トッププロもこぞってコレしかないという色がある。たとえばアベンタクローラーRSのブラックレイブン。ハネまでつや消し黒、マットブラックのユニークなカラーだ。魔的ともいえるアベンタRSの釣れっぷりだが、専属スタッフも入手できないという格別な色。じゃあ、シロウトでも塗ってしまえ!とトライしてみた。教えてくれたのは伊藤雄大さん。吊るしでの使用が多いバス釣りのルアーだが、これなら入門者でもカンタンに塗れる!?


画像2: 超レア色を自塗り! アベンタRSをマットブラック化!!

2019ルアーマガジン8月号『ハネモノ大図鑑』特集の三原直之JBトップ50プロの記事でも詳しく解説されていた。三原プロは100円ショップの缶スプレーで自塗りしているという記事が…。なぜブラックレイブン、マットブラックが良いのかも詳細に述べている。必見!

画像: 2019ルアーマガジン10月号の取材でもアベンタクローラーRSマットブラック仕様で50アップを仕留める!

2019ルアーマガジン10月号の取材でもアベンタクローラーRSマットブラック仕様で50アップを仕留める!

画像3: 超レア色を自塗り! アベンタRSをマットブラック化!! 画像4: 超レア色を自塗り! アベンタRSをマットブラック化!! 画像5: 超レア色を自塗り! アベンタRSをマットブラック化!!

伊藤雄大

オフィスZPIをメインスポンサーに活動中のプロアングラー。参戦初年度のハードルアーオンリートーナメントH-1グランプリでは二度の表彰台に乗る活躍。最終戦を残し、年間総合ランキング3位と早くも大暴れしている。エリアフィッシングでは「絶対王者」の異名を持ち、そこで培ったレンジコントロール技術であらゆる魚種を釣り歩く。

画像: H-1グランプリでもアベンタクローラーRSが活躍!

H-1グランプリでもアベンタクローラーRSが活躍!

まずは用意するモノと下準備

画像: まずは用意するモノと下準備

アベンタクローラーRSを塗るために、まずはスプリットリング&フックを外す。のちにオススメのスプリットリングとトレブルフックに換装します。ざっくりとした作業は、以下の通り。

●下地を吹く
●薄めに塗料を吹く
●乾いたのち、たっぷりと2度塗り

画像: 色塗りの前にフックはスプリットリングとともに取り外す

色塗りの前にフックはスプリットリングとともに取り外す

画像6: 超レア色を自塗り! アベンタRSをマットブラック化!!

ミッチャクロンマルチ(染めキュー)、タミヤカラースプレー・マットブラック(タミヤ)

伊藤さんにオススメしてもらった下地は、ミッチャクロンマルチという専用アイテム。「どんな素材にも どんな上塗りにも」という文字が頼もしい。塗料はもちろんマットブラック、つや消し黒。筆者は少年からオッサンまで信頼度ナンバーワンなタミヤスプレーをチョイスしてみた。アクリル樹脂系、ラッカー塗料だ。

ここで、伊藤さんから鉄のアドバイス

「塗料は安い方! シリコン入りはNG!」

最近は塗料のクオリティも上がって、仕上がりのよいシリコンが配合されているようなのだが、それがNGだという。なぜなら、シリコン入りは釣りでの使用だと割れたり、剥がれやすいとのこと。安いラッカー塗料は、食いつきがよく、ぶつけてもなんとか持ちこたえてくれるそうだ。
伊藤「塗料はホームセンターで買ってます。高級なのはシリコン配合だか堅牢な皮膜がパキッと割れる現象につながりやすい。実はシリコン入ってないほうがぶつける前提のルアーとしては使いやすい」。

その塗料の食いつきを向上してくれるのが、下塗りだ。



さあ塗料を吹いてみる

換気の問題もあるので、外で作業してみることに。段ボール箱で塗装スペースを作って、そこで完結させる目論みだ。箱の中にワイヤーハンガーを切ったものを渡して、そこに吊す算段だ。直接は吊せないので、ゼムクリップを半伸ばししてアイに装着。フロントとリアにつけて、持ち替えて全面塗っていく。クリップにも塗料が掛かるので、使い捨てのビニール手袋を付けて作業していった。風向きや土ボコリにも気をつけたいところ。また、湿度が高すぎるのも塗りには良くないらしい。

