AbemaTV 配信4日間でのべ72万人以上が見たバスフィッシング史に残る名勝負!!
5月23、24日にルアーマガジンモバイル&AbemaTVにてLIVE配信した「艇王2017 ROUND2」、奥田学さん、北大祐さんの琵琶湖BATTLEをご覧いただいたみなさま、ありがとうございました!!
艇王シリーズ初の琵琶湖開催は…

単日10キロ超のウェイトが出たり!!

LIVE中にロクマルが飛び出したり!!!!
艇王史上最高といっても過言ではないガチンコでした‼︎
レポート役で同船した私も徹頭徹尾興奮しっぱなし!!
残念ながら見逃してしまった方は、
AbemaTVの再放送・・・はまだ未定なのですが、
ルアーマガジンモバイルの更新(こちらは動画ではありません)をご覧いただくか、
弊社よりリリース予定の艇王シーズンバトルのDVDもお楽しみに!
北湖のモンスターを次々と陥落させた奥田の奥義“パワースピン”!!
さて、本題! お互いのホーム(奥田さんは北湖、北さんは南湖)中心での展開となり、南北対決の様相を呈した今回の艇王ですが、
初日、2日め通じて奥田さんが北湖のクオリティフィッシュを抜きまくったのが

取水塔などのマンメイドをランガンしての
パワースピンの釣り!!

強靭なスピニングロッド(バンタム274M)、PEライン(1.2号、リーダーはフロロ20ポンド)を使い、ファットイカの3.5グラム・ネイルリグをボトコン(フルボトムコンタクトの略。常に底を取りながら、ルアーにアクションを加えつつ引いてくるテクニック)し、上の取水塔のような安全地帯にいる天才バスたちに次々に口を使わせ、掛けたあとは無慈悲なパワーファイトで引きずり出す!!

「出てこいやッ!!!!」
と生放送中に何度も叫んでましたね(笑)。
さて、こんなパワーファイトなので、スピニングリールのドラグセッティングについては「当然フルロック」と思った方も多いかと思います。
取水塔の奥で掛けた北湖のモンスターに少しでも走られたらジ・エンドだ、と。
実はコレ、半分正解、半分大間違いです。
デカバスに走られても、ラインは出されるな!!
正解の部分は、走られてラインを出されてはいけない、というところ。
今回の2日間の中でも1回だけありましたが、北湖の天才バスたちは、たとえフックアップしたとしても、少しでも自由を与えようものなら、マンメイドにラインを絡め、たやすくルアーを外していきます。
それら魚とのファイトの際は一切主導権を渡してはいけない、のが奥田流。
では、大間違いなのは!?
実はパワースピンに使うスピニングリールのドラグは、ゴリ巻きしていても働く、けどラインは出ない、というスーパーシビアなセッティングに奥田さんはしています!!!!
・・・・・・ん?? って感じですよね。
私も最初に聞いたときはそうでした。
説明しますと、「ゴリ巻きしていても(ドラグが)働く」というのは、
ドラグは効いている(魚の力でラインが引き出されている)のですが、同時にハイギアのスピニングリール(奥田さんはヴァンキッシュ4000XGを愛用)で巻き続けるため、いわゆる“空回り”する、ラインは引き出されない状態!!

なんだ、ドラグをフルロックするのではなく、ちょっと緩めればいいのね、と思った方、・・・正解! なんですが、実はココが奥田さんの超絶技巧!!!!
奥田「こういうマンメイドでのパワースピンのファイトは、特にモンスターを想定している場合は、ドラグフルロックでゴリ巻きだと、身切れするのか、より強い力にやつらが抵抗するからか分らんけど、実はバレる。
だからオレは、魚に少しだけラインを出せるドラグにして、でもリーリングし続けている限り実際にラインは出されない、かなり絶妙なセッティングにしている」。
LIVE中にもさらっと解説しましたが、つまりは、釣りをしているフィールドのバスのことを知り尽くしていなければできない神業で、相手の大きさ・コンディション、釣っているストラクチャーの構造などを総合的に踏まえ調整しているのです。
もちろん、セッティングをミスすれば魚を獲れる確率は大きく下がります・・・。
奥田「このセッティングについてはデカい魚をいっぱい釣って自分で覚えていくしかない。ただパワースピンの釣りはマスターできれば間違いなく新たな扉が開くのでみなさんにもぜひ試してほしいね」。

最後に、気になる奥田さんのパワースピン用タックルはこちら!
ロッド:バンタム274M(シマノ)
リール:ヴァンキッシュ4000XG(シマノ)
ハンドルノブ:夢屋ハンドルノブEVAパワーラウンド型M(シマノ)
ライン:VARIVASスーパートラウト アドバンス マックスパワーPE Sスペック1.2号+VARIVASシーバスショックリーダーフロロカーボン20ポンド(ともにモーリス)
<関連記事>