものの比重が高い素材なため、汎用性に優れたジグを作ることができます。

加工しやすい上に価格も安価なため多くのメタルジグで採用されています。

ただし少し柔らかいため、岩や消波ブロックなどにぶつけた衝撃で凹んだり、削れたりしてしまいます。

亜鉛素材のメタルジグ

画像: 亜鉛素材のメタルジグ

比重の小さい金属素材です。

他のタイプの素材に比べてアクションレスポンスに優れます。また、沈みにくいということなので、よりじっくりと誘うことが可能であったり、浅いレンジを狙いやすいといったメリットが特徴です。

一方、ボディサイズは重さの割に大型になりがちなため、遠投性能に関しては鉛に一歩劣ります。

組み合わせは千差万別!

形状が5種類、重心が3種類、そして素材で3種類。

今回紹介しただけでも45通りの組み合わせがあるメタルジグですが、もちろん紹介しきれていない、より細かな分類も存在します。

さらにはカラーやウェイトといった要素を組み合わせると、シンプルなメタルジグにもかなりの奥深さを感じませんか?

色々と試して、自分だけのイチオシを見つけてくださいね!



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