画像: 資材はAmazonで購入。その段ボール箱をそのまま塗装スペースにしてみた

資材はAmazonで購入。その段ボール箱をそのまま塗装スペースにしてみた

画像: ミッチャクロンは薄くまんべんなく塗るのが良いと伊藤さん。しかしスプレーはクリアなので適当に見当つけて完遂。

ミッチャクロンは薄くまんべんなく塗るのが良いと伊藤さん。しかしスプレーはクリアなので適当に見当つけて完遂。

画像: 塗料は割り箸にも同時に着色し、塗料の乾燥具合をチェック。子供の頃、プラモ製作時に本で見たような…うろ覚えテク。

塗料は割り箸にも同時に着色し、塗料の乾燥具合をチェック。子供の頃、プラモ製作時に本で見たような…うろ覚えテク。

画像: 1度目のブラックを吹いたあと。

1度目のブラックを吹いたあと。

こんな単純な塗りでも、やってみると面白い。均一に、全ての面を塗るためにゼムクリップを半伸ばしした「持ち手」をラインアイとリアのフックアイに装着したが、クリップにもやっぱり塗料がかかってしまった。仕上がりをくまなくチェックしてみると、ハネのサイド、1ミリくらいのところが塗り残されていた。一度目は薄めに塗るという教えを守り放置。真夏で5〜10分、冬で20〜30分ほど放置。

画像: 2度目の「たっぷり」塗りが終了。こってりと

2度目の「たっぷり」塗りが終了。こってりと

塗装は完成! 仕上げは…まあ及第点!?

画像: マットな光具合がグッド

マットな光具合がグッド

小さい頃もマットブラックでプラモデルを塗るとその質感に魅了されたものだが、やはりオッサンになってもグっときます…! なかなか上手く塗れた模様。でも懸案だったハネの厚み部分が上手く塗れてなかったり。補修のように部分的に3度目の塗りをしたのだけれど、ツメが甘かった。まあでも、おおむね良い感じ。ハネの部分は塗りの厚みが邪魔する分、開閉がもたつくけれど使っていく内にこなれそう

画像: 背面のどこかにシールタイプのマーカーを添付。これは自分でカットするティムコのもの(ルアーインディケーターフリーカット)。黒系のルアーは本当に見づらいので必須!

背面のどこかにシールタイプのマーカーを添付。これは自分でカットするティムコのもの(ルアーインディケーターフリーカット)。黒系のルアーは本当に見づらいので必須!

スプリットリング&フックチューン!

画像: スプリットリング&フックチューン!

伊藤さんはピアストレブル(リューギ)の3番を指名。TCコートされた刺さり抜群のトレブルフックだ。また、よりフックアップするよう、スプリットリングを2連にしている。三原プロの記事でも2連にしていたし、伊藤さんはナマズ釣りなどで日常的に2連チューンをしている。指定銘柄のスプリットリングが入手できなかったので同サイズのもので対応。

画像: 伊藤さんの指名スプリットリングは土肥富ODZのハイパープレスリング3番。これはマットブラック仕様。ピアストレブルも光らないフック。光らないことでバスに違和感を抱かせないとのこと。

伊藤さんの指名スプリットリングは土肥富ODZのハイパープレスリング3番。これはマットブラック仕様。ピアストレブルも光らないフック。光らないことでバスに違和感を抱かせないとのこと。

画像: これがフック周りの仕上がり。刺さりが圧倒的に上がるので、バーブレスに。やはりスプリットリングもつや消しブラック仕様ハイパープレスリングにするべきだった…。

これがフック周りの仕上がり。刺さりが圧倒的に上がるので、バーブレスに。やはりスプリットリングもつや消しブラック仕様ハイパープレスリングにするべきだった…。

伊藤さんはこのマットブラック仕様のアベンタRSを何個も作って、神仕様(仕上がり&釣果が神レベルの産物)をボックスの中でも特別室に入れて大事に使っている。H-1グランプリでも結果を出しているし、ルアーマガジンの取材でもサイトで51センチを釣り上げるなど、その威力は凄まじい。元来、冬でも釣れるアベンタRS、今からでもマットブラック仕様にして釣ってみてはいかがでしょうか!

画像8: 超レア色を自塗り! アベンタRSをマットブラック化!!

アベンタクローラーRSはウッドボディ。不意な事故でヒートン抜けを防止するため、伊藤さんは一度ヒートンを抜いてエポキシ樹脂系接着剤をたっぷりつけて刺し直すという。外側もたっぷりコーティングし、その後にカラーを塗るそうだ

伊藤さんの記事はこちら




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