解説して頂くのはアオリイカ釣りを「エギング」に昇華させた張本人!
【Profile】
杉原正浩(すぎはら・まさひろ)
現代エギングの『開祖』とも言える存在の、ユニチカプロスタッフ。それまでの『イカ=夜』のイメージを覆し、PEラインを使った2段シャクリ釣法によるデイゲームでの釣果を確立したエギングの父。
第1位! オレンジスギゴールドT2

エギエスツーβ(ユニチカ)
サイトはもちろんディープのレッドモンスターにも!!
杉原「春に限らず一年中のセレクトになりますが、オレンジとゴールド下地の組み合わせはサイトフィッシングでの視認性はもちろんアピール力も強く、特にニゴリ気味の水域ではパイロットカラーになりやすい。ボートでのディープエギングにも実績があり、沖縄のレッドモンスター狙いは3.5kgを筆頭にでかイカを多数捕獲しています。また、『ピンクスギゴールド』もアピールカラーという意味では出番が多く、状況や実績次第で先発にもなり得ます」
第2位! ピンクスギレッド

エギエスツーβ(ユニチカ)
強い活性が感じられないイカには若干アピール弱め
杉原「最初のオレンジスギゴールドT2で活性の高いイカが拾えればいいんですが、そこまでの活性が感じられない時には若干アピール弱めのピンクをチョイス。加えてレッド下地にしてフラッシング効果を弱めて、アピールの度合をイカの活性に合わせます。クリアウォーターでの視認性も高いので、サイトフィッシングでも使いやすいカラーです。先発でピンクスギゴールドを使った場合は『オレンジスギレッド』が次の一手になります」
第3位! オリーブスギゴールド

エギエスツーβ(ユニチカ)
アピール力は調整しつつもある程度は必要!
杉原「アピールカラーのオレンジ&ピンクでも反応がない場合にはナチュラル気味なカラーを選ぶんですが、着色された布自体に『パールネット』を採用していて、下地のゴールドと併せてフラッシングアピールも持ち合わせている。ナチュラルさの中にもいくらかのアピール力を残しておかないと、エギとしての存在感そのものが薄れてしまい、バイトそのものが遠のいてしまいます。そういう意味では弱過ぎるアピールはNGです」